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編集部2021年11月14日

バス釣り用ルアー使い方&タックル解説 スイムジグ編 使い方は?トレーラーは?

ブラックバス Basser バス釣り バス釣りルアー別解説

この記事では、バスフィッシング初心者のために、よく使われるルアーをタックルの選び方から使用法まで基本を詳しく解説します。今回はチャターベイト系ルアーについて紹介します!

使い方やトレーラー、タックル選びをご紹介します!

写真と文◎編集部

この記事では、バスフィッシング初心者のために、よく使われるルアーをタックルの選び方から使用法まで基本を詳しく解説します。今回はスイムジグについて紹介します!

スイムジグとは

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 スイムジグとはスイミングに特化してデザインされたラバージグです。トレーラーにワームをセットして使います。ジグの重さやワームの組み合わせによってレンジやスピード、アピールの強さを調整することができる自由自在なルアーです。

 クランクベイトやスピナーベイト、チャターベイト系よりもスイムジグはアピールが弱く、ナチュラルにさそうことができる巻きものルアーです。アピールが弱いからこそ、ブレードの振動やフラッシングを嫌うナーバスなバスに対してプレッシャーをかけずにアピールすることができます。スイムジグに使われるラバージグはガード付きのタイプが多く、カバーやウィードに引っかかりにくい特徴を持っています。スキッピングさせやすいため、カバーの奥に入れやすいというメリットがあります。

スイムジグは、以下の2タイプのヘッド形状に分けることができます

●フットボールタイプ

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・浮き上がりにくく、ただ巻きでスイミングさせた時に一定のレンジをキープしやすい。

・ウィードのトップをかすめながら引いたり、オープンウォーターを巻いたりするのに向いている。ウィードレイクである琵琶湖では、3~4mの水深に生える2~3m前後のウィードトップに沿って引くために使われる。

・琵琶湖(南湖)などのウィードレイクに強い。

 

●先細りタイプ

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・30°前後のアイ角度に設計されているものが多く、ヘッド形状が先細りなのですり抜けがよい。カバー周りでの使用に向いている。

・パラアシ、杭、桟橋、ダム湖のオーバーハングなど様々なカバー周りで使うのが基本。

 

スイムジグのトレーラー

スピナーベイトやチャターベイト系はブレードが振動やフラッシングを発生させますが、スイムジグは主に振動を発生させるのはトレーラーです。スイムジグのアクションに欠かせないトレーラーについてご紹介します。

スイムジグに使うトレーラーは大きく分けて2種類あります。

●シャッドテール系

IMG_0382スイングインパクトファット(ケイテック)

 シルエットが小魚でテールが水を受けて左右に振動します。アクションの質はワームによって、ロールが強いもの、ウォブルが強いもの、それらを様々な比率でミックスされているものがあります。

 

●ツインテール系

IMG_0387バルビュータ(deps)

 水を受けるテールが2本あることによって水の抵抗が大きくなります。テールをバタバタ振動させてアピールが強いので、水が濁り気味の状況や風がある状況でもアピールすることができます。

 

●その他

IMG_0391ブルフラット(deps)

 編集部員がおすすめしたいのはギル系のトレーラーです。シャローをよりゆっくり引くことができます。水が濁った時や低水温期で魚の動きが鈍い時に使っていただきたいトレーラーです。

スイムジグの使い方

DSC_4308スイムジグをカバー際にピッチングで入れ込んでいく

 シャローのカバー周りでスイムジグを使う時には、ブラシガード付きのスイムジグを使いましょう。スナッグレス性能を活かしてカバーに入れ込んでください。ルアーが目に見えるレンジを巻くのがおすすめです。基本の使い方はただ巻きでOKです。カラーはピンクやホワイトなどの視認性のよい色を使うと、どのレンジを巻いているのかがわかりやすくおすすめです。

swim-jig (14)どのレンジを巻いてるか目で把握できると釣りがイメージしやすくなる

 カバーのポケットのような、ただ巻きではすぐ通り過ぎてしまう場所でスイムジグを使う場合はシェイク巻きが有効です。シェイクしながら巻くことによって短い距離でアピールすることができます。

 松下雅幸プロはBasser2018年3月号でシェイク巻きについて「フロッグをドッグウォークさせるようにサオ先を下げて、サオ先でラインスラックを叩きながら、ラインスラックを巻き取るように引くと、ラインが張ってゆるむ繰り返しの中で、中層や水面の枝にかかった時に飛び跳ねずにヌルリと乗り越えてクリアできます」と話しています。シェイク巻きには、アピールの強いツインテール系のトレーラーがおすすめです。

 

 

 ウィード周りやオープンウォーターで使う場合はブラシガード無しかガードが柔らかめのものがおすすめです。ウィードエッジをかすめるように引いたり、オープンウォーターでは一定のレンジをキープして巻いたりするのがポイントです。

●スピナーベイトとスイムジグの使い分け

spinnerbait-sozai (18)

 スピナーベイトとスイムジグは使う場所とレンジが重なっています。ピーカンベタ凪(晴れていて風がなく、水面が穏やかなこと)など、スピナーベイトの強いアピールに反応しない状況で、アピールの弱いスイムジグが効くことがあります。逆に曇りで風が強く水面が荒れているときは、スピナーベイトの強い泳ぎが効果的になることが多いです。

 

◆関連記事 

スピナーベイト入門

 

●スイムジグの重さ

 重さや引きスピードによって、使うレンジを調整できるスイムジグですが、霞ヶ浦水系のようなカバー際水深50cmにも満たないシャローでは5g前後の重さが使いやすく、琵琶湖南湖のような水深3~4mに生えるウィードトップ2mで使う場合は14g以上の重さが使いやすいです。

 

スイムジグに適したタックル

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 ロッドはジグ用のベイトロッドがおすすめです。短いほど狙った場所に投げ込みやすく、近距離のキャストに向いています。長いほどロングキャストに向き、長さを活かしてリトリーブコースを調整しやすいメリットがあります。スイムジグにはシングルフックのため、太軸のフックをしっかりと貫通させるロッドパワーが必要です。ロッドパワーはミディアムヘビー以上で、長さは6フィート6インチ~7フィート前後のものが使いやすいでしょう。

 ハンドル一回転に対するスプールの回転数をギア比と言い、ギア比が5代のもの(スペック表記で「5.5:1」など)をローギア、6代のもの(6.2:1など)はノーマルギア、7以上のもの(7.2:1など)をハイギアと呼びます。

 琵琶湖のウィードトップを引く釣りでは、巻きスピードが上がってジグが浮き上がってしまわないように、ローギアのリールでスイムジグを巻くアングラーもいます。

 シャローレンジを巻く使い方ではハイギアリールがおすすめ。カバー際に入れ込んでルアーをすぐ泳がせたいときに、ハイギアはラインスラックを巻き取りやすいからです。また、バスがルアーを食ってから手前(自分側)に走ってくる食い方をすることも多く、ラインスラックを巻き取ることによってフッキングが決まりやすくなります。

 スイムジグにおすすめのラインはフロロカーボンの16~20ポンドです。カバー周りを引くため、耐摩耗性に優れたフロロカーボンが適しています。

スイムジグに適した時期

 スイムジグは重さやトレーラー、巻きスピードの組み合わせでいろいろな季節、場所、レンジに対応できるルアーですが、釣るチャンスが大きいのは3~5月の春と9月~11月末の秋です。3月~5月は産卵を意識したバスがシャローに差してエサを食べる時期です。水温がまだ低いためゆっくり巻くことを意識するといいでしょう。秋は水温が下がりバスが盛んにベイトを追い回すようになります。この時期はスイムジグを中~高速巻きでテンポよく探っていきましょう。

swim-jig (23)

編集部員が10月末に印旛沼で釣った1匹。7gのスイムジグにブルフラット4.8インチをセットして、シャローをゆっくり巻いた

 

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