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天然アユはブラックバスに食い尽くされるのか…?

天然アユはブラックバスに食い尽くされるのか…?

つり人編集部=写真と文

昨日のブログで
大田区の川でボラが大量死したというニュースを紹介しました。

そのニュースが載ったページの下の関連記事に
多摩川のアユ産卵激減…ブラックバスやカワウが捕食
というリンクを発見。

記事自体は昨年(2010)の12月のもので
要約すると

「12月上旬に
多摩川下流部でアユの産卵場を確認したところ
産卵数が激減していた。
今年激増したブラックバスやカワウが
アユを捕食していることが原因とみられる。
今春のアユの遡上数は観測史上最高の約196万匹だっただけに、
関係者のショックは大きい」

というもの。

子どもの頃から自然の中で遊び
釣りをされている方なら
自然というものは、そんなに単純ではない
ということがお分かりかと思います。

ぼくも昨年、このニュースを見たときに
「そんなバカな話があるかな」
と思っていました。

そして迎えた2011年春。

多摩川には多くの天然アユが戻ってきました。

なんと国交省がカウントを開始した2006年以降最多の
220万尾の天然アユが
今年は多摩川にソ上したそうです。

2010年12月の記事によると
「外来種は例年、台風などによる大増水で流されて生息数が抑えられていたが
今年は増水がなく、川に残ってしまった」
とも書かれていました。

増水の度に魚が流されて死んでいたのでは
とうの昔に川魚は死に絶えてしまっていると思うのですが……。

天然アユのソ上数に関していうと
イワシやサンマに好不漁があるように
その年によって天然アユのソ上数は大きく変わります。

一説によると
3年周期でソ上の増減を繰り返すともいわれますが
あくまでも目安の範囲だと思います。

また、アユの天然ソ上の多寡は
産卵期の秋から冬にかけての降雨量や
同時期の海水温、冬期の降雪量、春先の川の水量などが
複合的に絡み合った結果決まるものと思われます。

ブラックバスが食べちゃったからアユがいなくなっちゃった。

なんて単純な仕組みでは決してありません。

ただ、秋の降雨量や秋から冬の海水温、冬の降雪量、春の水量
なんて話よりも、
ブラックバスが食べたからアユが減ったというほうが
はるかに分かりやすく、インパクトがあるのは確か。

何事もドラマ仕立てに報じたがる大メディアの
格好のネタだというわけです。

ちなみに、多摩川には
昭和50年代にはすでにブラックバスがいました。

テレビや新聞があおるように
ブラックバスがすべての在来種を食い尽くすというのなら
多摩川はとっくの昔にブラックバスだらけになっているはずですが
アユはもとよりコイ、ウグイ、マルタ、ヤマベ、フナ、テナガエビ、ハゼ
など、むしろ昭和50年代の頃よりも確実に増えています。

それはぼくをはじめ
多摩川で30年以上釣りをしてきた人なら
誰でも知っていることです。

(山根)
















2011/8/3

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