千曲川は甲武信ヶ岳に端を発し、長野県東部を縦断する。豊富な水量に豊富な川虫、50cmに迫るイワナやヤマメに加え、昨今では野生化した巨大ニジマスも流れに潜む。大ものファンは時に涙し、時に歓喜する。
付き場をつかむと40cmオーバーが乱舞
文◎戸門 剛
この記事の内容
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泣いては笑う大もの釣り場
千曲川は甲武信ヶ岳に端を発し、長野県東部を縦断する。豊富な水量に豊富な川虫、50cmに迫るイワナやヤマメに加え、昨今では野生化した巨大ニジマスも流れに潜む。大ものファンは時に涙し、時に歓喜する。
支流では太いイワナもヒットする
海の口周辺で合流する杣添川も大ものの実績が高い
私の場合は解禁当初から梅雨頃までは上流域(南佐久南部漁協管内)で大イワナと居着きヤマメをねらい、梅雨以降はその下流域(佐久漁協管内)で大ヤマメをねらう。シーズン終盤になれば住吉橋や臼田橋の前後を始め、大石川や杣添(そまぞえ)川の出合、上流下流の別なく大ものの期待が高まる。これらのポイントを丹念に探れば、本流ザオを根元から曲げるような相手に巡り合えるはず。現地採集が可能でシーズンを通じて食いがよいのはクロカワムシ。しかし早期にはブドウムシ、増水後はキヂを忘れず持参したい。大ものねらいのイトは0.8号以上、私は1号を張って大オモリとドバミミズで挑む。
なお千曲川本流のさらに詳しいポイント、有望支流については『長野「いい川」渓流ヤマメ・イワナ釣り場(つり人社)』も参考にしていただきたい。
40cmオーバーが1日に何本も掛かることも
夏~秋が本流域の好機。サオが満月にしなる引きを楽しもう
●管轄漁協:南佐久南部漁協(TEL. 0267・92・2167)、佐久漁協(TEL. 0267・62・0764)
●交通:上信越自動車道・佐久南ICを下りて川沿いのR140などで各釣り場へ
※この記事は月刊『つり人』2018年4月号に掲載したものを再編集しています。情報は掲載時のものです。解禁日・入漁料等は管轄漁協にご確認ください
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