落とし込みクロダイ釣りの本格始動を前に、釣果を出す秘訣は何なのだろうか? 『黒友会』副会長の郡雄太郎さんにパイプ(エサ)のつけ方を解説してもらいました。
『つり人』2021年6月号連動動画
つり人編集部=写真と文
落とし込みクロダイ釣りの本格始動を前に、釣果を出す秘訣は何なのだろうか? 『黒友会』副会長の郡雄太郎さんにパイプ(エサ)のつけ方を解説してもらいました。ここ数年、東京湾のヘチ釣り(クロダイ・チヌ)が絶好調。まだ3月の平日だというのに、川崎新堤に渡る渡船にはヘチザオを持った釣り人が大勢詰めかけていた。なぜか。良型魚がすでに釣れているからだ。
変わりつつある東京湾で増えた魚もいれば減った魚もいる。その中で増えた魚の筆頭格に挙げられるのがクロダイだ。身近な湾奥部の運河やベイエリアはもちろん、古くからクロダイ道場として知られる各沖堤の釣果も季節を問わず以前とは次元の違う釣れ方をしている。
「昔の東京湾では考えられないけれど、オフシーズンがなくなってしまった。」そう話すのは『黒友会』会長の山下正明さん。 その要因のひとつとしてエサがあるようだ。
それはもともと兵庫県などの関西圏で冬の特効エサとして知られていたパイプ(パイプ虫)と呼ばれる環虫類。関東でもここ数年で一気に人気のエサになった。5~10月のハイシーズンになれば「イガイ(カラスガイ)」や「タンク(カニ)」のタナ釣りが面白いが、低水温期はパイプの底ねらいが有効。
落とし込みクロダイ釣りの本格始動を前に、釣果を出す秘訣は何なのだろうか?
今回は『黒友会』副会長の郡雄太郎さんがパイプ(エサ)のつけ方を解説。会長の山下さんとともに実釣した。
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東京湾ではここ数年で最も増えている魚がクロダイだろう。そのクロダイを最も手軽にねらえる釣り方が堤防の落とし込みだ。長年、この釣りをけん引している東京湾黒友会の山下正明会長と、郡雄太郎副会長による落とし込み釣りの極意書がついに完成。落とし込み釣り歴50年で辿り着いたテクニックやタックルの集大成を、格言・金言として多数収録。もちろんこの釣りの入門書にもなる丁寧な解説のほか、全国各地を釣り歩いたふたりによるコラムも収録予定。乞うご期待!