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つり人編集部=写真と文

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【1】鈴木康友の「読んでトクする釣りコラム68」
  釣りの魅力をアピールするよりも釣り場と魚を増やす努力を
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1.釣り人が減っていく本当の理由
 不景気が長びく続く釣り業界では、「釣り人口がこんなに減ってしまった、
どうすればいいのか」とか、「釣り人を増やさなければいけない」といって一
所懸命に何かをやろうとしている人がいます。釣りの魅力を世の中に発信した
り、釣りガールのような話題作りでアピールしたりと、いろいろな試みが行な
われています。

 前回のフィッシングショーでもお話ししましたが、釣りにはかつてさまざま
なブームがあり、釣り人口の増加にも寄与してきました。しかしバスブーム以
降、それに比肩するほどの大きな盛り上がりは見られません。レジャー白書の
数字にも表われているとおり、釣り人口も右肩下がりです。

 日本では近年、少子化が大きな問題になっています。釣り業界にとっても、
釣り人口の減少=お客さんの減少は死活問題に直結する話ですから、関係者が
焦る気持ちはよく分かります。ただ、これは大きな時代の流れですから、抗っ
てもどうにもなりません。ではどうすればよいのでしょうか。

 ひとつ、お酒を例に考えてみましょう。日本酒の消費量は高度経済成長期の
終焉と前後してどんどん減っていきました。日本酒業界もさまざまな工夫や努
力をしたのだと思いますが、衰退の要因となったであろう戦後日本人の食生活
やライフスタイルの変化、さらには産業構造の激しい変動などは、一業界が止
められるはずもありません。これもまた時代の流れです。

 しかし面白いことに、欧米で和食ブームが起きると、吟醸酒を中心とした高
級酒が注目され、輸出量が年々伸びていきます。躍起になって国内でお酒を勧
めてもダメだったのが、突破口は海外にあったというわけです。欧米化していっ
た日本社会で衰退した日本酒が、本家の欧米で和食とともに脚光を浴びる。一
見矛盾のようですが、昔の日本酒はすぐ悪酔いするといった予備知識のないこ
とが、高度に洗練された現代のGinjo(吟醸酒)を素直に味わううえでプラスに
作用したということでしょうか。「飲めば分かる」の世界ともいえますが(笑)、
大事なことは現代の日本酒は世界に訴えるクォリティー、魅力があるということです。

 話を釣りに戻すと、実は私は釣り人口を増やそうなどというのは間違いだと
思っています。そんなことよりも何よりも真っ先になすべきは、釣り場と魚を
増やすことです。釣り人口の減少に対する根源的な問題は、釣り場がなくなり、
魚が減ったから釣り人が減っているのだという点にこそあります。釣り業界の
衰退もそこに起因しています。このことを見落としてしまっては絶対にいけません。

2.近くの水辺で魚が釣れる幸せ
 衰退の顕著な例はアユ釣りです。20年くらい前まではあれほど隆盛を誇って
いたのが、ファンの人口が激減・高齢化し、フィッシングショーの展示も今で
は目立たない場所になっています。売上高はなんと全盛期の10分の1です。で
は、その理由は何かといえば、一番大きな要素はやはり「アユが釣れなくなっ
た」ことに尽きます。

 今でもたくさんアユが釣れる川はもちろんあります。ただ、全国的に見ると
冷水病や環境破壊によって「家の近所でよく釣れる川」は確実に減りました。
首都圏や大都市の友釣りファンは、九州、北陸、東北どこにでも飛んでいきま
すが、全体では少数です。多くの地方の釣り人は、やはり地元の川でアユ釣り
をするのが自然で、たくさん釣れている間は間違いなく「アユ釣りほど面白い
釣りはない」と思っているはずです。

 これはフナやタナゴ釣りもそうです。「釣りはフナに始まりフナに終わる」
はずのフナ釣りは、田んぼの消失とともに釣り場がどんどん遠のきました。タ
ナゴに至ってはさらに深刻で、かつてはどこにでもいたはずの可憐なこの魚は、
今や釣り場の記事を作るのに大変気を使う貴重な存在と化してしまいました。

 こんな状況では釣り人が増えるはずがありません。逆にいえば、近所にフナ
やタナゴやアユがたくさん釣れる場所があれば、それが全国的に増えれば、釣
り人が増えないわけがないのです。

 私は前からいっているのですが、人間、食欲・性欲・釣り欲だと(笑)。釣
りは、基本的に人の本能に近いところがあります。それは生き物を捕まえると
いう本能であり、その過程を楽しむのは、遊びを知る人間の本能です。ですか
ら、無理に面白さを宣伝しようとする必要はないと思うのです。おなかがいっ
ぱいの人にいくら食べ物の話をしても無駄ですし、性欲も……まあその話は置
いておき(笑)、人は水辺があれば、老若男女を問わず自然に近づきたくなる
ものです。その水がきれいで魚がたくさんいれば、釣ってみたくなるものです。
私たちは本来そういう生き物なのです。

 しかし現状はどうでしょう。埋め立てられる汽水域、3面コンクリート護岸の
川、流れを寸断するダム、そんなところで人は憩えません。釣り人を増やした
ければ、まずは目の前の釣り場環境を少しでもよくすることを考えるべきです。
これは釣り業界関係者だけではなく、すべての釣り人が考え、環境を守り、作っ
ていくためにできることを行動に移すべきだと思うのです。

 また、釣りは本能に近いところがあるといいましたが、モラルやルールを無
視しては、ただの反社会的な存在です。防波堤の釣り禁止のフェンスを乗り越
える。気象を無視した無謀な行動で事故を招く。ごく一部の人の行動であれ、
そんなことが繰り返されれば、規制が増え、ますます釣り場が狭くなっていく
だけです。

 そうならないためには、釣り人一人一人がモラルやルールを守り、地域の人
たちに迷惑をかけず、逆に訪れて喜ばれるような関係を築くべきです。それが
今後の釣りの世界を、発展させるとはいいませんが、安定させ、みんなが楽し
める道につながるのだと思います。

以上、社長コラムでした。

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2015/4/10

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