この時期の釣りは正直、寒くてツラい! 7名のアングラーは、どのように暖を取り、冬の釣りを楽しんでいるかインタビュー!
7名のアングラーにインタビュー!
編集部=文
この時期の釣りは正直、寒くてツラい! 7名のアングラーは、どのように暖を取り、冬の釣りを楽しんでいるかインタビュー!
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目次
安田ヒロキさんの防寒対策:肌着はウール系で固める!
たくさん着ても暖かくない! 大事なのはベースレイヤー
一見して薄着。肌着はウール系で固める!
2020年、自社メーカーであるLEGAREを設立。それまではアウトドア系アパレルショップに勤務。その経験で培われた防寒のレイヤリングを実践
「見た目的に、他の方には『それで寒くないの?』と言われることが多いですね。たしかに着ている枚数は多くはないです。でも、僕からすると、逆に間違ったレイヤリングをしている方が多いな……という印象。たくさん着れば暖かいというのは間違いです。大事なのは、ベースレイヤーとなる肌着。僕は肌着にメリノウールのモノを着用します。ウールは湿気を逃がしつつ、熱をたくわえてくれる優れた素材です。機能性のいいウールでベースを作ることで、無駄な着ぶくれを防いでいます。昔のウールと違い、最近のウールはチクチクしないのでオススメです」
タイツはフーディニというスウェーデンのブランドのパワータイツを愛用。この上に防風性のあるデニムが基本スタイル
ウールの肌着はアクリマというノルウェーのブランド製。この上にフリースのウエアを着て、体温による暖気をたくわえる
手は濡れると冷えるので、濡らさないのが前提。濡れる可能性のあるウエーディング等では、必ず予備のグローブを用
ポーラテックの中綿の入ったノローナというブランドのハードシェル。化繊の中綿は濡れてもしぼまず洗濯しやすいのが利点
久保田剛之さんの防寒対策:厳冬期はグローブを3つ用意
予備グローブは必須! 厳冬期はグローブを3つ用意
指先の感覚を重要視。そしてフードはかぶらない!
神奈川県の湘南エリアをホームグラウンドに全国各地のランカーシーバスを求めるアングラー。ウエーダーを履くのが基本スタイル
「厳冬期の釣りで、気を使っているのがグローブ。魚をキャッチした時はもちろん、リトリーブしているだけでもスプールからの飛沫で濡れてくるので、必ず予備のグローブをジップロックなどに密閉してベストの背中に入れておきます。また、ランカーねらいの時合を持つ釣りの時は、フィッシング用のグローブだけでなく、スノーボード用などの厚手の防寒グローブも使用します。『待ち』の時は、そっちの厚手のグローブで手を温めています。手先、指先の感覚を大事にしておきたいので、冬は手のケアに配慮していますね」
濡れた時の予備を含めて、グローブは必ず2セット用意。時合待ちの釣りの時は、さらに防寒用の厚手のグローブで、手先を温める
立ち込んで釣りをすると、末端が冷えるのでウエーダーの下にネオプレンのソックスを着用している
昨年導入したフード付きネックウォーマー。布の面積が広くて暖かい。ただしフードはかぶらない
山内勝己さんの防寒対策:インナーはユニクロやワークマンも愛用
インナーはコスパ重視!ダウンはベストがオススメ
アウターは釣り専用。インナーはユニクロやワークマンも愛用東京湾エリアの河川や干潟のシャローゲームを得意とするアングラー。ダイワやマルジンのフィールドテスターを務める
「昔と比べると、インナーにしてもアウターにしてもウエアの進化が目覚ましいですよね。アウターに関しては、ポケットや裁断など、やはり釣り専用のモデルがオススメです。ただ、インナーに関しては、釣り具メーカーにこだわらず、高機能かつコスパがいいということもあって、ユニクロやワークマンのモデルも利用しています。あとは、ダウンベスト。以前は長そでのダウンを着ていましたが、腕はそんなに寒くないのでベストにしました。キャスト時に腕が振りやすいのも好都合ですね。くわえて極寒期は背中、太もも、腰、お腹にカイロも貼っています」
首を温めると、寒さを感じにくくなるのでネックウォーマーは必須。ダウンベストはゴワゴワせず、ミッドレイヤーに◎
たくさん歩く時は極暖、あまり動かない時は超極暖を着用。シャツもパンツも肌着は暖かさのグレードを使い分ける
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