デイゲームで美味な金アジがバリバリ釣れるし、回遊しだいで40cm超のギガアジだってキャッチ可能! オフショアの魅力を存分に満喫できる人気のバチコンゲーム。痛快に楽しむためのコツはここで!
お手軽なのに数釣りOK&サイズも納得!
編集部=写真と文
デイゲームで美味な金アジがバリバリ釣れるし、回遊しだいで40cm超のギガアジだってキャッチ可能! オフショアの魅力を存分に満喫できる人気のバチコンゲーム。痛快に楽しむためのコツはここで!
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目次
- そもそもバチコンとは?
- バチコンはどこで楽しめる?
- バチコンに適した季節&時期は?
- バチコンのロッド・リール・ラインは?
- バチコンの仕掛けは逆ダンスタイルがおすすめ
- バチコンにおすすめのジグヘッドは?
- バチコン用ワームのおすすめカラーとローテーションは?
- バチコン用ワームのグローやケイムラって?
- テクニック編:バチコンの釣り方【基本①】 基本はゼロテンでステイ
- テクニック編:バチコンの釣り方【基本②】 アジの視界からリグを消す
- テクニック編:バチコンの釣り方【基本③】 チョイ投げで横に探るのもアリ!
- テクニック編:バチコンの釣り方【応用】 デカアジは上にいる!
- テクニック編:バチコンのアワせ方は?
- テクニック編:アジの持ち帰り方は?
神奈川県在住。アジング、メバリングなど地元・横浜の海を中心に楽しむライトゲーマー。なかでもサクッと楽しめるバチコンゲームは超お手軽なのに奥深さもあるのでお気に入り。ダイワ・フィールドテスター
そもそもバチコンとは?
バチコン=「バーチカルコンタクト」の略。直訳すれば「垂直接触」となるように船を使ったアジングのなかでも、リグを船の真下に落として釣るスタイルのこと。ショアよりも手軽に数が釣れ、しかもグッドサイズ揃い! 福井県の遊漁船発祥とされるこの特徴的なネーミングで各地に広まりファンを増やしている。
バチコンはどこで楽しめる?
東京湾は半日船もあるので非常にお手軽&リーズナブル全国屈指の遊漁船システムが整っているのが東京湾。なかでも手軽に美味なアジに出会えるLT(ライト)アジ船はシーズンを問わず人気の釣りものだ。最近ではそこに同乗するスタイルでバチコンにトライすることが可能な船宿がチラホラ現われ、首都圏のアジングファンを楽しませている。
何といってもこの釣りの魅力はアジングにとって鬼門ともいえるデイゲームであるにもかかわらず、納得釣果で楽しませてくれるところ。たとえば、ほんの一例をあげてみると……20cm前後の金アジが束(100尾)に迫るほど釣れたり、尺アジはおろか40cm超のギガサイズがガツンッ!とロッドを絞り込んだりするのである。
今回取材した東京湾・湾奥エリアのほか各地で楽しめる。今後もバチコン船は増えそうな気配なので近隣エリアにある船宿のHPなどマメにチェックすべし!
東京湾は半日船もあるので非常にお手軽&リーズナブル
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バチコンに適した季節&時期は?
東京湾湾奥エリアは一年中LTアジ船が出ているので、基本的にバチコンも一年中楽しめると考えてOK。ただし、季節に応じた特徴があり、イージーに入門&スキルアップできるのが7~12月の夏&秋シーズン。冬&春は独特の釣趣があり、テクニカルなゲームが楽しめる。バチコンのロッド・リール・ラインは?
■ロッド「おすすめは6~7ftで『ボートアジング用』と表記されているモデル。ショア用でも釣りは可能ですが、専用ロッドはボートアジングに適した調子に設計されているので使用感が違います。ダイワの専用モデルは感度と操作性重視のセッティングなので繊細ゲームにもマッチします」
■リール&ライン
「湾奥エリアならスピニング2000~3000番にPE0.4号100m以上。1mごとにマーキングされた8本編みを愛用。4本より8本のほうが潮切れがよいのでオススメです」
[橋本さんのメインタックル]
■ロッド:月下美人MX AJING BOAT 68-ML-S・N
■リール:カルディアLT3000-CXH など
■ライン:UVF PEデュラセンサー×8+Si 0.4号
■メインリーダー:月下美人フロロリーダー 8Lb(#2)
■捨てイト:月下美人フロロリーダー 4Lb(#1)
■ジグヘッド:月下美人SWライトジグヘッドSS
※すべてダイワ
LTアジ船同乗は指定のシンカーサイズを厳守!
LTアジ船に同乗する場合はメインユーザーであるLTアジファンとのオマツリを避けるため、各宿の指定号数を厳守する。今回取材した三喜丸の場合は15号(約57g)が基準。さらに重いシンカーも用意して状況よって使い分けよう。いずれにしても予約の際は必ずバチコンを楽しみたいことを告げ、シンカー号数、座席位置など、各宿ごとに定められたルールをしっかり確認することが大切だ。アジング仲間とチャーターボートを利用するならシンカー14~56g(1/2~2oz)を水深や潮流に応じて使えばOK
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バチコンの仕掛けは逆ダンスタイルがおすすめ
地域によって、いくつかの仕掛けスタイルがあるが、橋詰さんが湾奥エリアで常用するのが福井県の遊漁船船長が考案した「逆ダン」と呼ばれるタイプ。「FGノットでPE先端にメインリーダー・フロロ2号を1.5m接続。メインリーダーの先にジグヘッドを結び、フロロ1号1.5mの捨てイトをハーフヒッチ10回で取り付ければ完成。簡単です!」
バチコンにおすすめのジグヘッドは?
ジグヘッドは3種を使い分け釣り場の状況に応じて3種のジグヘッドを使い分けるという橋詰さん。
「基本は月下美人SWライトジグヘッドSS0.5g#8でスタートし、状況に応じて重量&サイズチェン。ギガアジねらいなど魚が大きい場合は鏃SSパワーフックに。数ねらい&シビアな状況下ならアジングジグヘッドTG。タングステンヘッドでシルエットが小さいうえ、オープンゲイプ金バリなので掛ける能力はピカイチ」
上/月下美人アジングジグヘッドTG 0.75g #8
左/月下美人SWライトジグヘッドSS 0.5g #8
右/月下美人SWライトジグヘッド鏃SSパワーフック 0.3g #6
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バチコン用ワームのおすすめカラーとローテーションは?
東京湾のカラーセレクトは色付きワームが基本「常用ワームは月下美人アジングビーム バチコンカスタム。20cm前半までの魚なら2.2in、それ以上は3in。通常、東京湾は潮に色が付いているので基本は色付きワーム。個人的にまったくのクリアはほぼ使いません。グロー、ケイムラ、ソリッド、この3色を状況に応じてローテーション。実はこのカラーローテが好釣果を手にするひとつのキモで、よほどの高活性時でもないかぎりコンスタントに当たっていても同色だけで釣り続けるとアタリが消えます。なので、当たりカラーを軸に必ず数種ローテして目先を変える。これが良好な食いを長時間維持するコツです」
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「カラー選択の基準は水色や天候に合わせること。東京湾で典型的な濁り気味の潮でちょっと曇っていればグローイソメ、グローホワイト、グローレモンなど。逆にドピーカンだったらスポットグローや、グローでもやや弱いもの。ケイムラカラーも使います。澄潮時はケイムラでトーンが弱い粒アミ、ちりめんじゃこ。またグローやケイムラが入っておらずシルエットがはっきり出るものの魚に色を見せない赤タン、澄潮グリーンも効果的。釣れない時は頻繁にチェンジし、いち早く当たりカラーを見つけましょう」
必ず数種のカラーを持参し適宜チェンジすべし
もうひと息で40cm超! 当日ねらった小柴沖20m前後には20cm級のレギュラーサイズとともに、こんな大アジが潜んでいるので油断禁物だ
バチコン用ワームのグローやケイムラって?
蓄光発色するのがグロー。紫外線を受けて青白く発光するのがケイムラケイムラ、グロー、日によって当たり色が変わるので両方あると安心
「いずれも水中で発光するカラーですが、光を吸収して蓄光発色するのがグロー。紫外線を受けて青白く発光するのがケイムラです。どちらも同色のなかで色調(トーン)が異なるタイプがあり、個人的には濃いグロー(濃いケイムラ)、中間のグロー(中間のケイムラ)、薄いグロー(薄いケイムラ)と6つの色彩に分けて当たりカラーを絞り込んでいます。たとえばグローで当たった場合、3つのトーンのうちのどれかを的確に把握し、それを軸に釣りを展開する。アタリが遠くなったら同色でトーンを変える、グローからケイムラにチェンジする、あるいは発光色ではなくソリッドカラーに変える……など、これがより再現性の高いゲームを構築するためのヒントになります」
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