ショアではいかにタックルを絞って磯に上がるかというのも関わってくる。昔に比べてジギングはたしかに要所での使用になったが、それでもまったくなしでは釣りの組み立てに大きな差が出る。美味なお土産魚がよく釣れるのもプラスだ。
車をカスタム。自分でできるキットもあれば、元に戻すことも可能
写真と文◎小田部修久
この記事は「ルアーパラダイスKyushu 2021年晩秋号」の記事を再編集しています
キャンピングカー人気はいまや年々高まるばかり。たしかに憧れだけど、キャンピングカーを街乗りで使うのは何かと大変だし、もったいない気がする。そんなときにちょういどいいカスタムがあった。
島田悟朗
(しまだ・ごろう)いま所有する車のフルフラット化や快適車中泊仕様、リモートオフィスカー化などのほかルーフテントの設置やユニークなカーゴ販売などを手がける島田商事株式会社代表取締役
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こちらの記事は 好評発売中の「ルアーパラダイスKyushu 2021年晩秋号」から抜粋したものです。 プラグのキャスティングもジギングもすべて取り上げ、秋〜冬にかけての絶好機に最高の備えとなるノウハウがぎっしり詰めました。10kgアップの連発劇やショアからの値千金の1尾を是非ご覧ください!↓↓↓
キャンピングカーをどう所有するかという問題
島田商事(佐賀県鳥栖市水屋町1947-1) にはさまざまなキャンプ仕様の車が展示されていた。ルーフにテントを乗せたり、フルフラットで身体を伸ばして寝られるものなど、釣りには最高の空間が実現する。基本的には所有する車を預けてカスタムしてもらうが、簡単なものはキットを宅配してもらい、自分でしつらえる
釣り人の理想は釣り場の最前線に幕営を設けること。特にショアアングラーは、移動に時間がかからない場所にいられるほうが時合を逃しにくいし、体力的にも睡眠的にも楽になる。
その点でキャンピングカーは最高のギアだ。
ただし、現実的な部分でキャンピングカーはどう所有するかというのが課題としてある。日常使いまでキャンピングカーにするとパーキング等で困るケースも出てきたりするため、願わくばキャンピングカーはセカンドカーとして所有できるのが理想で、街乗りは乗用車という2台所有が便利だ。
それが無理なくできればよいが、いざ購入を検討するとさまざまなコトが関係してくる。
解決!キャンピング(できる)カー!
島田悟朗さんは、「アウトドアで流したあとのビールにこのうえない幸せを感じる」佐賀県鳥栖市のアイデアマンだ。家具で名を馳せる大川市の家具木工造作の仕事に従事している素養から、あるときマイカーをカスタムして自転車を載せられるようにしたり、インバーターを搭載してキンキンに冷えたビールがいつでも車内に用意されているようにした。
それをきっかけに、国交省の用途区分通達が指すキャンピングカーとは別の、広い意味で「キャンプができる車=キャンピングカー」を作るようになった。
これがいまも島田さんが使っている車内カスタム車。自転車が乗せられ、荷物を降ろせばそこで寝そべることができる。車内後方には電気パネルやコンセントなどを設置してスイッチのオンオフができるようにしている
作るといっても、島田さんが車両を仕入れて完成形にし、販売するのではない。
所有している車を島田さんに預け、キャンプに使える車に改良してもらうのだ。つまり、島田さんはオートガレージを営んでいるのではなく、「車内をカスタマイズする工房」なのだ。社名にもオートやキャンピングの文字はなく、島田商事株式会社だ。
オプションはスライド式テーブルのほかサイドオーニングや超電流ソーラー充電システムなどもある。釣り終えたあとにじっくりと夜をすごすのにいい
O.K. ワゴンの車内。落ち着いた木工造作が印象的だ。フルフラットにサイドの処理が無駄なくされ、電源も設置されている。軽車両用で、8 メーカー14 車種に対応している。気になったら詳細を問い合わせてみよう
(☎︎ 0942-50-8674)
フルフラットシートは取り外し可能で、その下に車のシートがある。だからすぐにシートも起こせる
これはモビリティリモートオフィス。N バン用に開発されたものだ。キットなので自分ででき、宅配便で受け取れるので遠隔地でも離島在住でも気軽にトライできる
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