DHAやEPAを摂取して健康になろう
魚を食べると健康に?
この記事は『つり人 2022年1月号』に掲載したものを再編集しています
講師◎矢澤一良
1948年生まれ。早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構 規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門長を務める。農学博士(東京大学:学位論文内容はEPA・DHA)。2006年にはマリンバイオテクノロジー学会より学会賞「岡見賞」を授与される。主な研究テーマは予防医学的食品・医薬品素材に関する研究や海洋資源の有効利用に関する研究など。
それはそうとDHAやEPAが魚に多いのはなぜか
魚は変温動物なので、冷たい海で生活していくには細胞膜の脂質や体内の脂肪分が固まってはならない。DHAやEPAは低温だと固まってしまう動物由来の脂肪分と異なり、分子構造が柔軟でマイナス30℃でも固まらないのだ。そのため、体温が36℃の人間の体内でも固まらず、細胞が柔軟性を保つことができるので動脈硬化などを防ぐことができる。
魚が冷たい水中で生きるために獲得したDHAやEPA。人間の体内では作れないので摂取するには食べるしかない
釣って食べて健康になろう
食事は意識して選ばないと健康の維持にならないばかりか、逆効果となることもある。機能性を期待できるアジやイワシ料理をバランスのとれた食生活に積極的に取り入れるとよい。
アジやイワシを美味しく食べたいなら釣りに行こう。釣りそのものだけでなく釣りに行く過程も運動であり、運動には免疫力を高める効果がある。楽しく釣りをして鮮度抜群のアジやイワシを美味しく食べればさらなる健康の増進が図れる。
アジングでねらってもよし!
船釣りも楽しいです!
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