釣果アップを狙うのなら、同じ種類のルアーを使い続けるのではなく、タイプによって使い分けることが重要です。このページでは、6つの観点から渓流ミノーの使い分け方法を解説します。さらなる釣果アップを目指す釣り人は必見です
バラシ軽減&ルアーの動きも向上させる!
写真と文◎編集部
❺カラー
カラーでも反応は変わってくる。派手、中間、地味の3 種類+ お助けカラー1種類の計4 種類を使い分けるとよいだろう。まず一番地味なのがシルバーベースに背中は黒などのナチュラル系、派手なカラーはチャートやピンクなどの背中に蛍光色が入ったフラッシング系やボディー全体がチャートのもの。中間はシルバーベースにオレンジベリーなどの派手な差し色が入ったものやゴールドベースに背中は蛍光色ではい黒や赤などのものとなる。
困った時の一手として持っていてほしいのがパールベース。どういうわけかプレッシャが掛かった魚に強く、このカラーしか入っていないルアーケースを常に用意しておくほど信頼している。初めての川で状況が分からない時の釣り初めなら中間のカラーから使うのがおすすめ。魚の反応に応じて強弱どちらにも交換することできるからだ。
ちなみに、模様の違いが釣果に影響することはあまりないが、その川にアユがいる場合はアユカラーが明確に効くときが多いので用意しておいて損はない。
❻魚種
渓流ルアーのターゲットは主にヤマメ、イワナ、ニジマスだろう。それぞれ性格や好みのアクションが異なり、適したミノーも変わってくる。ヤマメはピッチが細かくスピード感のある動きが好きだ。ルアーのアクションで言えば連続トゥイッチによるヒラ打ち。レンジは中~表層で反応がよいことが多い。チェイスしてきたら加速させたり上方向へ逃がしたりすると猛追してる。
イワナは左右へダートするような強めのアクションが好み。元々ボトムにいる魚なのでボトム付近にルーを通すと反応がよい。ヤマメと対照的に上方向や早い動きは苦手で追うのを諦めてしまう。
ニジマスはウォブリングやローリングといったただ巻きでできる一定のアクションが好きで、イレギュラー早い動きは苦手のようだ。ただし、遊泳力自体は高いので流れの強い場所にも入っていて、そんなポイトでスローにルアーを動かすのはなかなか難しい。ボトム付近を好んでいて、レンジやスピードの調整など渓流のターゲットの中では釣るのが一番難しいのではないだろうか。これらを踏まえてルアー選んでみるのも面白いだろう。
田崎さんのルアーセレクト例
※このページは『つり人2023年3月号』を再編集したものです。
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