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編集部2022年6月17日

渓流キャンプに行く前に。知っておきたい基本をQ&A形式で解説。第2回(全4回)

ヤマメ イワナ 魚種別釣りガイド

渓流キャンプにこれからデビューする人が知りたい疑問・質問に著者の浦壮一郎さんが回答します。浦さんは月刊『つり人』や別冊『渓流』雑誌『フライフィッシャー』などで数々の源流取材を経験してきたベテランのジャーナリストです。渓に向かう前にぜひチェックを!

数々の源流へ旅してきたライター・浦壮一郎さんが疑問に回答!

解説・写真◎浦壮一郎

 「ゆるくない釣りキャンプ入門」として、渓流釣りと渓流キャンプの魅力を紹介しているムック『RIVER CAMP』が好評発売中! この記事では、渓流キャンプにこれからデビューする人が知りたい疑問・質問に著者の浦壮一郎さんが回答します。浦さんは月刊『つり人』や別冊『渓流』雑誌『フライフィッシャー』などで数々の源流取材を経験してきたベテランのジャーナリストです。渓に向かう前にぜひチェックを!

この記事は『RIVER CAMP』に掲載したものを再編集しています

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地形図は必要ですか?

 地形図は必ず持参してください。

 近年はスマホのアプリであらかじめ地形図をダウンロードしておくことができるので、それらアプリを活用するのもよいです。

 ただしバッテリーが切れると使えなくなるので、必ずモバイルバッテリーも用意しておきましょう。

どれくらいのスペックのシュラフがあればよいですか?

 真夏の源流では夏用のシュラフで充分。

 軽量化を優先しシュラフカバーのみで過ごしてしまう人もいます。ただし標高が高い場合や禁漁間際の秋口はその限りではありません。

 モンベル製品を例にすると、標高が高くない地域で真夏の釣行ならシームレスダウンハガー#7、秋口や標高が高い場合は#5といったところです。

着替えはどれくらい持っていきますか?

 特に泳ぎが必要になる源流遡行では全身ずぶ濡れになるため、アンダーウエアの上下と靴下は必須。また薄手のパンツ(ズボン)や速乾性のTシャツくらいは持参します。

 夜間冷えることが予想される季節、あるいは標高が高い地域に出掛ける場合はコンパクトなダウンジャケットがあると快適に過ごせるでしょう。

 ただ、近年の速乾ウェアは優秀で、焚き火があると寝る頃にはすべて乾いていることもしばしば。その場合は持参した着替えを使用せずにすむこともあります。

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バックパックはどれくらいの大きさが目安ですか?

 ギアをウルトラライト系で揃えれば35L程度のバックパックで充分な場合もありますが、多くの人は45~60Lあたりを使用しています。

 入りきらないギアをバックパックの外側に取り付けていると、東北のブナ林などで尾根越えが必要なルートでは何かと引っかかって歩きにくくなります。その場合は少し余裕のあるバックパックにすべて収納するくらいがちょうどよいです。

天気は気にしますか?

 天気はあらかじめ確認しておくのが基本です。

 悪化することが予想される場合、釣行を中止する勇気も必要。

『山の天気は変わりやすい』というのは本当の話。

 特にビギナーが源流釣行に出掛ける際は好天が続くことを確認してから実行しましょう。

 

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