<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=170559842213036&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">
編集部2017年12月25日

メバル・アジ釣り×温泉/長崎県長崎市・野母半島と軍艦島

アジ メバル 海の岸釣り 全国おすすめ釣り場 長崎 温泉

長崎市街からおよそ40分南に下ると野母崎。そこは東の天草灘と西の五島灘とを分つ細長く突き出た半島となっている。周辺には入り組んだ地形に漁港や波止、地磯や水道が点在し、さまざまな表情を持つ釣り場が集まっている。

デカメバルマニアの間で穴場とささやかれる茂木の沖波止

軍艦島を望むメバル&アジングで非日常へトリップ

小田部修久◎レポート

この記事は『つり人』2017年2月号に掲載したものを再編集しています。

 長崎市街からおよそ40分南に下ると野母崎。そこは東の天草灘と西の五島灘とを分つ細長く突き出た半島となっている。周辺には入り組んだ地形に漁港や波止、地磯や水道が点在し、さまざまな表情を持つ釣り場が集まっている。沖にも島々が浮かび、瀬渡し船を利用すれば釣行可能。中でもその威容がひときわ目を引く端島、通称軍艦島が五島灘に浮かぶ。実はこの島、世界遺産として注目される遥か以前から磯釣り愛好者にはなじみの島で、現在も瀬渡しでの釣りが可能である。さらに、世界遺産に登録されてからはクルーズ船も出ているので、旅を充実させるオプションとして選択も可能。

 天草灘に面した東側は冬期の季節風の風裏になり、メバルやアジの好釣り場が多い。長崎市内方面に少し戻ることになるが、茂木周辺はマニアの間でメバルのサイズがよいとささやかれている。特に、茂木港から瀬渡し船で渡る沖波止はスレていない良型が多い穴場だ。瀬渡し船を利用するといっても、釣り場まで近いので手軽で料金もリーズナブルである。

 オカッパリではメバルとアジがともに最高のシーズンを迎え、メバルは日中でも可能。沖波止に渡ればサイズアップが期待できる。アジは波止や漁港の外灯が点いてからがよく、割り箸サイズならコンスタントに釣れる。

 この周辺のアオリイカもまた、他のエリア同様に春と秋がベストシーズンだが、この界隈は周年エギングをやる人を見かける。特に今期はアオリイカが多く、まだまだ期待できる状況にある。

 野母三ツ瀬、軍艦島、高島、伊王島などでの磯のメジナ釣りは盛期の真只中で、クチブトとオナガの両方がねらえる絶好機。ロックフィッシュのハタ類は夏が本格シーズンだが、冬期は一発大型の夢がある。

 メジナなら40㎝前後で数は状況や釣り方次第。中には50㎝近くの良型もヒットするが、地形と浅めの水深の兼ね合いでバラシが多発する。

 沖の流れがあるところに藻場が広がるカケアガリがベストポイントだが、テトラ際や波止や岸壁の足もとにもいるので隈無く探りたい。沖の流れは小型バイブレーションやメタルジグなど飛距離が稼げる自重のルアーを選択し、総じて横方向の釣りとなる。一度着底させたのちに巻き上げてくるが、ときおり巻くのをやめるかスピードを緩めてルアーをフォールさせたり軌道を変えたりして食いを誘う。

 テトラ際や壁際はジグヘッド+ワームやメタルジグを使い、ジグヘッドでは上から下へと探りの手を広げ、メタルジグでは着底させたあとに上に誘い上げて必ずフォールを交えて誘っていくとよいだろう。

034-041onsen_guide_cs6 (29) 野母崎の樺島港はアジやアオリイカ、メバルの好釣り場

alega軍艦島
℡095・893・1133
034-041onsen_guide_cs6 (30) 034-041onsen_guide_cs6 (31)
 軍艦島が浮かぶ五島灘を一望するリゾートホテルの温泉は、まさにくつろぎの空間で、立ち寄り湯だけではモッタイナイ。

 温泉は、高濃度の二酸化炭素を含む炭酸水素塩泉が新たに湧き出した天然温泉。美肌効果に注目の成分であるメタケイ酸が豊富に含まれ、美人の湯として人気がある。景色も最高で、晴れた日には五島灘に沈む夕陽を眺めて湯に浸かるという贅沢な時間をすごせる

住所●長崎県長崎市野母町692-1
営業時間●10~21時(入館は20時30分まで)
料金●大人410円、小人200円(4歳以上)
034-041onsen_guide_cs6 (6)
交通●長崎道・新戸町ICを下りて県道237号を経てR499号を南下。市街から約40分で野母崎
問合先●ポイント長崎新地店(℡095・824・6041)



===

2017/12/25

おすすめ記事

記事検索

  • 検索フィールドが空なので、候補はありません。

月刊つり人 最新号

つり人 2020年5月号

列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。