清津川は信濃川の支流であり、上流には名勝・清津峡がある。この峡谷でも大ものは育つが、サオをだすのは命がけ。雪代の大増水を待ち、激流に抗いきれず下流まで押し出されてくる大イワナをねらおう。好機は春の嵐の数日後、清津峡温泉から瀬戸口温泉までがよい。
雪代が呼ぶ50cmオーバー
文◎高橋宗久
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信濃川で越冬した大イワナがソ上
清津川は信濃川の支流であり、上流には名勝・清津峡がある。この峡谷でも大ものは育つが、サオをだすのは命がけ。雪代の大増水を待ち、激流に抗いきれず下流まで押し出されてくる大イワナをねらおう。好機は春の嵐の数日後、清津峡温泉から瀬戸口温泉までがよい。
春の嵐の数日後、こんな太いイワナが口を使う
同じ頃、下流部には信濃川で越冬した大イワナがソ上する。サイズは35~50cm。よく太った個体が多い。釣り場は信濃川の合流点から支流釜川の合流点上にある堰堤まで。茶色く濁った雪代が青白く変わる頃から雪代が収束するまで、概ね4月中旬から5月いっぱいが好機だ。ソ上魚なので、釣り場は季節の進みに合わせて上流へ広がる。
またこのエリアには、雪代の終わる頃から増水のたびに戻りヤマメがソ上する。梅雨明けまでが確率は高く、サイズは30~35cmが主体。さらに秋にかけて雨後にソ上のある年があって、そうなると40cmに届く個体も出る。
全般にエサはミミズで、川虫があれば釣りの幅が広がる。7m前後のサオにハリス0.4~0.6号が一般的だ。
信濃川から銀ピカの大ヤマメも差してくる
●管轄漁協:魚沼漁協(TEL. 02579・2・0261)、下流は中魚沼漁協(TEL 0257・63・3012)
●交通:関越自動車道・塩沢石打ICを降りR17、R353を経て十二峠トンネルを抜けて清津川へ
※この記事は月刊『つり人』2018年4月号に掲載したものを再編集しています。情報は掲載時のものです。解禁日・入漁料等は管轄漁協にご確認ください
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