ここでは流下するバチが見えない、いわゆる『底バチパターン』の釣りをします。時期は早くて1月の頭くらいからで、もっと早い場合はクリスマスくらいから始める時もあります。ねらう場所は合流部のヨレ。その底にバチが滞留して、シーバスが集まってきます。このパターンに関しては底を釣るのと、場合によってはビッグベイトも効果的になるため、ロッドはパワーのあるM~MHクラスがオススメです。
底バチパターンのおすすめルアーは!?
中臺 翔=解説
いよいよ迫ってきたバチ抜けシーズン! 皆さん準備はOK? スタートダッシュをキメますよ!
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目次
解説=中臺 翔(なかだい_しょう)
シーバスのポイントからも近いキャスティング品川シーサイド店に勤務。小学生時代からシーバス釣りに目覚め、現在、釣り歴17年。港湾部や河川から、100km以上の上流の水域までシーバスを求めて釣行。バチ抜けパターンにも精通する釣り人だ
底バチパターンのおすすめルアー5選
パターン3
エリア:荒川中流域水門合流エリア
時期:1月頭からスタート
潮を選ばず成立する見えない底バチパターン
「Cパターンは変則的で、始まりの時期も早く、しかも後中潮のような潮も選ばないパターンです」と中臺さん。想定するエリアは荒川の湾奥的中流部の足立区エリアだという。
「荒川に注ぐ支流の水門との合流部周辺です。ここでは流下するバチが見えない、いわゆる『底バチパターン』の釣りをします。時期は早くて1月の頭くらいからで、もっと早い場合はクリスマスくらいから始める時もあります。ねらう場所は合流部のヨレ。その底にバチが滞留して、シーバスが集まってきます。このパターンに関しては底を釣るのと、場合によってはビッグベイトも効果的になるため、ロッドはパワーのあるM~MHクラスがオススメです。12月中に始めるなら、このパターンで水門周辺のヨレねらいです」
ローリングベイト77(タックルハウス)
アクションさせずに落とし込んでいく!
「シンペンで食わない時はローリングベイトで、中層~ボトムをねらいます。効果的な使い方はアップに投げ、アクションさせずにボトムまでカーブフォールで落としながら流していく。底に着いたらリフトアップして、また落とす。これを2~3回やって反応がなければ、またキャストし直す。これが私の使い方です」
ベイルーフ マニック115(デュオ)
アップで投げて、ただ巻きで沈める
複雑な流れに対してアップで投げて、ゆっくり沈めながらのただ巻きで使用。「水門近くのヨレを目がけて投げましょう。キビキビとボディを振るので、それでシーバスを誘うイメージです。中層~底を泳ぐバチの動きを模した使用法です」
にょろにょろ125(ジャクソン)
マニックと異なるアクションが特徴
「I字系に近い落ち着いた尻の振りで、ピッチも緩い泳ぎです。マニックとアクションの質で使い分けます。比較的、活性が高い時は、複雑な水ヨレの中層のどこかにシーバスが着いているので、そこをシンペンでねらうイメージです」
ナレージ65(ブルーブルー)
よりボトムに近い場所をドリフトで!
「ローリングベイトよりボトム寄りを釣りたい場合に使用します。通常のバイブレーションだとスローに巻くと動きませんが、ナレージはリップに水が当ると揺らいでくれるのが特徴です。カーブフォールでドリフトさせて食わせます」
モアザン ミニエント70S(ダイワ)
流れが速い場所でボトムをサーチする
「ナレージでも底が取れない時に使用する20gのモデルです。スローでも、しっかりバイブしてくれます。通常のバイブとは異なるドリフトで使えるのが強み。水門近くの水ヨレの強いところでも、しっかり落としていけるアイテムです」
早い時期からパターンが成立するのが、このエリアでの底バチパターン。もちろん盛期に比べれば魚はバチもシーバスも少ないが、出ればデカい!というロマンを秘めた釣りになる。潮を選ばず成立するので、行ける時は行ってみる価値あり!
コラム ビッグベイトで攻略するバチパターン!
パターン3の釣りで中臺さんが強めであるMHクラスのロッドを推奨する理由はジョイクロのシンキングを使うからでもある。「底バチの釣りでは、底バチを食べているイナッコをシーバスが食うケースも多いんです。その時の裏ワザとして、シンキングのビッグベイトを使う方法も裏パターンとして存在します」
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