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編集部2022年3月9日

マブナ仕掛け。エンコ釣りと探り釣りの基本 その2(全3回)

千葉 フナ 魚種別釣りガイド

芽吹きの季節に見つけられる美味しい食材。7沢に分け入っての本格的な山菜採りも楽しいが、身近な里や平地で見つかる野草も立派な自然食だ。川魚や野の食材を生かした料理店を営む戸門剛さんに、おすすめの15種を紹介してもらう。

腰を据えるか探りに行くか。田園のマブナ釣りについてご紹介。

写真・文◎高木翔太、編集部

解説◎菊池貞雄、須藤文雄
こちらの記事は月刊『つり人』2021年5月号に掲載したものをオンライン版として公開しています。

「釣りはフナに始まりフナに終わる」と言われるほど、マブナ釣りは始めやすく奥が深いものだ。
そのスタイルは主に2つ。腰を据えて1ヵ所を釣り続けるか、広範囲を探りながら釣り歩いて
いくかである。ツクシがにょきにょき頭を伸ばしタンポポが彩る春の田園地帯へ、ノベザオと
シンプルな仕掛けを用意して出かけてみてはいかが?

 

菊地 貞雄

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冬や春はマブナ、夏はアユ、秋はハゼとおもに淡水の釣りを幅広くこなす。

底のエサを食べるマブナに合わせたウキの調整

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 エンコ釣りで重要なのはウキの調節で、ウキ下(=水深)はもちろん、ウキがオモリに引っ張られて沈んでいく速度(=シモリぐあい)も釣果に繋がる大切な要素。まずウキ下だが、マブナは基本的に底のエサを食べるため、仕掛けを底まで落とすことが大切になる。その際、ウキが沈み切って見えなくなればアタリが取れない。着底してもウキが水面付近で見える水深になるようにウキ下を調節しよう。

 

活性が低い時のシモリ具合とは

 寒い時や活性が低い時はゆっくりとエサが落ちてきたほうが反応がよい。ただしあまりにゆっくり落とし込むのは手返しが悪くなるので、適度な沈下速度になるように板オモリをカットすることで調節できるようにしたい。

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菊地さんと親交の深い小社の鈴木もイトを垂れ、マブナのアタリを楽しんでいた

 

イトウキにはバトミントンのシャトルを使う

 イトウキは親ウキだけでは分かりにくい左右へ動くアタリを取るためのものだが、マブナでは食い上げのアタリをイトウキで見ることも多い。タナゴでよく使われるレジンを固めたものでは浮力がなく、食い上げでのウキの動きは小さくなるので今回取材した菊地さんはあまり使わない。

 発泡素材を切り出したり、バドミントンのシャトルに使われている鳥の羽根の芯を切ったりしてイトウキとしている。ウキ止メにはホウキグサを使用し、両端をボンドで留めているとのこと。これらのウキは浮力があるため、食い上げのアタリも分かりやすい。

 菊地さんの仕掛けではミチイトが0.4号、ハリスは0.2号、ハリは袖バリの2号で魚を外しやすくするためにペンチでカエシを潰して使用していた。

 イトの張りが強いとウキの自由度が減りアタリが出にくくなるため、細くすることで張りを低減。サオ先からオモリまでの長さをサオの長さ+ 5㎝とすることで、エサを付ける時に仕掛けに適度なたるみが作られサオ先へのイト絡みを防止している。オモリからハリの長さは2.5㎝としていて、それはエサが底から離れないようにするためだ。

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土管の際は深くなっていることが多い。この日は周辺の浅い場所でも魚が見えたが、よく釣れたのは深い場所だった

 

周囲より深いところに魚が溜まる

 エンコ釣りでねらうポイントはまず魚が溜まっているスポットだ。今回訪れたのは牛久沼西谷田川のホソであるが、その長い水路のどこでもマブナが溜まっているかといえばそうでもない。池や川と繋がっており通水のある水路であれば入り込んでくる可能性が高い。またマブナが溜まりやすいのは小深く掘れた所や、日陰になっている場所という傾向がある。具体的にはホソを繋ぐ土管の出入り口付近がおすすめ。

 菊地さんの経験上、どちらか一方は浅くなっていることがほとんどだそう。両方でサオをだして水深を確認してみよう。浅い所で魚影が見えてもそこではなかなか釣れないことが多いので周辺の深みを探して釣るとよいだろう。

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 初めはグルテンエサを大きめにつけて同じ場所に投入することで1ヵ所に魚を寄せていくが、15分ほどやってみてウキに全く反応がない場合はその周囲に魚が居ないので見切りをつけて移動しよう。アタリがある場合はそのまま釣り続けてみる。食わせやすいようにエサを小さめにつけると魚が吸い込みやすいため、釣れやすい。

食い上げアタリに注目

 マブナ釣りではコイやモロコ、カマツカ、エビなど多くのゲストが混じることが多い。

 特に釣りはじめはモロコやクチボソが先に釣れることが多いが、それは魚がいる好ポイントだということ。そのまま釣り続けていればマブナに出会える可能性は上がってくる。

 マブナと他の魚はアタリの出方で釣り分けることがある程度可能だ。たとえばモロコやクチボソは上下に大きく動きまわるようなアタリだが、マブナは小さい食い上げアタリであることが多い。

 アタリの違いを見極めてマブナばかりをねらっていくのがエンコ釣りの魅力だ。また、他の魚と違い、マブナはエサをすぐに離したりしないのでアタリがあっても反射的に合わせる必要はない。ウキの動きを存分に楽しんでからサオを立てよう。

 最後に菊池さんの食い上げに特化した仕掛けを紹介する。

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下に沈んでいるオレンジ色のウキの浮力が大きいので小さな食い上げの動きにも大きく反応し、アタリがとりやすい

 

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「食い上げシモリ」は菊地さんのアイデア仕掛け。

一番下のウキに浮力の大きいシモリ玉を使うことで小さな食い上げのアタリでもわかりやすくしているのが特徴。ウキにねらい通りのアタリを出させるように調節していくことに菊地さんはマブナ釣りの面白さを見出している。

理想のアタリを出すために仕掛けにアレンジを加えてトライ&エラーを続ければますます釣りが面白くなってくるはず。さらに菊地さんの仕掛けはアユ釣りで用いられる編み付けによって仕掛けの全長を変えられるのでズーム可能なサオと組み合わせれば仕掛けを変えることなく探っていくことが可能だ。

 

 

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次回はポイントを探して歩く「探り釣り」についてご紹介します。

マブナ仕掛け。エンコ釣りと探り釣りの基本 その3(最終回)

 

 

 

 

 

 

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