編集部2019年6月28日

クロダイ(チヌ)釣りスタートガイド/ルアー釣り入門

クロダイ-川 クロダイ-海 海の岸釣り 魚種別釣りガイド

自然体を演出することが多いエサ釣りに対し、ルアーでは魚の好奇心や闘争心を引き出して反射的に食わせるケースもある。水温が上昇した浅場での実績が高く、大胆になった魚をねらい撃ちする。荷物が少なく軽快というのもこの釣りの魅力だ。

反射食いを誘う疑似餌遊戯

つり人編集部=写真と文

3gのジグへッドにマルキユー『パワーイソメ』を使って釣れたカイズ

自然体を演出することが多いエサ釣りに対し、ルアーでは魚の好奇心や闘争心を引き出して反射的に食わせるケースもある。水温が上昇した浅場での実績が高く、大胆になった魚をねらい撃ちする。荷物が少なく軽快というのもこの釣りの魅力だ。


◆クロダイ(チヌ)釣りスタートガイド
落とし込み釣り入門
ウキフカセ釣り入門
カカリ釣り入門

浅場にエサを求める魚がターゲットになりやすい


ルアー釣りの魅力といえば仕掛けや操作がシンプルなこと。毎回エサを買いに行く手間が掛からないこと。広範囲をスピーディーにねらうことができるため、魚を捜しやすいことが挙げられる。

クロダイに向くルアーとはイソメや甲殻類を模したソフトルアーをはじめ、ポッパー、Mリグといったプラグ。『根魚ボンボン・チヌスぺシャル』などのラバージグタイプも使われる。

032-033_01 ジグヘッド+ワームをチョンチョンと動かしてポーズ。その瞬間に飛びだしたクロダイ

p026-033-4image02
釣り場は河口、干潟、漁港、消波ブロック、波の穏やかな浅い磯。クロダイは基本的に海底や障害物に寄り沿って捕食行動をする。磯やサーフでは浅い岩場や消波ブロック周りをねらう。港内ではスロープ周りや岸壁の際、堤防の基礎の辺りなどで実績が高い。ミノーやポッパーでねらう場合は、浅い場所を探ることになる。干潟や河川内でも岩や海藻が点在する底に変化のある場所がよい。

032-033_10 スロープ周辺には甲殻類やイソメが豊富。こうした浅場に入ってきたクロダイはルアーで釣りやすい

032-033_08 外海が荒れ、港内にニゴリがある時にスロープ周りであがった年無し。ジグヘッド+ホッグに食いついた

4月くらいから釣れ始めるが、水温が高くなる5月下旬から10月が盛期だ。貝や甲殻類が浅場に豊富な時期であり、高活性な魚が多い季節といえる。特に夜釣りでの実績が高いが、雨後のニゴリ、外海が荒れているような時に穏やかな港内の浅場で食ってくるということがある。

魚に違和感を与えないよう、自然体を演出するエサ釣りに比べ、ルアー釣りではルアーをアクションさせて魚の食い気を誘発する。小誌おなじみの加来匠さんは、反射食いを誘うリアクションの釣りでクロダイをねらうという。またポッパーの釣りでは「ボコッボコッ」というルアーを動かすことで生じるしぶきと音でクロダイを怒らせて釣るという。

クロダイのルアー釣りに適したタックル


ロッドは9フィート前後の長いものが適している。硬めのメバルロッド、あるいは軟らかめのシーバスロッドも流用できる。

リールは2500~3000番クラス。ラインはナイロンの12~14ポンド、PEラインであれば0.8~1号にリーダーとしてフロロカーボン3~4号を1m接続する。

p026-033-4tackle
3g程度のジグヘッドとワームの組み合わせがさまざまな釣り場に対応しやすい。ジグヘッドは「ワインドタイプ」といわれるダートをしやすい形状だと、アクションが付けやすい。ワームで実績が高いのはいかにもイソメというマルキユー『パワーイソメ』やフナムシに似た『ガルプ!アライブ! クリケット!』など。これは穂先を小刻みにチョンチョンと動かしてアクションさせ、2秒ほどポーズする。

クロダイ釣りに適したルアー 032-033_07 『根魚ボンボン・チヌスぺシャル』。浮力体の入った丸型シンカーを使い、底をズル引きしていれば釣れるという

032-033_06 宮本善亘さんおすすめの実績シンキングミノー各種。上からO S P 『阿修羅OSP925SP』、ラッキークラフト『B‘FREEZESP』、ジャクソン『ピンテール5S』。イワシ系、クリア系のカラーがよいという

032-033_05 Mリグは砂底の釣り場で効果的なアイテム。底を引きずりながら砂煙をたててアピールする写真は宮本善亘さん愛用の『R.A.シャコ』

032-033_04 ポッパーは河口や干潟の浅場で効果あり。宮本善亘さん愛用の『R.A.POP』

032-033_03 ダートアクションを引き出せるJAZZ『尺ヘッド』にコオロギをイミテートしたというバークレイ『ガルプ! アライブ! クリケット』。このワームが何に似ているかというとフナムシ。加来匠さんの高実績ルアーだ

ハードルアーのあれこれ


シンキングミノーは1、2秒でハンドル1回転ほどのスローリトリーブで誘う。ポッパーは動きを止めると魚が興味をなくしやすいので、小刻みに連続してアクションさせる。磯やサーフではミノーが向いており、港内や河川、干潟ではポッパーの実績が高い。

032-033_09 シンキングミノーにヒットしたクロダイ


Mリグはシャコや貝類を食べる河川内のクロダイをねらう釣り方。海底が泥や砂泥で、カニ、シャコ、貝などの多い河川や干潟が主なポイントだ。夜を中心にねらう。1秒でハンドル1回転ほどのペースでスローリトリーブする。海底の泥を巻き上げるイメージだ。クロダイは着水して落ちてくるルアーを見ていることも多いので、ルアーが底に着いてラインがたるんだらすぐに巻き始めること。このほかディープダイビングミノーやクランクベイト、ジグヘッドリグで同じようなねらい方をすることもある。

ロッドは7~9フィートで硬めのメバルロッドか軟らかいエギングロッド、トップが軟らかくバットがしっかりしたスピニングロッドがよい。



◆関連記事一覧はこちら!
川クロダイの落し込み釣りに初挑戦
好機におさらい! 乗っ込みクロダイ釣りのいろは
クロダイ・アジ釣り/鬼に金棒!「虫ヘッド釣法」の手引き
内房に見る乗っ込みクロダイの法則

 
この記事は『つり人』2012年5月号でも読むことができます。

 
最新号は都市河川のクロダイ釣り特集!!
つり人2019年8月号 6月25日発売!


特集は「今、都市河川が熱い! 夏は「川」クロダイ」。ピンと立った背ビレは、ライオンのタテガミのごとし。鉛のような銀鱗は武士の甲冑のようでもある。そんな風格漂う磯・堤防釣りの王様、クロダイが身近な都市河川で釣れている。それも手軽な釣法で、キャッチ率も高いというから驚きだ。なぜクロダイは川に入るのか? いかなる時がチャンスなのか? 各地のデータを集め、多角的に調査したところ、盛期は「夏」。憧れの1尾に出会える熱い川は、すぐそこを流れている!
そのほか、アユ解禁1ヵ月後の釣果倍増計画、ライトなアユ釣りの提案、鬼怒川の解禁速報、全国アユ河川解禁情報パート3など旬な情報をお届け。









2019/6/28

おすすめ記事

記事検索

    月刊つり人 最新号

    月刊つり人 10月号

    特集は『ラストスパート! 渓流&アユ』。
    この夏も本当に暑かった。でも、ほっとひと息つく前に、ゼッタイ出かけたい釣りがある。秋の産卵を前に、エサを積極的に追いかける山の大イワナ。ずっしりとした体躯に育ち、強烈なアタリで目印を吹き飛ばすアユ。どちらも今シーズンのフィナーレを飾るには、まだもう少し猶予がある。 涼しくて魚が大きい今の季節は、誰もが思わぬ良型と出会えるチャンス。経験豊富な釣り人も、あるいはビギナーも、今こそ川をめざそう!