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編集部2016年6月28日

川村光大郎のバックスライド道場 :第2回(全6回)

Basser バス釣り

カバー撃ちの定番、ノーシンカーリグ・バックスライドセッティング。タックルセレクトを誤るとフッキングですっぽ抜けるなどミスの原因となってしまう。正しいタックル&フックセッティングを覚えよう。

バックスライドセッティングのタックルとセッティング方法を川村光大郎先生が解説!

タックルセレクト&フックセッティングを覚えよう

編集部=写真・文、もりなをこ=イラスト

カバー撃ちの定番、ノーシンカーリグ・バックスライドセッティング。
タックルセレクトを誤るとフッキングですっぽ抜けるなどミスの原因となってしまう。
正しいタックル&フックセッティングを覚えよう。


 


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※この記事はBasser2012年9月号に掲載されたものを再編集しています

kawa01講師=川村光大郎(かわむら・こうたろう)

1979年生まれ。茨城県生まれ、東京都在住。オカッパリをメインスタイルに、10代のころから本誌に登場してもらっているアングラーで、いまや雑誌やDVDなど各メディアで引っぱりだこ。茂みが似合う男。O.S.Pの社員としてドライブスティックやドライブクローなどの超人気ソフトベイトのデザインを手がけている。ボートフィッシングでも釣りまくるのは変わらず、草深幸範さんと組んで出場した2010年のW.B.S.スーパースリーデイズでは、17200g(3日間合計)というトーナメントレコードで優勝。メインリグはドライブスティック4.5in逆刺し・バックスライド仕様だった。


s3生徒=ササキ

1984年生まれ。広島県出身、東京都在住。川村先生が優勝したスリーデイズを取材して以来、バックスライドの釣りに何度かトライ。そもそもテキサスリグなどカバーを撃つ釣り全般に強い苦手意識があり今回の道場はとっても不安。後日行なわれた編集部対決(2015年9月号掲載)でもびっくりアワセを連発。日々修行中。


amano03生徒=アマノ

1969年生まれ。東京都出身、東京都在住。バックスライドでは1尾も釣ったことがない。道場に参加するにあたり、牛久沼の編集部対決(2012年9月号掲載)でバックスライド予習に励んだが、着水点やラインテンションの緩急、ブレーキ設定など、逆に疑問が増えて1日が終わった。この取材でその疑問も解決。ドライブスティックも大好きになり使用頻度が増えた。現ルアーパラダイス九州編集長。


バックスライドセッティングとは……フォールさせたとき、アングラーから遠ざかっていく方向にスライドするようワームをセットする方法。ノーシンカーリグか、ネイルシンカーを埋め込んだ形態が多い。オーバーハングしたカバーの下や、岸際のエグレのなかなどをねらいやすい

川村先生の質問②

バックスライド系に適したロッドを答えなさい

s4 ノーシンカーリグなわけですから軽めのルアーでもウエイトを乗せやすいモデルがいいと思います。今日はドライブスティック4.5inを想定してミディアムパワーのロッドを用意してきました。


kazari2kawa01川村 ある意味期待どおりの回答です。結論から言うと、もっとヘビーなモデルじゃないと厳しいです! かつてファットイカのバックスライド刺しが流行し始めたとき、タックルバランスを試行錯誤したんですが、ある程度のレングスとパワーがないとフッキングが決まりません。


amano03 たしかに、バックスライド系のソフトベイトってだいたい肉厚ですし、しかもカバーを撃つことが多いですもんね。


kawa02川村 はい。ということで、ドライブスティック4.5〜6inやファットイカの場合、ミディアムヘビーパワーが基準です。長さは6ft6in〜7ftの間で扱いやすい長さを選んでください。オカッパリの1本で、ピッチン&フリップもするし、キャスティングでの精度も欲しいとなると、6ft7inか8inくらいがオススメですぜ。


sasaki01 テーパーについては?




kawa01川村 フッキングのことを考えるとスローテーパーは向いていません。ファスト〜レギュラーファストってところかな。僕は「レギュラー気味にまで入るファストテーパー」のフロッガーを愛用しています。張りがあってパワフルだけど、ネバリ強く曲がるから近距離で強くアワせても切れにくい。


kawa02川村 ちなみにラインはフロロカーボンの14Lbが基準です。ヘビーカバーを釣るのに12Lbだと心配がありますし、16Lbだとバックスライドしにくくなっちゃうので。


amano03 ロッドセレクト、意外でした……。てっきりベイトフィネス的な釣りを想像してたもので。


kawa01川村 カバーメインの釣りですからね、テキサスのタックルとほぼ同じです。でも、ハイプレッシャー時やサイトで食わせるときは、ミディアムライト〜ミディアムパワークラスのロッドにドライブスティック3.5inを合わせることもあります。ラインはフロロカーボンの10Lbがメインですね。あとロッドが軟らかくなった分、フックをワンランク細軸にするのもマストです。


kawamura川村先生の答え②


6ft6in~7ftのミディアムヘビーパワー、ファスト~レギュラーファストアクションのロッドがオススメです。

川村先生の質問③

バックスライド系に適したリールを答えなさい

s1S ハイギヤ!! この連載で、カバー撃ちにはハイギヤ! と繰り返し教えられてきました。


kawa01川村 いいですね。リグを素早く回収できて効率がよくなりますし、掛けたバスを素早くカバーから離せます。あと、バイト時にテキサスリグよりもラインスラックが出ていることが多いので、なおさらハイギヤが有利です。


amano03 ハイギヤならどんなモデルでもOKですか?




kawa01川村 バックスライドの場合、「スプール回転の軽さ」も求められます。実践篇でみっちり教えますが、カバーを撃つ釣りでは着水音を抑えることが釣果を大きく左右します。そのためにはリグを低い弾道でピトッ!と落したい。高比重といってもノーシンカーなわけですから、回転がよろしくないリールで撃つと、どうしても弾道が浮き上がってしまい、着水音が大きくなりやすいですし、そもそもカバーの中に滑り込んでくれません。


amano03 最後にブレーキ設定について伝授をお願いします!




kawa02川村 今日メインで使うPX68の場合、メカニカルはスカスカではなく、ラインを指で引っ張ったときにわずかに抵抗感を感じる程度に締めます。マグネットブレーキは20段階中「10」くらいに設定しています。スプール回転が軽いリールであれば、ブレーキを利かせても低弾道でのロングピッチングも問題ないし、何より、バックラッシュしにくいセッティングにすることで、強気に撃ち込んでいけることが大きいんです。


kawamura川村先生の答え③


リグを素早く回収できるハイギヤモデルが有利です。
スプールの回転性能の高さも重視して選んでください。

川村先生のバックスライドタックル
2016年現在は取材当時からタックルが替わっている。メインロッドはスティーズ・ファイアウルフ(2016年NEW ITEM)。取材時に使用していたスティーズ・フロッガーと比べて「3in長く、ピッチングやフリッピングがさらにやりやすくなりました。またティップがより軟らかいので、ドライブスティック4.5inなどの軽めのリグもキャストしやすいロッドです」と川村先生。リールはスティーズSV TWのハイギヤモデル。G1ジュラルミン製のSVスプールに加え、TWSを搭載。バックラッシュしにくく、キャストしやすさに磨きがかかったリールだ。

メインタックル

ロッド:スティーズ・ショアコンペティション6111M/MHRBファイアウルフ
(6ft11in、M/MHパワー)
STZ_6111MMHRB

リール:スティーズSV TW 1016SV-SHL(ギヤ比7.1:1、左ハンドル)
steessv

ライン:スティーズフロロ Type-モンスター13Lb(フロロカーボン)


ドライブスティック3.5in用


ロッド:スティーズ661MFB-SVウェアウルフ
(6ft6in、ミディアムパワー)
werewolf


リール:SSエア 8.1L(ギヤ比8.1:1、左ハンドル)
ssair

ライン:スティーズフロロ Type-フィネス10Lb(フロロカーボン)
※タックルはすべてダイワ製

バックスライド系のフックセッティング

ドライブスティックに限らず、バックスライド系のリギングで最重要なのは「まっすぐ刺す」こと。シンカーがなく、フックがオモリ兼バランサーの役割を果たすバックスライドの釣りではとくにその重要性が高い。ここではストレートフックを用いるドライブスティックのリギングを紹介する。

kakomi3-hook-setting -1 ①ドライブスティック4.5inのリギング。これに合わせるフックはFPPストレートの#3/0。まずはこのようにボディーに沿わせてあてがってみる

kakomi3-hook-setting -2 ②フックを差す位置(最終的にラインアイ部が収まる位置)の目安はボディーのリブ後方から数えて3~4節目付近

kakomi3-hook-setting -3 ③腹側にフックを抜く際は、斜め前方に刺し進め、ボディーセンターのスリット内からフックポイントが出るようにする

kakomi3-hook-setting -4 ④腹側にフックを抜いたら、再度ボディーに沿わせてあてがい最終形を確認。フックポイントはスリットから露出しない皮一枚にとどめ、ラインアイおよびズレ防止のループストッパーはボディー内に埋め込む。なお、ループストッパーはワームを刺すときは抵抗なく刺せるが抜こうとすると抵抗を受ける(だからストッパーになる)ため、ワームを交換する際はフックポイント側からワームを抜かずにラインをカットして、ラインアイ側から抜くこと。そうしないとワームが裂けて再利用できなくなる

ドライブスティックのリギング完成品を下から見た図 kakomi3-hook353.5in kakomi3-hook454.5in kakomi3-hook-66in



フックサイズは、大きいほうがフッキング率は高いが、重心が後方(ラインアイと逆側)に寄り、フォール姿勢が垂直に近くなる(=バックスライド幅が短くなる)傾向がある。川村先生が試行錯誤した結果はソフトベイトの欄に書いたとおり


kakomi3-nail 写真のように、腹側に水平にネイルシンカー(1/45oz、約0.5g)を入れることも。「風や流れが強いときに、ネイルを入れると断然釣りやすくなるのと、ワームの姿勢が安定するので自発的アクションが確実に出せる」と川村先生。ボディー後方(ラインアイと逆側)に仕込むと、カバーの貫通能力は向上するものの、フォール姿勢が頭下がりになり、スライド幅が大幅に短くなるのでオススメできないと川村先生
 
  
 
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 バスの立場で考えてもみてほしい――ドタバタと何かが地面を叩く振動が水中へ伝わってきたあとで、ボチャン!と飛んできたエサっぽいモノに食いついたら、空気中に引っ張り上げられてしまった。同じことが何度か起こる。ドタバタの前に少し離れたところからバタンという振動も伝わってきた。バスは、ドタバタとバタンとボチャン!を危険を報せるサインとして学習する。サインというよりサイレンといったほうが正確かもしれない。
 ドタバタはアングラーの足音であり、その前のバタンは車のドアを閉めた音、ボチャン!はルアーの着水音である。
 アングラーはバスを釣りたくて水辺に立つのに、「今から飛んでいくのはハリが付いたニセモノだから食べちゃダメだよ」とバスに向けてサイレンを鳴らしてからキャストしていることがある。そういう矛盾が、川村光大郎の岸釣りにはない。
 地に足を着けて釣るからこそのメリットを生かし、デメリットを逆手にとってバスの裏をかく。グッドサイズのバスをたくさん釣りたい川村光大郎が、試行錯誤を繰り返しながら体得してきたオカッパリの方法論と技術をまとめた一冊。


 
 
 

  
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2016/06/28

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