『SEABASS Life NO.12 春号』の特集は「道具で釣りはどう変わる?」。 近年釣り禁止エリアが増えてきている。これ以上増えないように するためにも今一度マナーについて見直そう。 東京湾奥を中心に全国で活躍している高橋優介さんに話を聞いた。
湾奥で快適に釣りをするためには?
『SEABASS Life NO.12 春号』の特集は「道具で釣りはどう変わる?」。今号の特集記事の中からイチオシ記事を特別公開!
近年釣り禁止エリアが増えてきている。これ以上増えないように するためにも今一度マナーについて見直そう。 東京湾奥を中心に全国で活躍している高橋優介さんに話を聞いた。
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目次
- 前編・湾奥マナーのQ&A
- Q1.キャストのマナーを教えてください
- Q2.ライトのマナーついて教えてください
- Q3.他の釣り人との距離感ついて教えてください
- Q4.ファイトのマナーついて教えてください
- Q5.偏光レンズのメリットを教えてください
- Q6.レンズのカラーは何を選べばよいですか?
- 後編・キャストのQ&A
- Q7.キャスト方法について教えてください
- サイドハンドキャスト
- アンダーハンドキャスト
- バックハンドキャスト
解説◎高橋優介
シーバスからオフショアのGTまで全国各地でソルトウォーターフィッシングを楽しんでいる。Blueblueに勤務し、アパレルブランド「RADSTILE 」を展開。YouTubeの「RADFISHING」も人気。
Q1.キャストのマナーについて教えてください
湾奥の釣り場は、ランニングや散歩を楽しむ遊歩道や公園が多いですよね。キャストの際は周囲に充分注意して、恐怖心を抱かせないようにしたいです。
キャストの際は後方確認をしよう
歩行者に怖いと思わせないためにも、アンダーハンドキャストをメインに使うことがおすすめです。フェンスのある釣り場であれば柵より後ろにサオを出さないように心がけるとよいでしょう。身を乗り出すような感じでキャストしてほしいです。シーバス釣りは橋周りの明暗の境目をねらうことが多いのですが、ルアーが高く飛んでしまった場合、橋の上に引っ掛かることがあります。非常に危険なので、低い弾道で飛ばせるキャストを身につけたいです。ルアーには大きなハリが付いていることを忘れてはいけません。
橋脚周りをねらう際は、橋の上にルアーが引っかからないように細心の注意をはらおう
Q2.ライトのマナーついて教えてください
夜釣りではポイントの水面を照らすのは基本的によくないですね。魚にプレッシャーを与えるからというのが理由です。ライトを動かさず15 ~ 30分ほど照らし続けていれば影響はなくなるのですが、動く光に魚は過敏に反応すると思ったほうがよいです。ベイトの存在や水位、水の透明度など気になることは多々ありますが、他の釣り人がいる時には基本的にやめるか「照らしてよいですか?」と一声かけてからにするとよいですね。
Q3.他の釣り人との距離感ついて教えてください
先行者が探っている範囲には基本的に入らないほうがよいですね。ルアーを流して釣る人もいるので探る範囲が分からない場合があります。隣で釣りをする時は「隣に入っていいですか?」と一声かけるのが大切なマナーです。明るく挨拶をすれば、どんな状況か親切に教えてくれる人が大半です。
大型ルアーを多用するビッグベイトで釣りをする人も注意が必要です。着水音が大きく、繊細な釣りをしている先行者は不快に感じることもあるので、普段以上に距離をとって楽しみたいですね。
Q4.ファイトのマナーついて教えてください
魚がヒットしている最中は人が近くに寄ってくることがあります。この場合、サオをその人と反対方向に向けてファイトしましょう。なぜなら魚が暴れ、外れたルアーが当たってしまう可能性があるからです。勢いよくルアーが飛んでくるのだから非常に危ないです。ボートでシーバスを釣る人は既に身につけているテクニックかとは思いますがオカッパリからでも同様に意識するとよいです。
人通りの多い遊歩道で釣りをする際には周囲に人がいないかキャストの度に確認をする
Q5.偏光レンズのメリットを教えてください
地形がまず見やすいというのはありますね。潮目なども見やすいです。
河川の釣りだと川の水と海の水が押し合っている場所などはよく釣れるのでそこを見るためにも必要です。その瞬間は水面にも変化が出やすいので偏光レンズがあれば変化をいち早く掴み取れます。ないよりもあったほうが絶対にデイゲームは有利です。
高橋さんはコンキーグラス工房のレンズを使用。好きなフレームに好きなレンズを入れられるので視界のよさはもちろん、フィット感のよいものを手にすることができる
後は安全面ですね。目の保護として絶対にあったほうがいいです。1 番多くあるのはランディングの時に自分に向かってルアーが飛んでくるアクシデントです。
夜は視界が暗くならないメガネを着用するとよいですね。夜のボートゲームは特に危険です。着用している人はあまりいないのですが、ルアーと魚が見えないこともあって飛んできても反応が遅れてしまいます。本来だったらライジャケばりに着用必須にしてもいいと思います。人に当たっても自分に当たっても最悪なのでなるべく掛けたほうがいいですね。
Q6.レンズのカラーは何を選べばよいですか?
僕がよく使うのはコンキーグラス工房のものです。朝マヅメや夕マヅメなどの光量が少ない時間帯に使うグリーン系のシューターグリーンや薄いピンク系のサイトコパー。
日が昇っている時間はマディブラウンやアクティブオレンジがおすすめです。ストラクチャーなどの輪郭がはっきり見えます。
オカッパリのアングラーは薄暗い時用と昼用の2 種類持っているとよいですね。ただ「そんなに買えないよ!」という人は朝マヅメや夕マヅメ用に合わせるとよいと思います。暗くなりすぎない色は汎用性が高いです。
ミラーを入れるとより暗くなってギラつきを抑えられる。見え方の微調整によい
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