編集部2017年3月20日

ブラックバスについて知っておきたい基本的な事柄 :第1回

Basser バス釣り

今回は私たちがターゲットにしているブラックバスについての基礎知識を4回に分けて解説する。バスの食性や行動パターンなどを改めて紹介するので、ハイシーズンに向け、釣りをするうえで役立ててほしい。第1回は日本にいるバスの種類と食性についての概要です。

日本にいるバスの種類は? 何を食べて成長する?

Basser編集部=文

今回は私たちがターゲットにしているブラックバスについての基礎知識を4回に分けて解説する。バスの食性や行動パターンなどを改めて紹介するので、ハイシーズンに向け、釣りをするうえで役立ててほしい。第1回は日本にいるバスの種類と食性についての概要です。

この記事は、1996年に発売されたBasser別冊『ゲーリーファミリーのバスフィッシング完全教書』に掲載されたものを再編集しています。
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「ブラックバス」という魚たち


 現在、私たちがルアーフィッシングの対象にしているブラックバスは、ラージマウスバスが主体だが、本来この「ブラックバス」という名は、アメリカでは、サンフィッシュ科の何種類かの魚の総称として使われる。つまり、ラージマウスバス、スモールマウスバスやスポッテッドバスなどをひとまとめにした呼び名なのである。

 ここでは日本に生息するブラックバスのうち、ラージマウスバスとスモールマウスバスをおもに取り上げて話を進めたいと思う。

ichi_haru_02琵琶湖でキャッチされたラージマウスバス。DVD『市村直之 琵琶湖ベイトフィッシュパターン春編』より


 厳密にいうと私たちが釣りの対象としているラージマウスバスは、そのほとんどがノーザンラージマウスバスという魚で、一部フロリダラージマウスバスというのが混じっている。

 ラージマウスバスは、大正時代に赤星鉄馬という実業家がアメリカから移入したが、それはノーザンラージマウスバスだったと言われている。

ラージマウスとスモールマウス


 ノーザンラージマウスバスは、北米五大湖周辺が原産地。緯度でいえば北海道あたりだから、ノーザン(北方)という名もうなづける。しかし、実際には20℃前後の温水で、もっとも調子が出る(生理的に良好な)魚とされており、日本においても低地の池沼で順調な生育を見せる。

 一方、スモールマウスバスは、ノーザンラージマウスバスに比べ、やや低温を好むと言われている。

dsc_3303標高654mの高原に位置する野尻湖はスモールマウスバスをねらえる人気フィールドのひとつ

 しかし、この色分けは絶対的なものではなく、ノーザンラージマウスバスにしても、日本の人気釣り場は高地の山間にあるものも多い。また、スモールマウスバスは流れに強いということも言われるが、ノーザンラージマウスバスも小魚を追って湖のインレットを遡っていく姿をよく見る。環境への適応力に優れた魚なので、この魚はこうだ、と決めてかかると釣りの場においてもいい結果は出ない。

 つまり、寒くて流れのあるところでもノーザンラージマウスバスは生活するし、その逆でもスモールマウスバスは適応する可能性があるということなのだ。

バスたちは何を食べているのか


 ブラックバスたちは肉食性だ。小魚やエビなどの甲殻類、昆虫など、水中、水面に生息する小動物を捕獲し、食べる。ときには、何らかの原因で水面に落ちた陸上の生物も捕食する。

 しかし、ほかの魚類がそうであるように、ブラックバスも、誕生から成長に伴って食性の変化を見せ、成魚になった時点で上記のようなエサを捕るようになることを忘れてはならない。卵から孵化した直後はヨークサックという、身体についた栄養袋から養分を取り成長する。やがて微細なプランクトンを捕食するようになる。これは、水温20℃でだいたい2週間くらいだという。

 そしてさらに成長すると、ボウフラや小型の甲殻類を追うようになる。他の小魚や稚魚などを捕食するようになるのはそのあとであり、成魚の食性に近づいてくる。このあたりになると共食いが起こることもあるという。次回へ続きます……

  
 
 Basser4月号では、三寒四温と言われる悩ましい早春を釣るヒントを数多く紹介。実釣記事では、川島勉さんと田辺哲男さんが亀山湖で、並木敏成さんが相模湖でいち早く春を捉え、それぞれテキサスリグ、ジャークベイト、パワーフィネスという異なるスタイルで50cmクラスを手にしています。

 

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Finesse Fishing with Gary Family


2017/03/20

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