サオ&リール、テント、アイスドリル、イス。大ものは用意したけど、それ以外ナニが必要?そんな人はぜひ、このページをチェック!ジャンル別に必需品から便利な小物まで一挙紹介。氷結した湖で必要なものをまとめました。
氷結した湖で必要なものをまとめました。
この記事は『なるほど! THE ワカサギ大全 2022-2023』に掲載したものを再編集しています
道具の運搬関係
ソリ
たくさんの荷物を載せるのに必須。多くのワカサギフリークが使っているのは、写真のジャンボスレー大サイズ(約1360×660×190 ㎜)。単独行で荷物が少なければ、小サイズ(約920×525×175 ㎜)でも対応できる
ネット
道具は大きく、テント、アイスドリル、チェアまたはマット(断熱材)、釣り具、暖房器具、その他に分けられるだろう。これらを荷崩れしないように積むのが氷上釣りの第一関門。断熱材のスタイロフォームを使って座敷スタイルで釣る人ならソリの一番下に積むと荷物の収まりがよくなる。いずれにしても最後はネットをしっかり被せて荷物を固定するのが肝心。車用のカーゴネットを使っている人が多いが、写真のプロックス『ソリネット』もある
テント関係
アイスアンカー
この釣りで絶対に避けたいのはテントが風で飛ばされること。最悪、回収不能になったらそれはゴミでしかない。ワカサギシーズン後、各地の氷上でテントの不法投棄が問題になっている。それを防ぐにはしっかりテントを固定することに尽きる。愛用者をよく見るのはプロックス『ワカサギテント用アイスアンカー』。テント内に開けた穴の中に入れ、横向きに固定すればOK。ペグ代わりとして外でも使える
スコップ
氷上の雪をならしてフラットな釣り座を作るために、テントが飛ばされるのを防ぐのにスカート部に雪を載せたり、スコップは必ず用意したいアイテム。何でもよいが、コンパクトな釣り用やアウトドア用が持ち運びしやすくタフでおしゃれ
ペグ
テントを固定するペグも重要なアイテム。テントを購入した際にペグが付属しているが、強度面で心配……。そんな人は丈夫なペグを買っている。アイスドリルを電動化している人に人気なのはプロックス(1枚目の写真)。中空構造と先端4枚刃の組み合わせにより固い氷にもしっかり刺さる。全長は30cm。ホームセンターで入手可能なコーチスクリュー(2枚目の写真)を使っている人も多い。電動ではなくハンマーで打ち込む人はキャンプ用から選ぶ。なかでもスノーピークの鋳造ペグ『ソリッドステーク』(写真下)はおすすめ。とはいえ、強風時は釣りを断念する勇気も必要だ
暖房機具関係
ガスストーブ
テントが小さいなら災害時にも役立つカセット式ガスストーブがコンパクトで手軽。気を遣いたいのはガスカートリッジ。気温が低いとレギュラータイプは着火しなかったり火力が弱くなる場合がある。そんなとき寒冷地向けのパワータイプがあれば安心だ
石油ストーブ
大半の管理釣り場では一酸化炭素中毒防止の観点から、テント内での炭、練炭の使用を禁止している。とはいえ暖房器具がないと電動タックルの使用は難しい。暖かいのはもちろん湯沸かしやランタンとしても便利で、キャンプでも使えるので愛用者が増えているのは石油ストーブ。テントの中心に置いて空間全体を暖めるのに向く対流式(1枚目の写真)と、熱を前方に放射するので壁際に置いて使える反射式(反射板が付いたタイプ・2枚目写真)の2種類がある。いずれもアウトドア用のコンパクトなタイプがよい
一酸化炭素警報器
テント内で暖房器具を使う場合、通気口や窓、扉を開けて充分すぎるほどの換気を行なうのは常識だが、万が一を想定して一酸化炭素警報器も用意したい。テントの上部に取り付ける。いろいろなタイプが市販されているが、あくまでも保険と考えたい。とにかく充分すぎるほどの換気をお忘れなく!
アイスドリル関係
ドリル用バッグ
安全にアイスドリルを持ち運ぶには、専用のバッグもあるとよい。写真はプロックス『アイスドリルバッグ』。手袋をはめたままでも開閉しやすい大型のツインファスターがありがたい。サイズは2種類ある
電動用アダプター
アイスドリルに関してはメーカーが市販しているものを好みで選べばよいだろう。問題は電動化する場合のアダプターだが、プロックスからは『アイスドリル電動用ベアリングアダプターⅡ』が市販されている。ドリルのハンドルを外し、このアイテムを差し込んで使う。落下防止バーが回転せず、安全に穴を開けられる。サイズはショート、写真のロング、そしてスーパーロングの3種類があるので、よく行くフィールドの氷厚を考慮して選びたい。なお、購入前に手持ちのアイスドリルに対応するか要確認
電動ドリル
寒いなか汗だくになって穴を開けるのも氷上釣りならではだが、電動ドリルを使うと穴開けがラクでやめられなくなるようだ。近年の氷上では「ウイーン」という音を聞くのが当たり前になった。とはいえ、電動ドリルなら何でもよいわけではない。アイスドリル用として使えるのはドリルドライバー。そして穴を1m以上開けることをふまえるとパワーは18ボルト以上が好ましい。また、両手でしっかり電動ドリルドライバーを支えられるよう、補助ハンドル(サイドグリップ)を装着したい
水平器
穴を真っすぐ開けられるよう、ドリルに水平器を装着している人もいる。電動ドリルに付ける場合、補助ハンドルの根もと付近が見やすいようだ
釣り座周り
魚外し&カウンター
手を汚さずにワカサギをハリから外せるアイテムと、釣果を確実に数えるのにカウンターがあると便利。両者がセットになったのはプロックス『ワンタッチワカサギ外しアイアンクロー(カウンター付)』。ハリのチモト部分を金属のスリットに通し、ハリスを上に引き上げるだけで魚がするりと外れる
仕掛けハンガー
エサを付けるときに重宝するアンテナのような仕掛けハンガーもフリークならたいてい持っている。オモリをフック部に掛ければ仕掛けが絡みにくい。また、穴に引っ掛かったハリを外す際にも使えるスグレモノ。写真はプロックス『攻棚ワカサギアンテナマルチアングルST』
氷穴アダプター
仕掛けが氷穴の角に引っ掛かるのを軽減するアイテム。穂先の視認性アップにもつながるので、使って損はない。氷上に落とした小物を紛失しにくいのもよい。写真は寒さに強いシリコーン素材を採用したプロックス『攻棚ワカサギ氷穴シリコンスリーブ』
リールテーブル
たたき台として使うテーブルも必携。専用アイテムは好みの位置に角度を調整できる。写真はプロックス『攻棚ワカサギ電動リールテーブル』。なお、休憩中に魚が掛かった勢いでタックルが穴に落ちるのを防ぐため、リール本体とテーブルをつなぐロープを付けるのをお忘れなく。写真下はダイワ『クリスティア ワカサギ尻手ロープ』
魚探ケース
釣果を追求すると誰もが魚探をほしくなるはず。いよいよ魚探を導入する際は、専用のケースも一緒に購入するのがおすすめ。写真はバリバス『公魚工房 魚探ケース』。内部で魚探をしっかり固定できるベルトが付き、振動子コードを通せる穴が開いている。サビに強い高剛性ステンレスフレームを採用
エサ箱
エサは状況に応じてベニサシと白いサシを使い分けるのが基本だが、パッと見てすぐに付けられるよう、ツイン構造のエサ箱が望ましい。専用アイテムは軽く振るとおがくずや余分な水分を落とせるメッシュトレーが付き、エサが脱走するのも防ぐ機構も備えている。写真はプロックス『ツインベイトボックス』
美味しくいただく関係
エアポンプ
エアポンプを装着したケースのなかでワカサギを元気に生かしておいて、糞をよく出させると美味しいという人もいる。釣ったワカサギをリリースする人もこの方法がベターだろう
スカリ
釣ったワカサギを入れるのにプラスチック製ケースを使っている人が多いが、スカリを穴に入れて生かしておく方法もある。写真はプロックス『氷上ワカサギスカリ』。魚に優しい3㎜目のラバーコーティングネットを採用
重宝グッズ
氷すくい
目の細かいタイプも用意 写真上の氷上釣り用が一般的だが、これは穴開け後の大きな氷をすくうために使う。釣り中に細かい氷を除去する際は、写真下の目が細かい天ぷらかす揚げ用の網が便利。超軽量のオモリを用いるときは微細な氷でも沈下時に影響してしまい、目の細かなタイプが重宝する
洗濯バサミ
1つあれば何かと重宝するアイテム。写真は仕掛けハンガーに取り付けた状態。洗濯バサミにオモリを挟んで固定するとエサ付けがしやすくなる
ハンガー
濡れた手袋や食料は、暖かい空気が集まるテントの上部に吊るすとよい。その際、ハンガーがあると便利。穴を開けたり釣り座を作って汗をかいた上着もハンガーに吊るしておくのがベター
ジョイントマット
「足が冷える… …」と悩んでいる人は、100円ショップにあるジョイントマットを敷くとよいだろう。下からの冷気をかなり抑えられる。ジョイントマットなら複数つなげられ、氷上に付けたくない荷物を置くのにも便利。それでいてコンパクトになり持ち運びしやすいのもグッド
冷蔵庫ドアポケット
エサをつまんだり切ったりするピンセットやハサミの置き場として、100円ショップの冷蔵庫ドアポケットが使える。プラスチック製のさまざまなタイプがあるので、自分のアイテムにマッチしたものを捜してみよう
滑り止めシート
チェアに座って釣りをする人は、たたき台を小型のテーブルに置くと思うが、ツルツルのテーブルだとたたき台が滑ってしまうだろう。そこで登場するのが、100円ショップで手に入る滑り止めシート。たたき台はもちろん、テーブルの滑り止めとしても役立つ
インナーソックス
座敷スタイルでは靴を脱いでマットの上に座るが、底冷えするため靴下1枚だと寒い。ネオプレーン製などのインナーソックスを履くのがおすすめ
クッション
釣り座はイス、または断熱材を用いた座敷スタイルの2択だが、こんなアイテムもある。写真はバリバス『公魚工房 ワカサギクッション』。その名のとおりワカサギ専用で、長時間座っても疲れにくい段差+セミハード仕様が特徴。底面には滑り止めストッパーを装着している。素材は水や汚れに強いEVA
バッグ&ケース
バリバスの公魚工房からリリースされている『タックルバッグ』や『タックルケース』、『システムケース』を活用すれば、タックル類がすっきり効率よく収まるうえ、スマートでかっこいい。『タックルケース』は電動リールに穂先をセットした状態で収納可能。自宅でセッティングをしておけば、穴を開けたらすぐに釣りをスタートできる
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