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編集部2025年4月3日

Basser400号記念!編集部・タニガワが選んだ心に残る記事 ~江戸川は千葉県がいただいた!?~

PICKUP ブラックバス Basser バス釣り

日本初のバスフィッシング専門誌「Basser」。その400号を記念して、心に残った思い出の記事を編集部員および営業マンに語ってもらった。

40年弱の歴史を持つ『Basser』。全国誌、かつ商業誌である以上、より多くの読者に読まれ、より多くのクライアントを満足させる誌面作りをするのが定石……のはずなのに、この号の特集は「オレたちには、千葉がある!」。当時15歳、世間知らずの童貞だった僕にも、これがどれだけチャレンジ(自暴自棄?)な特集テーマであることは理解できた。そしてページをめくって表れた記事の見出しにまた衝撃。
「エドガワは、チバガワ。――利根川水系江戸川は、千葉県がいただいた!――」
こ、こいつら、狂ってる……。

 

バス釣り 文◎谷川駿介(タニガワ・シュンスケ)
1990年5月21日生まれ。東京都出身・千葉県在住。バス釣り歴20年。ほまれあるBasser編集部のナンバー2である(※編集部は2人)。テキサスリグとヘビキャロを愛し、釣り以外ではアメ車とカメラ(ニコン党)に傾倒している。

▼ピックアップ記事 Basser2005年7月号(No163)の39p~『エドガワはチバガワ。』

地元・千葉県の特集にリアクションバイト

どうも、タニガワです。今年でつり人社に入社して9年目。その大半をBasser編集部でお世話になっております。

僕がバサーを知り、愛読するようになったキッカケがまさにこの号でした。

お察しの通り、僕は千葉県民です。人生34年間のうち、30年ちかくを地元の千葉県・柏市で過ごしてきました。このバサーを見たのは近所のツタヤ。それまでの僕は『ロッド&リール』を愛読していたのですが、インパクトしかないイラストの表紙と、自分の地元が特集でピックアップされてるとあって思わず手に取りました。

「オレたちには、千葉がある!」

初手から46都道府県のアングラーを置き去りにするような挑戦的なタイトルに、面白さと危うさを感じました。

しかし、中身を見てみてすぐに感じたのが、「この人たち(≒編集スタッフ)、本気だ!」ということ。当時は、外来魚問題でバスフィッシング界が大きく揺らいでいたタイミング。そんなときに、県としてバスフィッシングを認めてくれ、亀山湖をはじめとしたレンタルボート店が数多くある千葉県を大々的に取り上げよう、と企画された特集だったのです。

千葉県の中学生アングラーから、野池のスペシャリスト、おじゃが池のロコアングラー、さらには、超ローカル・ロックスターのジャガーさん……。多種多様な千葉県にゆかりのある人間が誌面を彩り、しまいにはこれが何の雑誌かわからなくなる混乱状態に。でも、これを作っている人たちがきっと楽しんで仕事をしているだろうということだけはなんとなく伝わってきたのです。僕がこの仕事に就いたのは某エリートプロからの紹介でしたが、心のどこかにこの号のことが残っていたから、前向きに入社できたことは間違いありません。

Basser
くだんの特集の表紙。攻めすぎです

Basser
このころ中1だったという吉田ユウタくん。今はどんな大人になっているのだろうか

Basser
ジャガー星からやってきた千葉のローカルスター・「ジャガー」さん。インタビュアー(ライターの金澤一嘉さん)による問いかけ「――4月6日に発売されたシングル『ファイト、ファイト、ちば!』が初登場でオリコン113位ですよ、すごいじゃないですか!」で、立ち読みしていたツタヤで爆笑した記憶あり

 

首都への宣戦布告

そんな中でも、一番僕が驚いたのが「エドガワは、チバガワ。――利根川水系江戸川は、千葉県がいただいた!――」という記事。もはや意味不明です。不要な争いを生みます。しかも、我々は平和を愛する千葉県民。東京様に弓を引くことなんてしません。編集部の人たち、やめてください……。

よほどの根拠があってこんな風呂敷を広げるのかと思いきや…

 

「江戸川に合流する河川はすべて千葉県を流れている。つまり、江戸川を育てているのも千葉県ということだ。決まりだ。江戸川は千葉県のアングラーがいただいた! めでたく江戸川は千葉県アングラーのものになったわけだが、―――」

 

いや、「決まりだ。」じゃないのよ(笑)。マジでやめてください。ってか、「江戸(=東京)川」なんだから東京の川でしょ。

子ども心に、こんなツッコミを入れまくったのを覚えています。

そもそもですよ。最初に書いたように、弊誌は全国誌なわけです。そのなかでこういった尖った、一部の人たちにしか刺さらないかもしれない特集をやるというのは、相当に勇気がいるし、このとき編集長だった小島一郎さんはいろんな人から意見を言われたとお察しします。しかし、それでも確かなことは、この特集があったからこそ、今僕がこの会社で働いているという事実です。だれもが読める、中庸な内容だけが正義ではないのかもしれません。雑誌作りの難しさを考えさせられます。

ちなみに、僕が入社してまだ間もないころ会社の前に見たことがない車がとめてあり、迷惑駐車だと思って、車内にいた男性にメンチを切ったところ、それが小島さんで大変なことになったというエピソードもあるのですが、それはまたの機会に……。

Basser
江戸川は千葉県のモノだと主張する、誰得記事。もうめちゃくちゃである

 

 

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