釣りには数多くの道具や仕掛けが存在します。中でも釣りバリは魚との接点となる大変重要な要素です。この記事では、釣りになくてはならない釣りバリについて解説していきます。
まとめ◎編集部
この記事は『釣りバリのひみつ』に掲載したものを再編集しています。釣りには数多くの道具や仕掛けが存在します。中でも釣りバリは魚との接点となる大変重要な要素です。釣りになくてはならない釣りバリについて解説していきます。
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エサバリ各部の名称
釣りバリは各部に独特の名称があります。まず和製の一般的なエサ釣り用のハリから話を 進めます。ハリの一番根元でハリスを巻いたときに抜けを防止する平らな部分を「耳」もし くは「タタキ」といいます。ハリスを結ぶ部分が小さな輪になっている場合は「管」(または「環」 「カン」など)です。
タタキバリの場合は耳のすぐ下、ハリスを巻く部分を「チモト」、そのチモト下からカー ブが始まるまでの直線部分を「軸」、そして真っ直ぐな軸が最初にカーブを描く部分を「腰 曲がり」といいます。
腰曲がりに続くカエシの下までのカーブした部分は「先曲がり」。腰曲がりと先曲がりを 合わせて「曲げ」と呼ぶこともあります。
その曲げに間違われやすいのが「フトコロ」です。フトコロとはハリ先と軸を結んだライ ンから下全体のことで、ハリ先から軸までの長さが「フトコロ幅」で、ハリ先と軸を結んだ 線から腰の一番深いところまでの長さを「フトコロの深さ」といいます。 「ハリ先」は鋭く尖った一番先端部分のことです。
ルアー&フライフック各部の名称
西洋バリのルアーフック、フライフックなどには和製バリとはまた違った各部の呼び方が あります。
エサバリの管に相当する部分、つまりリーダーを結ぶ輪の部分は「アイ(eye)」です。 軸に相当するのが「シャンク(shank)」、曲げは「ベンド(bend)」。ハリ先は「ポイント(point)」 で、カエシは「バーブ(barb)」となります。バーブレス(barbless)はご存じのようにカ エシがないハリを差します。
これらの呼称はルアーフィッシング、フライフィッシングのアングラーの方には聞き慣れ たものでしょう。ちなみにワームフックなどに多いオフセットフックで、アイのすぐ下の2 回曲げられた部分は「クランク(crank)」といいます。さらに、ポイントからアイまでの 長さを表わす「ポイント トゥ アイ(point to eye)」のほか、ポイントからシャンクまでの 長さを「ギャップ(gap)」といい、エサバリのフトコロ幅に相当します。