トラウトのルアー釣りにビッグベイトを使ったことはありますか? このページではおすすめの製品を24種類ご紹介します。
ジャーク!ジャーク!!
この記事はNorth Angler’s 2023年3・4月合併号に掲載したものを再編集しています
目次
ビーフリーズ(100㎜16g/ラッキークラフト)
ジャーク時は短めのダートからピタッっと止まる、静と動のはっきりとしたアクション が特徴。通常のリトリーブでもロールの激しい派手な動きでトラウトアングラーからも支持される。このリップで水深1.5mほどまでカバー。国内流通は限りなくゼロに近く、アメリカから逆輸入の『ポインター100』がかろうじて入手できる
ビジョン ワンテン(10.5㎜1/2oz/メガバス)
ジャーク時、左右に横っ飛びするように長い距離ダートするにもかかわらず、強い流れのなかでもバランスを崩しづらい。道内アングラーにもファンが多いルアーだ。発売からもう20年以上経つが、その人気からサイズ違いやアクション、ウエイトなど微妙にセッティングが異なるモデルも発売。かなりシステマチックに使える
ITOシャイナー(115㎜1/2oz/メガバス)
サイズ感は限りなく同社のワンテンに近いが、性格は異なる。潜行深度はワンテンより深く、湿原河川でも場所を選ばずに使える。ダート時は体高を活かしたヒラ打ちにより集魚効果が高く、障害物にベッタリと張り付いた魚を誘う力をもつ。適度な引き抵抗は心地よい。同型で18gのシンキング『X-80マグナム』もある
カナタ鮎(160㎜30g/メガバス)
16㎝の存在感は圧倒的。使ったことのない方は大きさに躊躇するようだが、薄さと軽さによりヘビータックルでなくても扱える。リトリーブ時も薄さを活かした引き抵抗のなさと繊細なロールアクションで、バルサミノー並の軽快さが魅力。ジャーク時は表面積のあるフラットサイドボディーが激しいフラッシングを見せる
スミスウィック サスペンディングラトリンログ( 114㎜10.6g/スミス)
ジャークミノーといえばラトリンログ。適度なダートとしっかり止まる安定したサスペンド力はバスでも大人気だが、マス族も魅了する。どんなロッドでも扱える軽快さも特徴。昔ながらのルアーで飛距離こそ現代のルアーに劣るが、ボックスに入れておきたい1本。福西さんが最も信頼しているジャークベイトでもある
スミスウィック サスペンディングラトリンログ スミスリミテッドカラー(139㎜17.8g/スミス)
139㎜ラトリンログのスミス限定カラー。114㎜と潜行深度などの使用感はそのままだが、こちらのほうがバタバタと派手なアクションに感じる。114㎜と併用しつつ、大場所や大型が期待できるポイントで139㎜を使ってみたい。これだけのサイズ感でも自重は軽めで扱いやすい。複雑な流れのなかでも安定した泳ぎを見せる
エリー115SD(115㎜20.9g/ニシネルアーワークス)
115㎜ながら20g以上と重量があり飛距離は抜群。ベイトタックルでも非常に扱いやすい。小さな力でもよく動き、冬はジャークというよりも単発のトゥイッチのような軽めのジャークで誘ってみたい。シングルフックに替えても、付属のアウターウエイトと呼ばれる外部オモリを利用して限りなくサスペンドにするのが容易
リレンジ110(110㎜14.8g/ジャッカル)
内部ウエイトにタングステンを使用したマグネット式重心移動システムで驚異的な飛距離が出る。本流や河口周辺でも広範囲を探れる。アクション時はウエイトが完全に磁気によって固定され、流れのなかでも安定感は抜群。側面がフラットでちょっとした傾きでも強烈なフラッシングでアピールする。130㎜21.5gもある
スコーピオン ワールドジャークフラッシュブースト(110㎜F18g・S21g115㎜F16g・S19g/シマノ)
110㎜と115㎜の2サイズがあるが、5㎜しか違わないのにシルエットは全く異なる。写真の110㎜は体高があり、タダ巻きでは倒れ込むようなミノーらしいローリングが特徴。115㎜はやや細身でローリング主体ながら、110㎜よりキビキビとした印象を受ける。どちらもフローティングとシンキングがラインナップ
ワールドミノー115SPフラッシュブースト(15㎜17g/シマノ)
型はワールドジャーク115と同じでサスペンドタイプ。ウエイトが軽い分、さらにキビキビとしたアクション。タダ巻きでもしっかり釣れる。ジャーク時は素直なダートで派手すぎずおとなしすぎないちょうどよいダート幅。流れのなかであまり激しくダートさせるとレンジが変わりやすく、冬は適度な力加減でねらいたい
ダリア125F(125㎜22.6g/ D-3カスタムルアーズ)
ゆっくりなリトリーブでも立ち上がりが速く、ド派手なウオブンロールでアピール。ジ ャークベイトの操作が苦手な方でも簡単に食わせる泳ぎを出せる。ジャークとリトリーブを混ぜながらの誘いも有効。このサイズになると3フック仕様が多いなか2フックも特徴的。私は冬、板鉛を貼ってサスペンド気味にして使っている
ジャークソニック110F(110㎜12g/ウォーターランド)
同あまりの人気からしばらく店頭から消えたときもあったが、売れ線は同サイズで15gのヘビーシンキングモデル。しかし、今回推奨したポーズを重視して漂わせるような使い方の場合、シングルフックに替えても沈みすぎてしまうのがネック。写真のフローティングにウエイトを貼り付けてサスペンド気味にしたほうが断然よい
レアリス ジャークベイト100SP(100㎜14.5g/デュオ)
タダ巻きよし、ジャーク時のアクションよし、流れに強い、リーズナブルと文句のつけどころがない優等生。ジャークベイトとしてではなく、普通にリトリーブで使うミノーとしても人気が高い。私は年中持ち歩く。100㎜の他、85、110、120、130㎜とサイズが豊富。アクションもそれぞれ個性があり、お気に入りを見つけたい
モーグルミノー110SP(112㎜17g/バスデイ)
マグネット式の重心移動ウエイトでガッツリ飛ぶ。やや長めのリップで1m強の水深でもしっかり潜り、水深のあるポイントでも威力を発揮。硬めのロッドで強くジャークするとマグネットウエイトが外れ、かなりイレギュラーなダートを起こす。リズミカルなダートに飽きた魚も興味を示してくれるはず。130㎜22.6gもある
オルビット90SP-SR(90㎜10.2g/ジップベイツ)
本来はバス用だが、ゆっくりなリトリーブでも泳ぎだしが速い。トラウトミノーのようなヌルヌルとした派手な泳ぎは目を引く。流れのなかで超高速で巻き取っても水面から飛び出すことなく泳ぎ切る。バランスのよさに脱帽だ。90㎜の他、80、110130㎜もラインナップ。いずれもサスペンドで、80のみSRとDRの2タイプある
ハスキージャーク12(120㎜13g/ラパラ・ジャパン)
ジャークベイトと聞くと左右への激しいダートを連想しがちだが、これはそれほどぶっ飛ばない。ある程度魚の居場所が特定できている場所で、ねちっこいダートで丁寧に探れる。サスペンドながら若干スローフローティング気味。120㎜の他、60、80、100、140㎜とサイズは豊富。ダウンディープは『10』、『12』、『14』にある
Xラップ10(100㎜13g/ラパラ・ジャパン)
同社ハスキージャークとは対照的に、ゴロンとしたシルエット。ロールの効いたミノーのような泳ぎは「ジャークで誘わなくてもいい?」と思えるほど優秀だ。ボディー内の空気量が多いせいか、潜行までにハスキージャークより時間がかかる。浅場をゆっくり探るのにも向く。100㎜の他、40、60、80㎜のサイズを展開
鮎邪128レストSL(128㎜約18g/ガンクラフト)
存在感とボリューム感はあるものの、引き抵抗が軽やかで、かなりライトなタックルでも扱える。あまりの軽快さに私は渓流で使うことも。脱着式のリップは大小の2種類が付属し、それぞれ裏表で差し込むことができ、4種類のアクションを楽しめる。一度で4度おいしいジャークベイト。潜行深度は1m前後と浅め
スティーズミノー125SP SR(125㎜19g/ダイワ)
逆風を切り裂いてよく飛び、かなりの広範囲を探れる。おとなしいローリング主体で、タダ巻きで泳ぐさまはまさにワカサギ。ハスキージャークのようにジャーク時はひかえめなダートで極寒期でも食わせの間を与えやすい。SR、MR、DR、EXDRと4種類のリップの長さがあり、いろいろな水深で使い分けが可能。110㎜もある
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