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編集部2016年8月20日

荻野貴生のシャッドテール表層引き道場:第4回(全5回)

Basser バス釣り

荻野貴生さんが連載で釣りまくった十八番リグ、シャッドテールワーム・ノーシンカーリグ表層引き。編集部員AとSが荻野先生に入門し、座学と実践で免許皆伝を目指します。 バス釣りの専門誌バサーが、バス釣りのテクニックから道具、試合の最新情報、初心者のバス釣り入門までバスフィッシングのすべてを公開しています。

荻野先生が効き手側ハンドルのリールを使う理由も解説<

表層引きは表層ただ巻きに非ず!

編集部=写真・文、もりなをこ=イラスト

Basserにて連載されていた「オギタ式。」で荻野貴生先生が釣りまくっていた技がある。
シャッドテール系ソフトベイト・ノーシンカーリグの表層引きだ。
雄蛇ヶ池で、相模湖で、榛名湖で、印旛沼で、利根川で……。
フィールドを問わない十八番をAとSが学ぶ!




編集部員がエキスパートに入門し、座学と実践で免許皆伝を目指す 『Basser』の人気連載をピックアップ!


※この記事はBasser2012年11月号に掲載されたものを再編集しています

ogino2講師=荻野貴生(おぎの・たかお)

荻野先生のブログ「荻野貴生のオギ日記
1967年生まれ。東京都出身、東京都在住。プロガイドとして活躍しながらタックルショップ「GOOBER」の店主を務める。バスはもちろん、シーバスやメバルなどさまざまな魚種のエキスパートとして活躍している。かつてはW.B.S.に参戦し、クラシックやスーパー3デイズで優勝経験あり。2011年秋に新利根川で行なった「第2回レンタルボートスターウォーズ」ウイナーでもある。


amano03生徒=アマノ(A)
1969年生まれ。東京都出身。前Basser編集長で「オギタ式。」の記者も担当していた。荻野先生の影響を受けまくり、BTS(荻野先生が愛用するシャッドテールワーム)のノーシンカーリグを偏愛している。編集部対決やプライベート釣行でも投げ倒し、Basser編集長になってからの初バスもBTSでキャッチ(新利根川)。今回は愛をより熟成させたいという理由で生徒役に志願した。


s4生徒=ササキ(S)
1984年生まれ。広島県出身。「BTSのノーシンカーリグ」の素晴らしさはアマノからさんざん聞かされており、何度か試したことがあるが、「巻くとワームが回転してしまう」という理由で挫折。リギングが悪いのか? 巻き方がダメなの? 今回の道場でそれも克服でき、引き出しのひとつに加わった。


ogino-1BTS

シャッドテール系ソフトベイトとは……先端が左右に幅広い「シャッドテール」を備えたソフトベイト。リトリーブするとここが水を受け、テールを左右に振るようにアクションする。ノーシンカーリグ以外にも、テキサスリグ、ジグヘッドリグ、ダウンショットリグなどさまざまなリグで使いやすい。


表層引きは表層ただ巻きに非ず!



s6S やってみると想像以上にアグレッシブな釣りですね。たとえば水中に没したブッシュをねらう際、普段なら水面から出ている枝周りの際を通しますけど、今日は先生の釣りを見てブッシュ中央の枝と枝の間を大胆に通しています。


12低弾道でルアーがカバーの際や奥に吸い込まれていく荻野先生のキャスト

06この狭いカバーの中を表層引きする。ハードルアーにはちょっとマネのできない芸当だろう

05冠水ブッシュを前にして、その際をトレースしたSに対し、「際じゃなくてド真ん中を大胆に通してみてください」と荻野先生から指導が入る

ogino2荻野 スリ抜けのよさもノーシンカーワームの大きな持ち味です。しかもこの釣りはルアーの引き抵抗が弱いのでリトリーブコースがすべてラインで決まります。だからラインの位置でトレースコースを調節することができます。


amano03 どういうことでしょう……?




ogino3荻野 着水地点はカバーの際に、でも中間のラインはあえて横風にはらませて沖の杭の際に来るように仕向けてあげるとか。だから必ずしもアングラーとルアーが直線じゃなくてもいい。ただ、ふたりとも巻くスピードが遅いです。アマノさんに至っては表層引きになっていない。


amano01 これでも遅いですか……。




ogino4荻野 まず巻き始めが遅い。おそらくアマノさんの場合、左巻きのリールを使っていることも原因だと思いますよ。ツーフィンガーをトリガーに掛けて投げていますが、巻くときはスリーフィンガーにしてしっかりとリールをパーミングしないといけないから、握り直しのタイムロスが影響していますね。


amano01 そう思って、まずは巻いて、途中からパーミングし直しているんですけど……。




ogino2荻野 だから巻きに余計な段差が出ています。一定のリズムで巻くことがこの釣りのキモですから。


s4 それは一定速度のただ巻きとは違うんですか?




ogino2荻野 違いますね。基本的にはファストリトリーブですが、決して一定の速度ではない。一定にしないといけないのはワンキャスト中のワームが受けるテンションであり巻き心地(抵抗)です。ルアー前方のラインが馴染む前に巻き始めてしまえばルアーが水を掴まない状態で水面を滑走してしまう。ある程度ラインを沈ませて軌道を作ってあげたら、きっちりと水を掴んだ状態をキープしつつ巻く。ルアーが沈みそうならスピードを上げてもいい。こうした一定のリズムで表層引きができるのは右利きの人なら右巻きのリールです。


amano03 右利きの人は左巻きのリールのほうが手返しはよくなるのかと思ってました。




ogino2荻野 左巻きはロッドの持ち替えがないから手返しが早そうですけど、実際にはリールの握り直しがあります。しかもルアーが着水してから、もっとも素早く巻きの動作に入らないといけないのがこの釣りです。ボクはキャストの際に手首の柔軟性をもたせたいから、右手の人差し指1本のワンフィンガーをトリガーに掛けていますけど、巻くときは左手の人差し指から薬指までの3本の指と小指の間にしっかりとトリガーを挟んでパーミングする。この複雑な指の動きを右手だけで行なうよりも、ロッドを右手から左手に持ち替えたときにリールをパーミングしてしまったほうが断然速いし、巻き姿勢も安定しますよ。


13キャストの際のグリップの握り。人差し指1本をトリガーに掛けることで手首の可動域が広くなり、柔らかなキャストが可能になるという

14人差し指と親指でリール全体を包み込むようにパーミングする。リトリーブ中にロッドがブレたりルアーの泳ぎに段差ができてはいけない。巻き抵抗がもっとも強く感じられる速さ(水をもっとも掴んでいる状態)をキープするのがコツだ

amano03 なるほど……。一定のリズムで巻かないといけないのはなぜでしょう。時おりストップを交えて緩急を付けたり、ユラユラと倒れ込ますのはダメですか?


ogino2荻野 ダメですね。基本は同じリズムで引くこと。これは重要で、同じリズムで泳がせているから「あの軌道で、あのスピードなら、最短距離を通ればあの杭に追い詰めて仕留められる! よし食おう!」とバスが思ってくれるんです。だから止めてはいけないしロッド操作も加えません。ただし巻き続けていたものが、枝とかテトラに突っかかってしまうのはOK。これはバスからするとベイトフィッシュを追い詰めたと錯覚するから。さらに言えば、水面もベイトフィッシュにとって逃げ場のない壁でありバスにとっては追い詰めやすい壁です。座学で話したとおり、表層付近での緩やかな上昇軌道はバスの食性にものすごく訴えかけます。それは追い詰めやすい壁に向かって常に泳ぎ続けているからです。


10ちょっとした岩は乗り越えてくれるし、岩に向かって一定のリズムで泳がせることで、岩で追い詰めようとバスに思わせることができる

s4 杭の際でドバンと食ったとしても、それは杭の際にいたバスとは限らないということですか?


ogino2荻野 当然そうです。かなり離れたところからも突進してきます。そこで待ち構えていたにしては出方が派手すぎることが多いし、勢い余って飛び出すことも多いですから。


18利根川流域に多いこうしたヘラ台や杭などのタテストにはもともとバスがつきやすいが、必ずしも真下からのドン!ではない。ここを壁に利用して離れたところから捕食したバスである可能性も高い



 
 


 

荻野貴生さん&沖田護さんコンビが映像でも活躍
BTSのノーシンカーでのヒットシーンも!

3057_S 動く オギタ式。
DVD-180分


2016/8/20

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