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編集部2022年5月28日

【渓流ルアー釣り】ミノーイングの基本を解説【トラウト】 第3回(全3回)

ヤマメ イワナ 魚種別釣りガイド

釣り上がりながらアップクロスでルアーを通していく。ルアーを通す順番は下流→上流が基本。先に上流を探ってしまうと下流の魚にプレッシャーをかけることになる。「下流から30cm刻みで撃つ」が風間さんのスタイル。「1コース1投」が基本だが、魚が見えたり、チェイスがあったり、好きなポイントだったりすれば反応がなくなるまでキャストする。

45mmシンキングミノーを連続トゥイッチ!

解説◎風間俊春 写真・文◎編集部

 渓流~源流でヤマメ、アマゴ、イワナ、ニジマスをねらうルアーゲームの基礎を風間俊春さんに教わった。「まずは45mmシンキングミノーの連続トゥイッチから覚えましょう」と風間さん。チェイスとバイトがすべて見えるって素晴らしい!

この記事は月刊『つり人』2021年7月号に掲載したものを再編集しています

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風間俊春(かざま・としはる)
埼玉県秩父郡在住で荒川水系がホームフィールド。本流の大型ヤマメやニジマスから源流のイワナまで、あらゆる渓流魚を相手にしたルアーフィッシングを愛している。ルアースクールなどで講師を務めることも多い

ねらうポイントは「すべて」

 落ち込みや反転流、大きな岩のエグレなどの大場所は風間さんも大好き。ただし、それ以外の何の変哲もない流れにも必ずルアーを通していた。

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渓流ではロッドを振るスペースが狭いので、キャストはサイドハンドが多かった

「変化がない小砂利のチャラ瀬でもルアーを通すべきです。移動中の魚がいることがありますし、魚は意外なところに隠れていたりしますから」

 実際、釣行日は落ち込みなどのわかりやすい場所では一度もヒットがなく、釣れたのは小さな岩の周りや平場だけだった。風間さんによるとこれは決して珍しいことではなく、先行者がいたり、普段から人が多かったりする釣り場ほどこの傾向が強いという。

 なので、渓流ルアーを覚える際は「魚はこういう場所にいる」という知識を一度忘れてみて、すべて撃ってみる感覚で釣ってみると面白い。

コース取りはアップクロスが基本

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釣り上がりながらアップクロスでルアーを通していく。ルアーを通す順番は下流→上流が基本。先に上流を探ってしまうと下流の魚にプレッシャーをかけることになる。「下流から30cm刻みで撃つ」が風間さんのスタイル。「1コース1投」が基本だが、魚が見えたり、チェイスがあったり、好きなポイントだったりすれば反応がなくなるまでキャストする。その場合風間さんは1投ごとにレンジを変えることが多かった

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写真のように大きな岩が多い流れではクロスキャストで小刻みに撃つこともある。水中の岩をねらう場合、「岩の真上にキャストする」と「岩の真上を通す」はNG。魚は岩のエグレに潜んでいるので、真上にルアーを通しても気付いてもらえないからだ。魚を驚かせないよう1m以上先にルアーを投げ、岩から少し離れたところにルアーを通そう

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完全なアップストリームだとかなり速いスピードで引かないとミノーがアクションしてくれないため、45度前後のアップクロス~クロスのキャストが釣りやすい。ダウンストリームに投げるとすでに警戒した魚を釣ることになるためアタリが遠のく。また、アップクロス~クロスはミノーのターンが自動的に発生しバイトチャンスになる。キャストの間隔は30cm刻み。変化が少ないポイントでは1m刻みでもOK

 


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