<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=170559842213036&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">
編集部2022年3月30日

熊本県/天草上島&下島 リグと明暗撃ちのタックル戦術 前編

メバル 全国おすすめ釣り場 熊本

『SEABASS Life NO.12 春号』の特集は「もう迷わない!ショアゲームプランに役立つ年間アドバイス」。 近年釣り禁止エリアが増えてきている。これ以上増えないように するためにも今一度マナーについて見直そう。 東京湾奥を中心に全国で活躍している高橋優介さんに話を聞いた。

春告魚のメバルを釣るならオールインワンタックルがおすすめ

田町一歩=写真・文

 『ルアーパラダイスKyushu 2022年春号(NO.47)』の特集は「もう迷わない!ショアゲームプランに役立つ年間アドバイス」。今号の特集記事の中からイチオシ記事を特別公開!

春を告げる魚、それがメバルだ。そのとおり春からは絶好のシーズン。初夏まで続く。キーワードは『ライン・タックル・ジグ単』の3つだ。

◆関連記事
メバルのルアー釣りおすすめタックル23選|仕掛け・釣り方も解説!
海釣り超入門 メバル・ルアー釣り編【道具&釣り方解説】
釣り用防寒着おすすめランキング17選|コスパ最強の人気アイテム

常岡紘次

ショアのヘビーゲームに精通。プロショップ・ブルーウォーターハウススタッフ。福岡県在住。

ラインはPEを選択しよう

ジグ単以外にプラグやキャロを使うならPEラインは有力な選択肢だ。

成田颯雅さんはすべてのリグをPEで操る。理由は、プラグやキャロの使用頻度が多く、飛距離を稼ぎたいのとエステルは瞬発的な衝撃に弱いところを考慮している。海域的にシーバスやヒラフッコのヒットも多い。

もちろんジグ単もPEでやる。使用号数は0.2〜0.3号。

05_DSC5418

すべてのリグを扱うのに成田さんはPE ラインのライン・アバニライトゲームスーパープレミアムPEX4(バリバス)0.2 〜0.3号を使用。張りのある4 本撚り、シーバスのヒットも多く、強度のあるスーパープレミアムPE にしている。リーダーはライトゲームショックリーダーフロロカーボン4 〜5Lb(バリバス)

 

メバル釣りのラインは、ジグ単だけならエステルかフロロ、もしくはナイロンが扱いやすく、特にエステルは感度も抜群だ。やり込んだ人がジグ単に好んでエステルを当てるのはそのためだが、リーダーの結束やドラグ調整、釣っているときのラインメンディングなど、多少気を使う部分がある。その点フロロやナイロンはルアーも直接結べて楽だ。が、これはジグ単だけを使う場合と考えてよい。一般的にPEとジグ単の相性はイマイチとされるが、成田さんには工夫があった。

メバルに使うジグヘッドがアジよりも重いものを使うからというのが理由かと思われたが、そうではなかった。

成田さんは「0.6〜1.6gを使う」と回答。

ジグ単もPEで扱っているのは「感度に支障が出ない距離で勝負するから」だった。要は明暗撃ちに徹しているのだ。遠くを探りたいときはキャロに切り替える。成田さんのこの組み立てはロッド選びに関係する。

14_DSC5344

近距離の明暗撃ちのジグ単はフォールに反応するか下から上の動きに反応するかをチェックする

 

使うロッドは7ft3in。ジグ単専用ロッドと比べると長めだ。長めのロッドで飛距離を伸ばしやすくしつつ、プラグもジグ単もキャロも1タックルでカバーして自分自身が動きやすくしている。2タックル持って釣り歩くのと1タックルでは機動力に差が出る

02-2_DSC5398-1

7ft3in の長さはオールインワン。ジグ単による小場所撃ちもプラグやキャロでの遠投やドリフトもすべてこなせる

 

ちょこちょこと動いてはショートキャストで小場所や明暗を探り歩く。それを重ねたほうが「結果的に数につながる」と実感しているのだ。

03_DSC5378

ジグ単では徹底した明暗撃ち、遠投はキャロ、ドリフトはプラグが成田さんの戦術

 

06_DSC5381

明暗以外にもイケスなどのストラクチャーがあれば確認する。魚の気配があれば探る

 

オールインワンのタックルがおすすめ

ロッドも感度はよくなるばかりで、キャストアキュラシーも高くなるばかりだ。タックルのなかで最も進化が目覚ましいアイテム言える。ロッドが多少長くてもジグ単まで扱いやすくなっているのは事実である。

09_DSC5420

成田さんのタックルはロッドがソアレエクスチューンS73UL-S、リールはソアレXR2000SSPG(ともにシマノ)

 

10_DSC5305

PE はジグ単を遠投することはできる。だが、感度の点で難度は上がる。そのため感度の影響が出ない近距離で勝負する

 

成田さんが愛用する73という長さのロッドは、「不意の大型外道にもほどよい長さがあることでいなしながら対応できるメリット」がある。

多角的に見て「オールインワンタックルが一番使いやすく、結果このロッド1本でカバーできる感じです」と絞られた。

これから到来する春は、「夜もマヅメも日中もプラグの出番が多くなる。そのためPEラインのタックルだけでもストレスを感じる場面はなくなることはあっても増えることはないでしょう」とも語った。

17_DSC5425

成田さん愛用のメバルプラグ。左からライズショットスティック60S、ライズショット37F、ライズショットDI46SS、ライズショットDI ライト35S(すべてシマノ)、UK ベイト7(マルジン)

 

リールは2000SSPG。パワーギアを使っている。これはプラグをドリフトさせることも多くなるし、そこでデッドスローに巻き取ることも多いからだ。

PE0.2号は不意の大型に備えてややドラグを緩めにしておく。「感覚的に0.2号は髪の毛」だ。それよりも少し太い0.3号は、その分ファイトしやすく、キャスト時も神経を使わなくてすむ

そのほか、成田さんが言ったのは「リーダーの長さ」だった。「メバルを釣り上げるとリーダーがザラついていることが多いのと大型の他魚がヒットしたときの備えもあって1ヒロ強ほど取っておく」ようにしている。

リーダーを長くするとロッドのガイドのなかまで収めることになる。その観点からもロッドは多少長いほうが扱いやすい。

15_DSC5281

 

 

 

  • 1
  • 2

こちらの記事は好評発売中の『ルアーパラダイスKyushu 2022年春号(NO.47)』に掲載したものをオンライン版として特別公開しています!↓↓↓↓



おすすめ記事

記事検索

  • 検索フィールドが空なので、候補はありません。

月刊つり人 最新号

つり人 2020年5月号

列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。