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つり人編集部2026年6月17日

【釣り用レインウェアおすすめ8選】選び方の基本&編集部の愛用品も公開

波飛沫、水汲み、突然の雨――水辺に立つ以上、濡れる場面は想像以上に多い。釣りにおいてのレインウェアは雨具にとどまらず、防風・防汚アウターとして一年中活躍する必須装備だ。選び方のポイントと、編集部が実釣の現場で選び抜いたおすすめモデルを紹介しよう。

つり人オンライン編集部

まとめ◎つり人オンライン編集部

1946年創刊の雑誌「月刊つり人」を筆頭に数々の釣りに関するコンテンツを作成してきた「株式会社つり人社」のWeb編集部。現場を知り尽くした編集部員・プロアングラーのネットワークを活かし、確かな情報をお届けします。

目次

    釣りにおいてのレインウェアの役割

    レインウェアは、雨天時に限らず、あらゆる釣行において準備しておきたいアイテムだ。

    常に水辺と隣り合わせのフィールドでは、雨が降っていなくとも濡れる機会は想像以上に多い。船釣りでポイント移動中の波飛沫を被ることは日常茶飯事であり、堤防での水汲みなどでも容易に濡れてしまう。加えて、お気に入りの私服に魚やコマセのニオイが染み付くのを防ぐ防汚アウターや、風による寒さを防ぐ防風アウターとしての役割も大きい。

    また、昨今の釣り具メーカーが展開する専用レインウェアは、キャスティングや足場の悪い磯歩きなどを妨げないよう、優れたストレッチ素材や立体裁断を採用。透湿性が高いものも多いので、雨を防ぐだけでなくウインドブレーカー感覚で一日中着ていられるほど快適に仕上がっている。

    また、釣り人の間では「雨が降ると魚が釣れやすくなる」という定説がある。低光量や濁り、水面の波紋が魚の警戒心を和らげ、気圧の低下による浮袋の調整で魚が浮き上がりやすくなるなど捕食スイッチを入れるからである。実際に晴天時は物陰にタイトに付いていた魚が、雨粒が落ち始めた瞬間にオープンウォーターへ飛び出し、活発にエサを追う姿は決して珍しくない。レインウェアがあれば、雨の中で訪れるチャンスを逃さずに釣りを続けることができるので、準備しておいて損はないだろう。

    釣り用レインウェア
    レインウェアの防寒については中綿入りアイテムなどもあるが、インナーで調整可能。着込むことを考えて大きめのサイズを購入するのもありだ

    釣り用レインウェアの選び方

    釣り用レインウェアには、素材や機能性などさまざまな特徴が存在する。ここでは、釣行をより快適にするための選び方を解説しよう。

    ゴアテックス
    素材によっても防水性やGORE-TEX(ゴアテックス)などの透湿素材は蒸れにくさが魅力。

    おすすめは快適な防水透湿素材

    レインウェアの素材と一口に言っても、コンビニのビニールガッパから、タフなPU(ポリウレタン)・PVC(ポリ塩化ビニル)素材、「GORE-TEX(ゴアテックス)」に代表される高機能な防水透湿素材まで幅広く存在する。

    快適な釣りを求めるなら、選ぶべきは間違いなく「透湿性能」を備えたモデルだ。釣りはポイント移動やロッドアクションなど、想像以上に運動量が多い。雨を防ぐだけでなく、ウェア内の蒸れを外へ逃がす機能である透湿性も欠かせない。汗冷えで体温を奪われたり、ベタつく不快感を抱えたままでは、目の前の釣りに集中できなくなってしまう。

    近年は各釣り具メーカーやアウトドアブランドから、独自の防水透湿素材を採用した優秀なレインウェアが多数リリースされている。手の届きやすい価格帯のモデルも充実しているため、これから揃えるアングラーにもおすすめだ。

    一方で、動きの少ない釣りや極寒期の釣行であれば、完全防水のPU・PVC素材も根強い人気を誇る。メンテナンスを怠ると防水性能が落ちやすい透湿素材に比べて、劣化しにくいタフさが最大の魅力だ。また、コマセや魚の血で汚れても水でサッと洗い流せるのも嬉しいポイント。ただし、蒸れやすい素材のため、動きの多い釣りには向かないので注意したい。

    雨の中での釣り

    防水性能を確保する3つのチェックポイント

    レインウェアの防水性能を見極めるには、まず耐水圧の数値を確認したい。大雨でも耐えられる実用的な目安は「耐水圧10,000mm 」。ただし、長時間のどしゃ降りなど過酷な環境を想定するなら耐水圧20,000mm以上のレインウェアもある。このあたりは用途に応じて選択しよう。

    次に気をつけたいのがジャケットの袖口の構造だ。袖口の作りが甘いレインウェアは、キャストやロッドアクションといった釣りの動作の中で雨水が侵入しやすくなる。これを防ぐには、袖口が二重仕様になっているモデルがおすすめだ。

    また、袖口以外にも水の侵入口となるパーツに、ファスナーがある。止水ファスナーが標準装備のものなら問題はないが、そうでないモデルではファスナーの上に防水仕様のカバー(フラップ)が付いているかどうかも要チェックだ。

    ファスナーカバーが付いていないモデルは価格が安いものの、強い雨や向かい風の状況では高確率で浸水する。そのため、少し予算オーバーしてでもファスナーカバー付きの商品を選んでおくと安心だろう。

    強雨の中での釣り
    長時間強い雨の中釣りをするなどの過酷な条件では、耐水圧だけでなく水が侵入しやすい袖口やファスナー、縫い目部分の作りも重要になる

    動きやすさを重視するなら立体裁断やストレッチ性もチェック

    釣り用レインウェア選びにおいて、防水性と同じくらい大切なのが「動きやすさ」。ルアーフィッシングのように運動量の多い釣りであれば、なおさら妥協できないポイントだ。

    雨の中でも快適なキャストやファイトができるよう、アングラーの動きを妨げない立体裁断や、ストレッチ素材を採用するなど、実釣を見据えた工夫が凝らされたウェアを選びたい。

    意外と重要な「パンツの形状」選び

    釣り用レインウェアの機能性を引き出すうえで、意外と重要なのがボトムスの形状だ。主に「セパレートタイプ(通常のパンツ)」と「サロペットタイプ(ビブパンツ)」の2種類が存在する。

    上下が独立したスタンダードなセパレートタイプは、軽快な動きやすさが最大の売り。渓流釣りや陸っぱりのルアーフィッシングなど歩き回ることが多い釣りに向く。しかし、しゃがむ動作やキャストを繰り返すうちに、裾がずり上がってジャケットとの隙間から雨水や波飛沫が浸水するリスクを伴う面もある。

    そのため、船釣りなど防水性を何よりも最重視する環境下では、胸部や背中まで生地が覆うサロペットタイプのパンツもおすすめだ。サスペンダーで吊るすため、ずり落ちる心配がないのも大きなメリットとなる。

    編集部おすすめの釣り用レインウェア8選

    ここから紹介するのは、編集部が日々の釣行で愛用している一着や、過酷な取材現場で実力を目の当たりにした厳選レインウェアたちだ。

    選ぶ際は、価格や素材だけでなく「自分の釣りのスタイル」も基準にすると失敗が少ない。また、最近はジャケットとパンツを別々に購入できるモデルも増えている。用途に合わせてブランドを横断し、自分だけの快適なセットアップを組むのも面白いだろう。

    釣り用レインウェア
    釣り用レインウェア おすすめ8モデル比較表
    商品名 購入 価格(税込) 編集部コメント 防水素材 メーカー
    ミレー ティフォン ストレッチ J 36,300円/P 26,400円 透湿50,000のハイスペック。蒸れを嫌うランガン派の本命。 ティフォン3L(耐水圧30,000/透湿50,000) ミレー
    ダイワ GORE-TEX バーサタイル DR-1926 51,700円 手の届くGORE-TEX。迷ったらコレの万能型。 GORE-TEX 2層 ダイワ
    ミズノ ベルグテックEX ストームセイバーV 19,800円 2万円弱で耐水圧30,000mm。コスパ最強の一着。 ベルグテックEX 3層(耐水圧30,000以上) ミズノ
    mazume ROUGH WATER レインスーツ 24,200円 完全防水PU×サロペット。波を被る船釣りの相棒。 PU(完全防水) mazume
    シマノ ESレインジャケット&パンツ J 49,500円/P 36,300円 塩が残りにくい海水撥水。ソルトアングラーの実力派。 DRY-SHIELD+ 3層 シマノ
    エバーグリーン E.G.レイン J 31,900円/P 28,600円 210d表地のタフネス。擦れる釣り場に強い。 210d 3レイヤー エバーグリーン
    Foxfire ハイドロマスター ジャケット&ビブ J 82,500円/ビブ 75,900円 機能もスタイルも頂点。所有欲を満たす最高峰。 GORE-TEX 3層 Foxfire
    シマノ リミテッドプロ ゴアテックス 137,500円 磯の動きを極めたGORE-TEXフラッグシップ。 GORE-TEX C-KNIT 3層 シマノ

    【編集部イチ推し】透湿50,000g/㎡のハイスペック「ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット&パンツ」

    ティフォン ストレッチジャケットを使用した釣りシーン

    フランスの山岳ブランド・ミレーが登山向けに磨き上げた防水透湿素材「TYPHON(ティフォン)」。透湿性50,000g/㎡/24h、耐水圧30,000mmというスペックは、トップクラスの性能と言える。

    特に透湿性能は非常に高く、サラッとした着心地で蒸れにくいのが大きな魅力だ。WEB編集部・渡辺はジャケットを愛用しているが、当初は釣り用レインウェアとして購入したものの、あまりの着心地のよさにウインドブレーカーとしてプライベートでも着用しているほど。また、ストレッチ性が高いため、繊細なロッドワークやキャストを妨げないのも見逃せないポイントだ。

    そのうえで、ジャケットパンツをあわせ買いしてもタイミングによっては5万円以下で手に入るので、高いスペックに対するコストパフォーマンスも優れていると言えるだろう。

    【編集部の一言コメント】50,000g/㎡/24hという驚異の透湿性能は、移動の多い釣りや熱気がこもりやすい梅雨時期に特に活躍!

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    【編集部イチ推し】コスパの高いGORE-TEXウェア「ダイワ GORE-TEX バーサタイルレインスーツ」

    防水透湿素材の代表格であるGORE-TEXを使用しつつ、実売価格3万円台で上下セットが揃うコストパフォーマンスの高さが魅力なのが、ダイワの「GORE-TEX バーサタイルレインスーツ」だ。

    「バーサタイル(=万能)」の名の通り、ジャンルを問わず使える汎用設計となっている。GORE-TEX生地は優れた防水性・防風性・透湿性を誇るだけでなく、経年でも防水性能が落ちにくい。洗濯などのメンテナンスが比較的容易なのも嬉しいポイントだ。

    初めて釣り用のレインウェアを揃える際には、検討したいアイテムと言えるだろう。

    【編集部の一言コメント】迷ったらコレ!GORE-TEX素材を採用した安心の上下セット。

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    安価ながら耐水圧30,000mm「ミズノ ベルグテックEX ストームセイバーVレインスーツ」

    総合スポーツメーカーのミズノが手がける防水透湿素材「ベルグテックEX」。耐水圧30,000mm以上、透湿性約16,000g/㎡/24hというスペックを、上下セットの実売2万円前後で実現したのが「ストームセイバーV レインスーツ」だ。

    特筆すべきは100回洗濯しても水をはじき続ける耐久撥水性。コマセや魚の血などで洗濯頻度が高くなる釣り人にとって、非常に心強い機能だ。また、スポーツメーカーらしく立体スリーブなど運動性に配慮した作りも見逃せない。

    まずは、安価にレインウェアを揃えたい人におすすめのアイテムだ。

    【編集部の一言コメント】価格は抑えたいけど、性能では妥協したくない人の最適解。

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    完全防水で割り切る一着「mazume ROUGH WATER レインスーツ」

    mazumeの「ROUGH WATER レインスーツ」は、透湿性を持たない完全防水のポリウレタン(PU)素材を採用した上下セットだ。蒸れと引き換えに、水を一切通さない防水性能を手に入れている。

    パンツは胸まで覆うサロペットタイプ。座っても背中や腰が露出せず、船の上で波を被っても水が入り込みにくい。頑丈な生地はコマセや魚で汚れても簡単に流せて、ニオイも残りにくい。さらに、ヒップやモモ部分には着脱式のパッドが標準装備されており、長時間の船釣りなどでもお尻が痛くなりにくい。

    編集部渡辺はオフショアや肌寒い季節の堤防エサ釣りなどで着用しているが、防水性能の高さに加え、風を通さないしっかりした生地なので防寒アウターとしても重宝している。

    【編集部の一言コメント】水と汚れを完全にシャットアウト。船釣りの快適さを底上げする頼もしいタフネスモデル。

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    収納豊富&海水撥水「シマノ ESレインジャケット&パンツ」

    シマノの「ESレインジャケット」と「ESレインパンツ」は、独自の防水透湿素材「DRY-SHIELD+」を採用した3レイヤー構造のウェアだ。防水透湿膜を2枚の生地で挟み込んでおり、雨天や強風下でも安定した防護性能を発揮する。

    最大の特徴は、独自の「海水撥水機能」を備えている点である。真水向けに作られた一般的なレインウェアとは異なり、海水を弾いて塩分を残しにくい。波飛沫を浴びる磯や船上でも撥水低下や白汚れが起こりにくく、初期性能を長く保ってくれる。

    さらに、多数のポケットやDカンなど収納力に優れており、アングラーの機動力を高める工夫が随所に散りばめられている。

    【編集部の一言コメント】アングラーに寄り添った機能が満載!オシャレな外見も◎

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    摩耗に強い210d表地「エバーグリーン E.G.レインジャケット&パンツ」

    バスフィッシングからソルトウォーターまで、実践的なルアーフィッシングギアを手がけるエバーグリーン。その本格レインウェアが「E.G.レインジャケット」「E.G.レインパンツ」だ。

    最大の特徴は、表生地に採用した高強度な210dナイロンにある。その耐擦過性は大きな魅力だ。

    藪漕ぎや護岸のコンクリートなど擦れや引っかきが避けられないフィールドで、生地のタフさがそのまま安心につながる。

    PU防水透湿フィルムを挟む3レイヤー構造で防水と透湿を両立。ジャケットとパンツは別売りで、上下を個別に選べる仕様だ。

    【編集部の一言コメント】ガシガシ使い倒せるタフネスが魅力。

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    最高峰素材を使用「Foxfire ハイドロマスタージャケット&ビブ」

    ハイドロマスタービブ

    高い機能性に加え、洗練されたファッション性でも多くのアングラーから支持を集めるアウトドアブランド・Foxfire。そのフィッシング専用設計のフラッグシップレインウェアが「ハイドロマスター」シリーズだ。

    生地には優れた防水透湿性と耐久性を誇る次世代GORE-TEX 3レイヤー(70D)を採用。ボートでの高速移動やオフショアで強烈な雨・波を浴びても内部を濡らさず、体温低下を防ぐ。

    キャスティングを妨げない立体裁断、ビブのコーデュラ500D補強など作り込みも一級品だ。ジャケットとビブは別売りで、上下を個別に、あるいは手持ちのウェアと組み合わせて使える。

    【編集部の一言コメント】機能・耐久・スタイルのすべてを妥協したくないアングラーへ。

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    磯用フラッグシップ「シマノ リミテッドプロ ゴアテックス レインスーツ」

    ハードな磯釣りを想定したシマノの最高峰モデル。こちらもメイン素材にGORE-TEX C-KNIT 3レイヤー(70D)を採用し、過酷な環境での「高い耐久性」と「防水透湿性能」、「圧倒的な動きやすさ」を高い次元で両立する。

    擦れやすいヒップや足元には耐久性の高い厚手生地を、可動部にはストレッチ素材と立体裁断を配置。磯歩きやコマセワークといった動作を妨げず、袖や裾は波の浸入を抑える構造だ。釣果と安全を第一に考える磯釣り師にとって、まさに死角のない一着となっている。

    【編集部の一言コメント】磯師のための、フラッグシップモデル。

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