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編集部2022年1月25日

大分県・佐伯市鶴見/磯のメジナ(グレ)釣り

メジナ 全国おすすめ釣り場 大分 グレ

全国おすすめ釣り場ガイド。大分県・佐伯市鶴見の「磯のメジナ(グレ)釣り」をご紹介します。

メジナ(グレ)のストックは東九州随一!北風やウネリに強い人気磯

解説◎形田 淳
この記事は月刊つり人2020年3月号の記事を再編集しています

全国おすすめ釣り場ガイド。大分県・佐伯市鶴見の「磯のメジナ(グレ)釣り」をご紹介します。

形田 淳
昭和47年生まれ。大分県大分市在住。好きな釣りは磯のグレ釣り、エギング、船と陸からのタチウオ釣り。ルアーパラダイス九州で主に東九州エリアを担当。釣りと温泉三昧の毎日を過ごす。最近お気に入りの温泉は極楽温泉

東九州随一のメジナ釣り場

tsuriba-2020-03-06 (5)40cmのメジナを釣った播磨さん。ちなみに、この日のメジナのレギュラーサイズは33cmクラスであった

 大分県には主に無垢島、蒲戸、鶴見、米水津(よのうづ)、深島といった磯釣り場があるが、その中でもメジナの数が最も多く、安定して釣れるといわれているのが鶴見の磯だ。鶴見の磯釣り場は鶴見大島、鶴見半島、湾内の3つに大別される。鶴見半島は真冬に吹き荒れる北西風に強いことに加えて、メジナの数が特に多い傾向がある。また、このエリアに限り、各渡船が日替わりで当番磯を持っている。

 鶴見大島は全方位で釣りが可能であるものの、主な釣り場は東側に偏っている。海岸線が起伏に富むことから場所によって本流釣りやワンドの釣りなど、シチュエーションがさまざまだ。潮通しのよい釣り場ではメジナの数が鶴見半島に劣ることがない。

tsuriba-2020-03-06 (1)佐伯市鶴見の南部の磯釣り場、鶴見半島。鶴見の各渡船が日替わりで当番磯を持つ。安定してメジナの数が出る釣り場が多い

 寒メジナシーズンの鶴見湾内は、サブ的な釣り場。釣り場のほとんどが北向きであることから、冬の間は風を正面から受ける。そのため、南からのウネリがひどい日に重宝する釣り場である。寒メジナシーズンは他のエリアに比べてメジナの数が少ないものの、大型の一発は他のエリアと比べても遜色がない。また、春からはクロダイ釣りで賑やかになる釣り場でもある。

 大分県の中でもメジナが特に多い鶴見エリアは、東九州随一のメジナ釣り場といっても過言ではないだろう。

tsuriba-2020-03-06 (2)鶴見大島のメイン釣り場となる東側の磯

寒の釣りへ移行

 お正月気分が一段落した1月5日、大分市在住の播磨聡さんは「第三正幸丸」で佐伯市鶴見の磯へ渡った。播磨さんは鶴見の磯釣行歴が約30年、鶴見の磯ことならなんでも知っているベテランの釣り人。船長の話では「数も型も場所ムラがじゃっかんあるものの、平年並に釣れている」らしい。気になるのは、西高東低の気圧配置。北西風が全国的に吹き荒れていることから、この日のメジナ釣りは強風によって苦戦を強いられそうであった。そんな中で播磨さんが選択した仕掛けは、5Bのガン玉を駆使した半遊動。

tsuriba-2020-03-06 (3)1月上旬、お正月明けの磯釣りを楽しむ。早朝はメジナの反応が悪かったものの、尻上がりに数も型も釣れるようになった

「メジナ釣りといえば仕掛けを軽くするのが定石だと思いますが今日のコンディションだと、仕掛けが強風に負けてしまって付けエサがメジナのタナまで届きそうもありませんね。まずは仕掛けを重たくして、確実に付けエサを入れ込みたい」とは播磨さん。

 夜が明けた午前7時に釣りをスタート。上げ潮が流れる時間帯であるがその勢いはなく、仕掛けは強風によって流れとは逆方向に押し返された。しばらく仕掛けを打ち返しながら、潮の動き出しを待つことに。午前8時を過ぎたころに底潮が動き始め、仕掛けが風に負けずにグングンと流れる。それと同時に播磨さんのウキが勢いよく吸い込まれ、30cmの元気なメジナが浮き上がった。播磨さんのタナ設定はサオ1本。12月であればタナのイメージは2ヒロだが、海水温低下が進んだせいか(この日は17℃)タナが深めになったようだ。

 南国九州のメジナも寒の釣りへ移行している感触を得た。播磨さんは、サオ1本のタナで30cmメジナの数を釣り、お昼前には40cmクラスを追加。お昼からはタナがさらに深くなり、播磨さんのタナ設定はサオ1本半であった。午前7時から午後2時半までに、播磨さんは約30尾ものメジナを釣り、2020年の初釣りを終えた。

 大分県鶴見の磯は平年並み(いい人で軽く2ケタで40cmオーバー混じり)に釣れており、海水温低下が進む2月もまだまだ期待ができそう。低水温期(16℃前後)の2月にはメジナのタナはサオ1本から2本。アタリがとても小さくなる傾向がある。また、45〜50cmのメジナをねらえるので、この時期を楽しみにしている釣り人が多い。メジナ釣りで大いに賑わう、大分県鶴見の磯へ足を延ばしてみませんか?

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イチオシギア

オーナーばり『ザ・ROCK』

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強度が際立つタフワイヤー素材を使用した、磯釣り用ハリ。青ものやマダイなどの一発にも安心して対応できる。2月の低水温期には、50cmクラスのメジナが混じることがある大分県鶴見でおすすめのハリ

 

エトウ釣具

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住所=大分県佐伯市池船町17-26

営業時間=24時間

問合先=☎0972・23・6007

 

 

tsuriba-2020-03-06 (6)使用した渡船「第三正幸丸」( 佐伯市鶴見地松浦)。問合先=☎0972・33・0896

 

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