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編集部2021年10月1日

バス釣り用ルアー使い方&タックル解説 スピナーベイト編 使い方は?適したロッドは?

ブラックバス Basser バス釣り バス釣りルアー別解説

この記事では、バスフィッシング初心者のために、よく使われるルアーをタックルの選び方から使用法まで基本を詳しく解説します。今回はスピナーベイトについて紹介します!

使い方やタックル選びをご紹介します!

写真と文◎編集部

この記事では、バスフィッシング初心者のために、よく使われるルアーをタックルの選び方から使用法まで基本を詳しく解説します。今回はスピナーベイトについて紹介します!

 

バズベイト編

ポッパー編

シャロークランクベイト編

スピナーベイトとは

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 もし釣り場に1つだけしかルアーを持っていけないとしたら、スピナーベイトを選ぶバスアングラーは多いでしょう。表層からボトムまで探れる。根掛かりしづらい。ビッグフィッシュの可能性も高い。金属パーツの集合体にバスはなぜ食いつくのでしょうか。エサではない「ルアー」の魅力がスピナーベイトには詰まっています。

 スピナーベイトはフック、スカート、ヘッド、ワイヤー、ブレードで構成されるルアーです。最大の特徴はワイヤーに付いているブレードです。水中で引くとブレードが回転して、光の反射(フラッシング)や振動(バイブレーション)を生み出します。ブレードで生じた振動がワイヤーを通してヘッドに伝わりスカートが揺れます。フラッシングと振動により、バスに対して強力にアピールができるルアーです。

 スピナーベイトにはシングルフックと呼ばれる1本針が付いています。また、ワイヤーがフックガードの役割を果たしてくれるためトレブルフック(3本針)を搭載したハードルアーよりも根掛かりしにくいメリットがあります。パラアシやガマ、ウィードやレイダウン、混み入ったブッシュの中にどんどん投げ込んでください。かなりの確率でヒラを打って根掛かりを回避してくれます。

 

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 一般的なスピナーベイトのヘッドの重さは1/4~1オンス(約7~28g)までと幅広くラインナップされていますが、ウェイトが軽いほど浅場を通しやすく、重いほど深場を通しやすくなります。多くの日本のフィールドでは3/8~1/2オンス(約11~14g)の出番が多いでしょう。野池や平地の浅い湖沼、霞ヶ浦水系など水深1m前後のシャローを通したい状況では3/8オンス(約11g)を中心に選んでください。1/2オンス(約14g)のスピナーベイトは岸から深くなっているリザーバーで使う場面が多いです。また、浅場を速いスピードで巻きたい時にも使いやすいです。

※1オンス≒28g

 何を初めに買ってよいのか迷ったときは「タンデムウィローの3/8オンス(約11g)」のスピナーベイトを選んでください。「タンデムウィロー」はブレードタイプの組み合わせのこと。ブレードの種類については後ほど紹介します。

 

spinnerbait-nyumonタンデムウィローはコロラドとウィローリーフの2種類のブレードタイプの言わばいいとこどり

 

 

◆関連記事  「センドウタカシさんおすすめのコンパクトスピナーベイト・後編」

 

スピナーベイトの基本的な使い方

 

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 スピナーベイトは表層を巻いたり、中層を巻いたり、沈ませて底付近を巻いたりと、巻きスピードや重さによって使うレンジを調整することができます。巻きたいレンジをキープしながら巻くのがポイントです。基本的な使い方としては、水中のスピナーベイトが見えるか見えないかのレンジをキープしながら巻きましょう。アタリが出て手元に魚の重みを感じたら、思い切りリールのハンドルを巻いて巻きアワセしてください。

 

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 これからスピナーベイトをはじめる方に、紹介したい使い方があります。それは表層の高速巻きです。スピナーベイトに食いつくバスを目の当たりにできるのでとてもエキサイティングです。カバーからすっ飛んでくる本能むき出しバイトをぜひ体験していただきたいです。

 底まで落として、底付近をかすめながらゆっくりと巻くスローロールというテクニックもあります。特に早春や晩秋の低水温期に有効な釣り方です。表層や中層で反応がないときに試してください。

 

◆関連記事 田辺哲男のスピナーベイト道場

 

スピナーベイトのブレードの種類

 

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 スピナーベイトはブレードの種類や組み合わせによって特性が違います。バスフィッシングの本場アメリカでは、ブレードやヘッド、スカートを釣り場の状況に合わせてその場で組み上げるアングラーもいるほど。それではブレードの種類と組み合わせを見ていきましょう。

 

ウィローリーフ

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木の葉型の細長いタイプ。振動は弱めでフラッシングが強い

 

コロラド

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丸型のブレード。振動が強く、フラッシングは弱い

 

インディアナ

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フラッシング、バイブレーションともにウィローリーフブレードとコロラドブレードの中間

 

 

 

・ブレードの組み合わせと動きの特徴

ブレードの組み合わせと動きの特性を動画付きで解説します。

 

ダブルウィロー

ウィローリーフが2枚搭載されているモデル。横方向に広く探る用途に向いている。フラッシング効果が高い

 

タンデムウィロー

ウィローリーフとコロラドを組み合わせたもの。フラッシングとバイブレーションがバランスよくミックスされている

 

ダブルコロラド

コロラドブレードが2枚搭載されている。バイブレーションが強く浮き上がりが早いため、濁ったシャローを釣る時に活躍する場合が多い

 

シングルウィロー

引き抵抗が少なく浮き上がりにくい。水面の高速巻きや、深いレンジをゆっくり巻きやすい

 

 

シングルコロラド

コロラドブレードによる強いバイブレーションが特徴。ブレードがよく水を噛むのでゆっくり巻ける。巻いてもよいが、フォーリング主体の釣りにも向いている

 

 

・ブレードのカラー

 

シルバー

spinnerbaitnyumon (3)ベイトフィッシュライクなフラッシング。クリアウォーターで好んで使われる場合が多い

 

ゴールド

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より強いフラッシングでアピールできる。ステイン~マッディウォーターで好んで使われる場合が多い

 

ガンメタ

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フラッシングを抑えたカラー。バスがブレードのフラッシングを嫌う状況で有効

 

カラーブレード

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とにかくハイアピールなカラー。よりバスに対してアピールしたい時や、強制的にバスのスイッチを入れたい時におすすめ

 

 

スピナーベイトに適したロッド

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 ロッドは投げやすさと掛けやすさを両立できる低~中弾性カーボンのベイトロッドがおすすめです。ロッドは短いほど狙った場所に投げ込みやすく、近距離のキャストに向いています。長いほどロングキャストに向き、長さを活かしてリトリーブコースを調整しやすいですが、ランディングがし辛いデメリットがあります。

 ロッドのパワーはスピナーベイトの重さによって使い分けましょう。

・1/4オンスを中心に使うのであれば6フィート6インチ前後のML(ミディアムライト)パワー

・3/8オンスを中心に使うのであれば6フィート6インチ前後のM(ミディアム)パワー

・1/2オンスを中心に使う場合は6フィート6インチ前後のMH(ミディアムヘビー)パワー

・3/4~1オンスを中心に使うのであれば7フィート前後のMH(ミディアムヘビー)~H(ヘビー)パワー

を基準に選ぶとよいでしょう。

 

スピナーベイトに適したリール

 

 ハンドル一回転に対するスプールの回転数をギア比と言い、ギア比が5代のもの(スペック表記で「5.5:1」など)をローギア、6代のもの(6.2:1など)はノーマルギア、7以上のもの(7.2:1など)をハイギアと呼びます。

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 高速巻きから低速巻きまで幅広い巻き方に対応するために、1台目にはノーマルギアのリールをおすすめします。よりスローロールに特化した使い方や、巻き抵抗の重いスピナーベイトを巻く場合はローギアのリールが使いやすいです。ローギアは、巻きすぎないので障害物にタッチしたときにルアーが離れすぎず、バイトのチャンスが増えるメリットもあります。高速巻きに特化した使い方にはギア比が7以上のハイギアまたはエクストラハイギアが使いやすいです。

 

 

スピナーベイトに適したライン

 

 スピナーベイトにおすすめのラインはフロロカーボンラインです。なぜなら耐摩耗性に優れているので、障害物周りでも安心して使うことができるからです。ナイロン素材に比べて伸びが少なく感度がよいため、ブレードの回転や障害物へのコンタクトを手元に感じやすいメリットもあります。太さは12~16ポンドを選ぶとよいでしょう。

 

スピナーベイトの結び方は直結派?スナップ派?

 

spinnerbaitnyumon (12)ゴム管を付けてスナップを付けた例

 スピナーベイトは直結が基本です。どうしてもスナップを使いたいという方はラインアイにゴム管を付けて使いましょう。結び変える頻度が少なくなりラインブレイクの危険性が増えます。ラインに傷が入っていないかチェックをこまめにしましょう。ルアーチェンジの手間が省ける反面、ゴミが付いたりラインが絡んだりと直結するよりもトラブルは多くなります。

 

トレーラーフックのメリットとデメリット

 

spinnerbaitnyumon (13)トレーラーフックを付けた例

 トレーラーフックを付けることでフッキング率が上がります。ただしハリが1本増えることによって根掛かりしやすくなります。バイトがあるのに乗らないときや、バラシが連続する場合は付けるとよいでしょう。混み入ったカバーを釣る場合は、トレーラーフックを付けない方がスピナーベイト本来の根掛かり回避性能を活かせます。

 

トレーラーワームのメリット

 

takataki-lure-fall04ワームをトレーラーに付けた例

 トレーラーワームを使うことによってルアーの抵抗が増して浮き上がりやすくなります。シャローをゆっくり引くことができます。ルアー全体のボリュームが増えるので濁った場合でもバスにしっかりとアピールしやすくなります。

 

スピナーベイトの有効な時期とは?冬でも釣れる?

 

 レンジやスピードを調整することのできるスピナーベイトは1年中活躍するルアーです。アピールの強いルアーなので、晴天無風よりは風が吹いて波立ったり、水が濁っている状況で活躍する場合が多いです。1月や2月といった真冬でも雨や雪がからめば充分チャンスがあります。

 

スピナーベイトのおすすめカラー

 

 スカートの色がたくさんあって、どの色を選べばよいのか迷ってしまう時は、まずはホワイトを使ってみてください。

 ブレードのカラーは水が濁っていなければシルバー、濁っていればゴールドを選びましょう。もし、何を使っていいか迷ってしまう場合はシルバーとゴールドを組み合わせたものを選ぶとよいでしょう。

 

spinnerbaitnyumon (6)色に迷ったらホワイトスカートにゴールド+シルバーブレードの組み合わせがおすすめ

 

◆関連記事はコチラ!スピナーベイト の動きを水中映像でご覧いただけます!

↓↓↓

スピナーベイトムービーカタログ29選

 

 

 

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