霞ヶ浦で年間300日以上釣りをする生活をここ数年続けている北田朋也さん。その膨大な経験値から知った冬に釣れる条件と、ビッグレイクを相手にバスを探す具体的な立ち回り方を教えてもらった。
冬の霞でバスをねらうキモとは!?
文と写真◎編集部
霞ヶ浦で年間300日以上釣りをする生活をここ数年続けている北田朋也さん。その膨大な経験値から知った冬に釣れる条件と、ビッグレイクを相手にバスを探す具体的な立ち回り方を教えてもらった。
北田朋也(きただ・ともや)
1989年生まれ。千葉県香取市出身・在住。
テンポの速い釣りでアグレッシブなバスを探すのが得意。O.S.Pプロスタッフとして、霞ヶ浦を中心に活躍している。
目次
冬の霞ヶ浦に北田さんが持っていくもの
冬の霞で釣るために北田さんが取材に持ち込んだバッグの中身を見せてもらった
ハードベイト・ジグ
シャッド、ミノー、ジャークベイト各種をサイズ、レンジ別にピックアップ。冬の霞ヶ浦は、中層で誘えて止めることができるルアーが有効。必然的にこのタイプのルアーがメインになる。ジグはパワーフィネスのカバー撃ちで使うジグ05タッガーだ
北田さんが溺愛するオーバーライド。ボトムの越冬バスではなく、中層でフィーディングバスを釣るためのルアー
ソフトベイト
おもにスモラバのトレーラーやダウンショットで使うドライブクロー2inやドライブスティック3inをバッグにイン
シンカー・フック類
ルアーは厳選されているが、シンカーとフック類はさまざまなリグやウエイト調節に対応するため多めに持ち歩く。
小物類
ペンチやハサミはもちろん、オエオエ棒や根掛かり回収機、フックシャープナー、水温計、アイチューナー、糸くずワインダーなど、トラブルシュート用の小物を多く携帯
冬の1軍ルアーと活用法
ヴァルナ110SP(O.S.P)
中層に浮いたフィーディングのバスをねらう定番ルアーがジャークベイト。2ジャーク1ポーズのオーソドックスな使い方。ヴァルナは横方向に広く探りたいときやアピール力がほしいときにチョイス。中層でピタっと止めたいので、フローティングタイプは冬は使わない
ドゥルガ73SP(O.S.P)
ヴァルナと同様の使い方。アピール力の強弱やマッチザベイトなどを意識してサイズを使い分ける
ジグ05タッガー2.7g+ドライブスティック3in(ともにO.S.P)
日中、シェードになった岸際のカバーを撃つためのセッティング
ハイカットF(O.S.P)
冬の定番といえばシャッド。ジャークベイトが浮かせて食わせるルアーなら、こちらはバスのレンジに迎えに行く意識。あまり止めずにただ巻きで使用。リトリーブスピードも低速~高速まで試す(高速がメイン)
ダンク48SP(O.S.P)
ここに挙げたルアーのなかで唯一越冬系のバスをねらうためのルアー。3mクラスの潜行能力と長いリップを生かして、ボトムをスローに引く。「ダンクは『フッキングのいいワーム』です。ボトムを小突きながらゆっくりと引いて、何かに当たったら止めます。そこで『コンッ』とバイトしてくるイメージ」
ドライブビーバーマグナム(O.S.P)
フック:インフィニ#6/0(リューギ)
シンカー:リングドTGデルタ5g(リューギ)
7in、42gの大型ホグ。カバーやマンメイドなど、バスがいそうなとこならどこでも撃ち込んでいく。フォールもいいが、ボトムを切って泳がすような使い方で多用。40㎝くらいのバスでも意外と食ってくる
オーバーライド( O.S.P)
3.5~5gがメイン。通称「軽メタ」と呼ばれる中層の釣りで使用。「越冬場のボトムにいるバスをリアクションで食わすためのメタルではありません。イメージはジャークベイト。フィーディングエリアで浮いたバスに、表層~中層で何度もリフト&フォールさせて食わせます。ジャークベイトよりも『ここぞ』というピンを探りたいときや、左右にアングラーがいて横方向に広く探れないときに、こいつをピッチングくらいの距離で投げて、キラキラしているのが目視で見えるレンジを細かく刻みながら引いてきます。1回のリフト幅は20㎝くらいのの1段シャクリ&フォールのくり返しです。朝、テトラ帯の浅いレンジなどで試してください。突き上げバイトはめっちゃ興奮しますよ」
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