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編集部2021年10月14日

キャロライナリグ、名手はこう使う。桧原湖・高梨洋平さんの場合

PICKUP ブラックバス Basser バス釣り

各地のフィールドでキャロを駆使している第一人者に、自身のキャロ使いを教えてもらいました。今回は福島県・桧原湖のフルタイムガイド・高梨洋平さんのヘビキャロテクニックです。

スモールレイクのヘビキャロ・テクニック

高梨洋平=文と写真

 広範囲をワームで探るのに適したヘビーキャロライナリグ。シンカーのセレクトやリーダーの取り方、ワームセレクトなど多様な選択肢があるだけにアングラーによって無限の可能性が広がるリグです。各地のフィールドでキャロを駆使している第一人者に、自身のキャロ使いを教えてもらいました。今回は福島県・桧原湖のフルタイムガイド・高梨洋平さんのヘビキャロテクニックです。

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高梨洋平=解説

1991年福島県出身、在住の桧原湖フルタイムガイド。自ら釣ったスモールマウスバスの最高記録は57cm。4羽のウサギと暮らすなど大の動物好きでもある。

高梨フィッシングガイド https://takanashi.bassguide.jp/blog.php

 

こちらの記事は 好評発売中の月刊Basser2021年11月号から抜粋したものです。実釣編や使い方は本誌に掲載されています。迷ったらキャロ!迷わずにご覧ください! ↓↓↓

ライトキャロが有効な状況

 

 チューブワームや浮く虫ワームを、リーダーの分だけボトムから浮かせる使い方や、巻きキャロといった中層を意識した使い方が効果的な状況もありますが、ライトキャロの基本はボトムの釣り。時期や状況を問わず活躍してくれるリグです。

 

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 私がパイロットルアーとして1投目からライトキャロをキャストする状況として、以下の5つが挙げられます。

●バスがエサをボトムで捕食しているとき

●エサのレンジを問わず、ルアーを食いやすいのがボトム周辺のとき

●水がクリアなとき

●流れがないとき

●光が強い、もしくはタフコンディションなどの状況下でボトム(堆積物含む)にルアーやラインを隠したいとき

 こうした状況と相性がよいのがライトキャロです。なぜなら、「ボトムを這う動きを演出しやすい」、「ルアーもラインもボトムに同化させやすい」、「1点に留めやすい」という特性を持つからです。とくにクリアレイクである桧原湖では非常に出番が多くなります。

 

タックルセッティング

 

 根掛かりの頻発するストラクチャーエリアでは、根掛かり回避性能と軽いリグの重さやバイトへの感度を両立する絶妙な硬さを持つロッドが必須です。一方フラットエリアでは、わずかにスタックするピンを感じることのできる、よりソフトなティップを持つロッドが求められます。前者はワイルドサイドWSSST65L、後者はWSS-ST66XULが専用ロッドとして存在します。

 ラインは、底取りと操作性、強さのバランスがよいフロロ3Lb。リーダーは傷みやすいので4Lbにすることも多いです。常時ボトムに接触するリグなので、耐摩耗性に優れる硬く強いフロロカーボン「アブソルートAAA」一択となります。

 リーダーは80cmくらいでスタートすることが多いです。リーダーの長さによってルアーアクションのダイレクト感や、ルアーそのものの浮きやすさが変わるので、それによって釣果に差が出ることはありますが、そこまで重要とは考えません。

 シンカーは引っ掛かりやすい順に丸型 → バレット → スリムタイプ。泥底でより引っ掛かりを増やしたいときはバレットシンカーの逆付けもアリです。そして絶対に固定せずフリーに。固定してしまうと、たとえ軽くてもスタックした状態でバイトした場合、そもそも吸い込みにくいうえに、バスがバイトした場所から動こうとした際に違和感を覚え、ワームを吐き出してしまうからです。

 

ワームの使い分け

 

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 私は以下の6種類のタイプのワームを使い分けます。比較的プレッシャーを与えにくいライトキャロであれば、同じスポットでも異なるアクションが演出できれば、1度流した場所でも食ってくることがあります。

動かさなくてもシルエットで食わせやすいフラット系とイモ系……ブルフラット2in(デプス)、アバカスシャッド(フラッシュユニオン)のイモチューン

常時手足が微振動してくれる沈む虫系……三原虫(イマカツ)

ゆっくりとしたズル引きでも常時形状が変化してくれるカーリーテール系……リングカーリー(ノイケ)

ムーブ&ステイのメリハリが効くシャッドテール系……スイングインパクト2in(ケイテック)

ダートアクションが生まれるスティックベイト系……Gテールサターン2.5in(レイン)※テールカットチューン

シンカーの後ろをボーっとついてくるホッグ系……スティーズホグ2in(ダイワ)

 

 これだけ試せば充分攻めきったといえるでしょう。反応の違いもはっきりしてくるので、その日やるべき釣りを絞り込むことができます。

 

高梨さんのタックル

 

ロッド:ワイルドサイドWSS-ST65L(レジットデザイン)

リール:ルビアスSCLT2500S

ライン:ガノアアブソルートAAAフロロカーボン3Lb、リーダーは4Lbを80cm(バリバス)

シンカー:タングステンカスタムシンカーキャロライナスティック1/13oz(ジャッカル)

 アクションはシンプルなズル引き&ステイが基本なので、操作に問題がなければラインが太くて見切られるという考え方はあまりしません。

 ライトキャロに限らずボトム系の釣りであれば基本的にロッドのストロークでアクションするので、リールについては特別こだわりはありません。ただ、フッキング時にバスがこちらに走ってくることがあるので、ハイギアモデルを使うとよいでしょう。

 

 

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