このエリアでは、手前をバチが流れるケースも当然あるものの、流芯に魚が溜まるケースが多いのが特徴です。そのため、必然的に飛距離の出るルアーの使用頻度が高くなってきます。1月後半~2月頭の後中潮から3月いっぱいくらいまでが、このエリアのバチ抜けパターンのハイシーズンです。
河川下流域の遠投パターンにおすすめは!?
中臺 翔=解説
いよいよ迫ってきたバチ抜けシーズン! 皆さん準備はOK? スタートダッシュをキメますよ!
◆関連記事シーバス用ルアーおすすめ15選|リグ&釣り方も解説
シーバスロッドおすすめ人気ランキング19選|長さや硬さの選び方も解説
釣り用防寒着おすすめランキング17選|コスパ最強の人気アイテム
目次
解説=中臺 翔(なかだい_しょう)
シーバスのポイントからも近いキャスティング品川シーサイド店に勤務。小学生時代からシーバス釣りに目覚め、現在、釣り歴17年。港湾部や河川から、100km以上の上流の水域までシーバスを求めて釣行。バチ抜けパターンにも精通する釣り人だ
河川下流域を遠投でねらうのにおすすめルアー5選
パターン2
エリア:中川下流域遠投多用パターン
時期:1月後半~3月いっぱい
飛距離の出るルアーで流芯を攻めるのがセオリー
次に想定したのは湾奥の中川下流域エリアで、川幅自体は荒川中流域よりも絞れているものの流れが速く出るような場所だ。
「イメージしているのは葛西橋よりも下流域です。このエリアでは、手前をバチが流れるケースも当然あるものの、流芯に魚が溜まるケースが多いのが特徴です。そのため、必然的に飛距離の出るルアーの使用頻度が高くなってきます。1月後半~2月頭の後中潮から3月いっぱいくらいまでが、このエリアのバチ抜けパターンのハイシーズンです。このパターンでは、MLクラスでティップの入りやすいロッドが扱いやすく、PEは0.8号をセットしています。リーダーに関しては、川のバチパターンでは釣れるシーバスも大きいことが多いので16Lbを入れています」
IGK96(ロンジン)
抜群の飛距離。ダウンの攻めで活躍する
「後方重心で、かなりの飛距離が出せるのが大きな魅力です。ただ、そのまま放置すると直立したままの姿勢で浮いてしまうので、軽く巻いて使うのがポイントです。スピード感的には、スライよりやや速め。スライはアップから投げてダウンに入ってしまうと泳いでレンジが入ってしまうので回収ですが、IGKはダウンに入っても、そのまま水面に引き波を出して泳いでくれる。つまりダウン側を攻めるにも強いルアーです。立ち位置的にダウンとなる場合の必須アイテムですね」
モアザン スライ95F(ダイワ)
遠投の前に手前のチェックも忘れずに!
「遠投で流芯をねらうのがメインのパターンですが、手前でシーバスがバチを捕食しているケースもあります。なので、まずはアップでスライを投げ、スラックを取るだけの巻きで流してみてください」
空海スリム120F(メガバス)
遠投して表層レンジをロールで誘う!
飛距離要員として活躍するミノー。「IGKよりも、さらに飛ばしたい場合に使用します。ロールで誘えるルアーですね。デッドスローで表層付近を流して誘います。これもスラックを取るだけの巻きで、沖の表層をねらいます」
ベイルーフ マニック95(デュオ)
表層のモジリをダウンで獲るアイテム
「マニックは95と115を使い分けます。95は、アップでは使わずダウンで使用します。表層のモジリを取るには、ダウンでダイレクトに入れるのが秘訣です。ロッドを立て、引き波がやっと出るくらいの速度で巻いてきてください」
ベイルーフ マニック115(デュオ)
バチが見えない時に沈めて使用
「ライズや流下するバチがあまり見えない時は、115の出番です。バチが一番、流れていそうな流芯に向け、アップクロスで投げ、沈下させながらラインスラックを取っていくように巻き落とします。95とは異なる使い方で探ります」
こちらの記事は好評発売中の『SEABASS Life NO.11 冬号』に掲載したものをオンライン版として特別公開しています!↓↓↓↓