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編集部2021年12月18日

ウェーディング時のアカエイ対策 第1回(全3回)

シーバス-川 シーバス-海 魚種別釣りガイド

シーバスゲームを楽しむうえで、根本的に重要なことは安全であること。海でのトラブルは些細なことでも命に直結しかねない。なにより自分のため、そして他人に迷惑をかけないためにもアカエイ対策を知っておこう。

ウェーディング・アングラー必見!

編集部=文

 シーバスゲームを楽しむうえで、根本的に重要なことは安全であること。海でのトラブルは些細なことでも命に直結しかねない。なにより自分のため、そして他人に迷惑をかけないためにもアカエイ対策を知っておこう。

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シーバスアングラーにとっての危険生物、アカエイ

 海で釣りをする人間にとって、知っておいたほうがいい危険生物は意外と多い。船釣りならヒレに猛毒を持つオニカサゴやミノカサゴなどがいるし、実は普通のカサゴのヒレにも微毒があって人によっては腫れることがある。磯釣りならアイゴ、そして水位が低い時などはウニの仲間のガンガゼなども危険だ。地磯に行く人にとっては、その途中で出会う可能性があるハチやヘビなども危険生物と言える。

 しかし、一般的なシーバスアングラーにとっての危険生物と言えば、なにをおいても「アカエイ」だろう。特にサーフや河口、そして干潟などでウェーディングするシーバスアングラーなら、アカエイの危険性について一度は耳にしたことがあるはずだ。最低でも「毒があるトゲを持っている」「刺されたら病院行き」というような知識は持っているはずだ。日中で水底が見えたとしても、砂に同化するアカエイの存在を即座に見つけることはかなり難しい。釣りに熱中していればなおさらだ。さらに、夜間なら見つけることは不可能だと言える。

 つまり、ウェーディングするアングラーは常にアカエイの危険にさらされていると思わなければならない。今回は、そんなアカエイの危険性をあらためて知り、安全にシーバスゲームを楽しむためには何ができるかをしっかりと考えてみよう。

アカエイとはどんな魚?

 アカエイは日本を含む東アジアの沿岸部に広く分布する大型のエイで、大きいものはゆうに1mを超えるサイズになる。平べったい胴体部に細長い尾という体形で、比較的浅い水深の砂泥底に生息し、汽水域でも行動することができる。砂底に浅く潜っていることが多く、貝類・甲殻類・魚類など様々な生物を捕食する。アカエイの尾にはタンパク質毒を有する長い棘がある。棘は10cm以上の長さがあり、鋸の歯のようにギザギザしているためウェーダー程度の厚さのものは簡単に裂いてしまう。さらに、刺さると抜けにくい構造になっている。

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アカエイは最大幅1.5mにも達する。尻尾の長さは最大幅くらいあるので、大型になれば頭から尾の先端まで2mを超える


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アカエイの尾の中央部にはこのような棘がある。体験者いわく、ウェーダー程度はスパッと切ってしまうというから、その切れ味だけでも恐ろしい。刺さったら抜けにくく、そして毒があるという凶器のようなものだ


アカエイに刺されたときの対処法は?

 タンパク質毒は熱に弱く、60℃以上の温度で分解される。つまり、傷口をお湯で洗うことは効果があるとされる。しかし、ウェーディングしているアングラーでお湯をわざわざ持ってきているような人は皆無だろう。結局、できるだけ早く病院へ行くしか対処方法はない。

アカエイの危険から身を守るには?

エイガード

 アカエイの危険から身を守る最良の方法は水に入らないことだろうが、それではウェーディングができず、そのスタイルのシーバスフィッシングは成立しない。以前から多くのアングラーが身を守るために使っているのが、いわゆる「エイガード」だ。主にスネからヒザ下をカバーする靴下形状のもので、スペクトラなど非常に丈夫な繊維で作られているものは、エイの棘が貫通しにくい。ウェーダーの上に装着するアウタータイプと、靴下のように履いてからウェーダーを着用するインナータイプがある。特殊な素材を使い、頑丈に作られているため、基本的にはかなり高額で4~5万円するものも珍しくない。比較的安いものもあるが、安全性と価格は比例するといっても差し支えない。また、行動性を確保しなければならないため、基本的にはヒザ下までの大きさで、大型のアカエイが尾を振り回した場合には太もも程度の高さまで届いてしまうため、完全に安全性を確保するものではないことは知っておきたい。しかし、もちろんエイガードを装着していることによって安全性は高くなり、ウェーディング・アングラーの必須アイテムと言うべきものだ。

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エイガードはインナータイプとアウタータイプがある。アウタータイプは水の抵抗が大きいので、歩く距離が長い時は写真のようなインナータイプが良い


ギャフ

 ギャフは、掛かってしまったエイを水中から陸上に上げる時にも使用するが、掛かっているルアーを外すために使用する意味合いも大きい。シャフトが短いギャフでは危ないので、テレスコピック方式で伸縮できるものが良い。

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ギャフ


ウェーディング・スタッフ

 ウェーディング・スタッフと呼ばれる、杖のようなアイテムがある。足場が悪いところや透明度が低く水深がわかりにくい場所で、杖のように突いて使用する。ソルトゲームだけでなく、渓流などでも歩行補助具として使用する。このウェーディング・スタッフで前方を突きながら歩くことでエイがいればムニュッとした感覚が伝わるため判断できる。しかし、基本的には体の直近しか探れず、突いた時にエイが暴れれば避けられない可能性があるうえ、実際に釣りをしている時は使用できないなど、長距離歩行時の軽い補助的な役割程度の意味しかないと言える。釣り専用のものではなく登山用トレッキング・ポールでも代用できるが、実際に釣りをする時にじゃまになるので短く折り畳めるものが良い。

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写真は登山用トレッキング・ポール。上の写真のように折り畳むことができる。釣具メーカーから発売されている専用品もある。あまり低価格なものは強度面で不安があるので注意したほうが良い



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