夏の船釣りにおける最大の敵は、逃げ場のない直射日光だ。しかし、UVカット機能に優れた最新のフィッシングウエアを活用すれば、快適な実釣が可能となる。本記事では、万全の紫外線対策でシロギス船に初挑戦した女性アングラーの釣行に密着。

写真と文◎つり人編集部
1946年創刊の雑誌「月刊つり人」を始め、数々の釣りに関するコンテンツを作成してきたつり人社の編集部。
日焼けが怖くても釣りを楽しめるUVカットウエアとの出会い
「釣りはシップスマストさんのお仕事をきっかけに始めて1年半くらいですが、自分でも驚くほどハマっています(笑)」
そう話すのは「シップスマスト」のカタログモデルで、小2と年長の息子さんの母でもある鶴岡ひなたさん。
「長男は前から釣りに行きたいって言ってたんですが、私は日焼けが怖くて」
そこで、シップスマストサポートスタッフの古川牧樹子さんの誘いで行った最初の釣りは「夜のカサゴ船でした(笑)」。夜のカサゴ船の釣り初体験がとにかく楽しかったそうで、船上でも、家に持って帰った釣りたて新鮮な魚を家族と一緒に食べる美味しさにも感激。
2回目の釣りはお子さんと一緒にニジマスの管理釣り場でデイゲームデビュー。
「そのときに、さすが女性専用のフィッシングウェアブランドだから日焼けしたくない女性の気持ちを理解してくれている。ここまで肌を守りながら釣りってできるんだって目からウロコでした」
そしていよいよ日中の乗合船デビューはライトアジ船。「これが最高に楽しくて、シップスマストのライトアジ釣り体験会にも参加しました。今日のシロギス釣りも初めてですが、めちゃめちゃ楽しみです」とUVカットが施されたウエアに着替える。
真ん中の鶴岡さんのコーデは
Shipsmast / UV カット・フィッシングキャップ ブルーカモ
2WAY フードUV カットパーカー ホワイト
Fish Camo Dry ハーフパンツ ブルー
ソフトシールドレギンス チャコール
金沢八景・新健丸のシロギス船に乗船
「野島公園駅から徒歩1分と聞いたんで、今日はシーサイドラインに乗ってきましたが、想像以上に駅から近くてびっくりしています。しかもシーサイドライン割や女性割もあってお得なんですね」
金沢八景「新健丸」のシロギス船はこの日も平日ながら10名以上のお客さんが集まり盛況。鶴岡さんとシップスマストのスタッフ4名は右舷に並んだ。ミヨシから鶴岡さんの指南役の秋山明日香さん。その隣に鶴岡さんと、鶴岡さんと気心知れた古川さん。その隣の袴田明子さんの釣り歴も浅いため、山口英樹さんがお手伝い。そして大ドモに船宿公認のシロギス名人の女性。「今日は右舷が華やかでいいですね」と舵を握る新明恵太船長もご機嫌だ。
ドウヅキ仕掛けが有利な中ノ瀬のシロギス攻略法
30分ほど走って中ノ瀬に到着すると、すでに風が強く波も高め。右舷はメンバー全員がドウヅキ仕掛け、左舷も3分の2はドウヅキ。かつて主流だった片テンビン仕掛けは少数派だった。
「どうぞやってみてください。水深18mです。流していくうちになだらかに浅くなっていきます」とアナウンス。
「この水深だとやっぱりドウヅキが有利ですよね。特に1本バリなら仕掛け絡みのトラブルが少ないですし、アタリもテンビンやオモリで遮られることなくミチイトを通じて直にサオ先へ伝わりますから。シロギスの群れは底を少し切った状態で回遊していますので、オモリさえしっかり底に着いていればどなたでも釣れる半面、上手な方は誘い上げからのフォールでしっかり食わせます」と船長。
この誘い上げの高さやリズム、吹き流すハリスの長さを最適化するのが非常にテクニカル。「まずビギナーズラックがない釣りで、大ドモの姉ちゃんも2本バリできっちり誘って釣られます」と。
ちなみに姉ちゃんは周年ドウヅキ仕掛けとのことだが、船長いわく、水深が10mより浅くなったら片テンビンのメリットが増えるそうだ。
夏の浅場では片テンビンの釣りも有効
「誘いのあとに止めを入れてフォールで食わすドウヅキ釣りに対して、片テンビンの釣りはキャストすることで浅場の広範囲を探る釣りです。夏の浅場のキスは活性が高いですから止めやフォールよりも、細かく誘って動かし続けたほうが釣れます。仕掛けも枝スを使った2本バリではなく、30cmと60cmなどの長短2本バリの振り分け式のほうがいいみたいです」
悪条件でも良型シロギスが連発
波風が強い悪条件ながら、鶴岡さんにも朝から18cm前後の丸々と太ったシロギスがコンスタントにヒット。肝心のお顔は2WAYフードUVカットパーカーにしっかり覆われているものの、カメラを向けるとフェイスガードをずらしてくれ、白い歯がこぼれる口元を見せてくれた。
良型主体に釣果を重ねる
「全く手がかかりません。投げられるし、虫エサも触れるし、魚のハリ外しも問題ない。ほんと釣りが好きなんだなって」とは秋山さん。
「ほんとにサイズがいいですね。釣り応えもあるし、食べ応えもあるでしょうね」と語るのは山口さんだが「実は最初は2本バリ仕掛けでやっていたんですが、ほぼほぼ釣れるのが下バリだけだったんで最終的には1本バリにしました。でも見ていると大ドモの方は上バリでもよく食わせているしダブルもよくありましたから、ゼロテンションでのフォールや誘いが上手なんだなと」と感嘆。
初挑戦で27尾をキャッチ
初挑戦で27尾釣った鶴岡さんは「UVケアを万全にして、この夏もまた来たいです」と足取りも軽やかにシーサイドラインで帰っていったのだった。
※このページは『つり人 2026年7月号』に掲載した記事を再編集したものです。


