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編集部2023年12月29日

釣り場を守るための第一歩/ジャクソン・ポッシュ

月刊つり人ブログ 編集部員のおすすめタックル

自分一人で始められることから、なるべくすぐに取り組みたいもの。そのための一歩として、私は携帯のゴミ入れを持ち歩くようにしている。

携帯ゴミ入れは1人1個の時代

文◎池田仁

「このままだと通い慣れたあの場所で釣りができなくなるかもしれない……」。残念なことに、周りの釣り人たちからこんなセリフをよく聞くようになった。ただ、悲観しているばかりでは話が進まないどころか、状況はさらに悪化してしまう。自分一人で始められることから、なるべくすぐに取り組みたいもの。そのための一歩として、私は携帯のゴミ入れを持ち歩くようにしている。

筆者プロフィール

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池田 仁/北海道の圧倒的な大自然に魅了され、気付けば本州から移住していた『North Angler’s』編集長。春は海のサクラマス、夏~秋は渓流トラウトやサケ、冬はサクラマスジギングを楽しむ。釣り以外の趣味はプロ野球(パ・リーグ)観戦やバードウオッチングなど。来年は自転車での『エスコンフィールドHOKKAIDO』通いを画策中。

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付属のカラビナでゲームベストやバッグなどにぶら下げれば邪魔になることもない

 

危惧すべきは……
釣り場が減る>魚が減る

 サケ(シロザケ)・マス(サクラマス)は、北海道の釣り人にとって特別な存在である。身近な海岸でねらうことができ、掛かればもれなく大もの。銀色に輝く魚体は目を奪われるほど美しく、食味も良好ときたら当然といえよう。

 一方、道内ではとくにサケ釣りのマナー問題が取りざたされるようになって久しい。近年は各地で釣り場の閉鎖や立入制限など、事態が深刻化している。これを受け、以前『North Angler’s』の読者アンケートにおいて「サケ釣りのルール・マナーについて、思うところがあれば書いてください」という設問を設けた。その結果、寄せられた回答(抜粋)は下記のとおり。

 「ゴミのポイ捨てや迷惑駐車など、マナーの悪さが目立つ。そのせいで、よく行っていた漁港が立入禁止になってしまった」

 「前日からの場所取りや、ときには密漁者(河川内での釣りや引っ掛け)の姿もあり、もはや無法地帯と化している」

 「一度に何本も竿をだしている人がいて、なかなか釣り場に入れない」
 「釣り人どうしの間隔が狭く、余裕を持って釣りが楽しめない」
 「これ以上釣り禁止の場所が増えないか不安」

 なかには「釣り場の雰囲気が悪いので、もう10年近くサケ釣りから離れている」や「サケ釣りに行くと必ずといっていいほど嫌な気分になる」という嘆きもあった。本来は楽しいはずのサケ釣りだが、耳にする話題はこのように暗いものばかり。今や釣り人が邪険にされている感すら否めない。

 そんな事情から、愛好者たちの間では「岸からのサケ釣りにもライセンス制を設けてほしい」という声すら聞かれるようになってきた。だが、私個人の考えとしては、これにはまだまだ議論の余地があると思う。

 そもそもライセンス制は最適解なのだろうか。「お金を払っているのだから」と、グレーな行為をはたらく人もいないとは限らない。また“ライセンス制”と銘打つ以上、ライセンス保持者にはある程度の知識・教養が必要になってくる。敷居が高くなることで“サケ釣り離れ”を助長してしまわないだろうか? 釣り人の減少が招く“市場の衰退”のほうがむしろ懸案事項に思えるのだが……。

 

マナーも腕のうち

 河口規制や工事、ソーラス条約などを除くと、釣り(立入)が禁止になる要因は釣り人のルール・マナー違反によるところが大きい。例としては「漁業関係者とのトラブル」や危険な場所への侵入による「海中転落事故」、さらに「ゴミ問題」や「迷惑駐車」などが挙げられる。トラブルや迷惑駐車をしないのは当然として、意識して取り組みやすいのは「ゴミ問題」だろう。

 ごく当たり前の話だが、自分で出したゴミはポイ捨てせずにちゃんと持ち帰りたい。イト屑ひとつとて釣り場に残してはならない。そんな意思を持つ釣り人が一人でも増えれば、事態がこれ以上悪化することもなくなるはず。

 だいぶ前置きが長くなってしまったが、ここでマナー意識を高めてくれるアイテムを紹介したい。

 ジャクソンの『ポッシュ』は、おしゃれで機能的な携帯ゴミ入れだ。ラインの切れ端をポケットやバッグに入れる際、うまく指から離れなかったりファスナーに絡まったりしてストレスを感じたことがある人は少なくないだろう。この『ポッシュ』なら、そんな煩わしさを解消してくれる。タバコの吸い殻を入れるのにも最適だ。

 環境にやさしいシリコン素材を採用し、使用後は水洗いすればOK。コンパクトなので、付属のカラビナでベストやバッグに取り付ければ邪魔になることもない。

 いくら人がうらやむ釣果を上げていても、マナー違反をしてはアングラー失格。「マナーも腕のうち」を肝に銘じたい。

 末永く釣りを楽しむための一歩を、『ポッシュ』とともに。


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取材時はカメラバッグに取り付けて携行。使用済みのレンズクリーナーを入れるのに重宝している

 

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使用後はファスナーを開けてゴミ捨て。水洗いできるので、手入れも簡単

 ■ジャクソン ポッシュ

 

つり人社編集部員が買ってよかったアイテム2023-2024

 


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