今年のゴールデンウイークは10連休! 二度とあるかどうかわからないスペシャルウイークです。 そんなGWはキャンプデビューにももってこい。 ここではキャンプに必要なアイテムの選び方と、アイテム別のおすすめモデルを佐久間亮介さんに紹介してもらいました。
ゴールデンウイーク10連休! キャンプデビューの準備はOK?
解説◎佐久間亮介
今年のゴールデンウイークは10連休! 二度とあるかどうかわからないスペシャルウイークです。
そんなGWはキャンプデビューにももってこい。
ここではキャンプに必要なアイテムの選び方と、アイテム別のおすすめモデルを佐久間亮介さんに紹介してもらいました。
この記事は『つり人』2018年5月号に掲載したものを再編集しています。
◆テント&タープ、テーブル&チェア編
◆たき火アイテム&ランタン編
◆調理器具&コーヒーグッズ編
シュラフ&マット
テントに宿泊する際に欠かせないのがシュラフ(寝袋)とマット。シュラフは素材で分けるとダウンと化学繊維、形で分けるとマミー型と封筒型の2種類ある。いつキャンプに行くかによって買うべきシュラフが変わるので、どれくらいの期間でキャンプを楽しもうとしているのか考えてから買うことをおすすめする。春からキャンプを楽しむためには3シーズン(春・夏・秋)対応のものを購入すべきだ。マットも忘れてはならない大切なキャンプ道具。これがあるかないかでテント内での快適性が大きく異なってくる。ウレタンマット、エアーマットなど、家で使う布団同様に好みが分かれるところなので、実際に店頭で寝心地を体感してから購入するのがいいだろう。
ダウンシュラフ
◆NANGA UDD BAG 450DX
ダウンシュラフの特徴は軽量でコンパクトに収納できるところであり、デメリットは化繊に比べると高価であること。国産メーカーのNANGAブランドは、永久保証で品質は抜群。品揃え、カラーバリエーションも豊富で選ぶ楽しみもある。軽量なのでバイク乗りにおすすめ。春以降のキャンプであれば3シーズン対応のものを買うべし。
3万7500~3万9000円+税
化繊シュラフ
◆mont-bell ファミリーバッグ#1
シュラフの中綿が化学繊維でできている化繊シュラフは、ダウンシュラフに比べて安価でタフに使用することができるというメリットがある。一方で収納サイズが大きくなってしまうので、車の積載に余裕のある人におすすめである。封筒の形状は寝袋の中が幅広であるために過ごしやすく、ジッパーで同じ寝袋と接続することもできる。
エアーマット
◆コールマン コンフォートエアーマットレス/W
その名の通り空気によって膨らむマット。キャンプで使うマットの中でもっとも厚さのあるタイプがこのエアーマット。別売りの空気入れで空気を注入、排出をする。エアーマット自体の収納サイズはコンパクトで軽量。一度設営してしまえばその後は快適なので長期でのキャンプ滞在でおすすめできるマットだ。4622円
ウレタンマット
◆サーマレストZ-LITEソル
テントの中に入った後のキャンプの大敵は「床冷え」。地面からの冷え込みが原因で、全く眠れなかったというのはキャンプ初心者の失敗あるある。床冷えを防ぐためにはウレタン製のマットが大活躍。中でもサーマレストのZ-LITEソルは、冷えを防ぐだけではなく保温性もあり、かつ、柔らかさもあるので快適に過ごすことができる。5000円台
インフレータブルマット
◆イスカ ピークライトマットレス
収納性と性能のバランスに優れているマットがインフレータブルマット。空気を入れるバルブを開くと半自動的に広がっていき、最後は息を吹き込んで厚さを調整する。なかにウレタンが仕込まれており、それでいて空気で厚さを増すことができるのでバランスのいいマットといえる。小さく収納できるので、ツーリングキャンプにおすすめ。8500円+税
ウエア&シューズ
「都会の」という意味を持つ「Urban」とアウトドアをかけ合わせた「アーバンアウトドア」という言葉が浸透したように、都会でも自然の中でも使えるウエアや靴が幅広く認知されている。キャンプで多少ラフに扱っても問題ない耐久性、防水性を保ちながらも、街中で使っていて違和感のないオシャレなデザインのブーツはアウトドアを楽しむものとして1足は持っておきたいところ。軽量で持ち運びしやすいダウンや防風、撥水などの機能性に優れたレインウエア、カラーバリエーション豊富なフリースなど、アウトドアファッションのトレンドはまだまだ発展していきそうだ。キャンプにいくお気に入りのファッションコーディネートを考えるだけでも楽しい時間を過ごせる。
エプロン
◆テンマクデザイン キャンプエプロン
ペグハンマーに、ナイフ、マルチツールやライターなど、何かと小物が多いキャンプでは、エプロンをしてポケットに入れておくと、どこにしまっておいたかと迷うことがない。また、エプロンをつけると一気にキャンプ感が増すので、なかなかキャンプっぽい服装を持っていない人こそ、使ってもらいたいアイテム。買いやすい値段なのも◎
3680円+税
フリース
◆パタゴニア フリースシンチラ
春のキャンプでは、日中は暖かくても朝晩に冷え込むことも。そんなときに上から着ることができるフリースは春のキャンプに必携のウエア。パタゴニアのフリースは環境に配慮して製造され、それでいてカラーバリエーションやフードの有りなしなど好みで選ぶことができるのでおすすめ。街中でも着られるので幅広く使える。1万1232~1万4040円
ブーツ
◆ソレル マドソンチェルシー
スタイリッシュな見た目にもかかわらず、素材が革でできているので防水性能も兼ね備えている。キャンプでは朝露で地面が濡れていることも多いため、こうしたシューズを一足持っておくとキャンプでの快適性が高まる。テントとの出入りがあるキャンプではヒモで縛らないタイプのほうが、脱ぎ履きしやすいのでおすすめ。1万7388円
焚火ブランケット
◆テンマクデザイン スーパーマン
冷え込んできた夜に楽しむ焚き火。暖がとれて火の暖かみを感じることができる焚き火だが、薪が爆ぜてウエアに穴があいてしまうという話は、キャンプ初心者の失敗談としてよく聞く。そういった時に大切なウエアを守るのが焚き火ブランケット。裏面にフリースが付いているので保温性も高いのもおすすめのポイント。1万584円
サンダル
◆KEEN クリアウォーター
「サンダルでもつま先を保護すること」をコンセプトとして掲げるKEENのサンダルはキャンプシーンでも大活躍。キャンプサイトの設営が終わってリラックスしたい時にブーツから履き替えたり、ウオーターアクティビティを楽しむ時には履いたまま楽しむことができる。夏場も使えるサンダルは必携アウトドアグッズだ。1万2960円
2019/4/15