月刊つり人12月号(10月25日発売)のワーム特集の取材で向かったのは横須賀市のうみかぜ公園。釣り場としても非常に人気が高く、潮通しがよく、適度に水深もあることからアジやカタクチイワシなどが寄りやすく、また、夏の終わりから初夏にかけてはそうした小魚を追ってタチウオの群れが接岸しやすいことで知られます。
ジグヘッドの巻きにこだわるショアタチウオゲーム(2020年9月28日)
レポート◎アマノ(月刊つり人編集部)
晴天に恵まれた9月28日、月刊つり人12月号(10月25日発売)のワーム特集の取材で向かったのは横須賀市のうみかぜ公園。目の前に猿島が浮かぶ風光明媚なこの公園は、芝生広場、スケートボード場やマウンテンバイクコース、スリーオンスリーバスケットコートなどがあり、平日でも常に大勢の人で賑わっています。敷地内に駐車場が2ヵ所あり、大型商業施設に隣接していることから食事も楽しめるなど、いたれりつくせりの釣り場です。
※注:うみかぜ公園敷地内の芝生広場前の親水護岸エリアは土日祝日は全面釣り禁止となります(釣り禁止の看板あり)。土日も釣りができるのはこちらで紹介している鉄柵前のみとなりますのでご注意ください。
安全な柵があり、スペースも広く、駐車場や大型マーケットも隣接された快適なうみかぜ公園はタチウオの回遊が多いことで知られる
釣り場としても非常に人気が高く、潮通しがよく、適度に水深もあることからアジやカタクチイワシなどが寄りやすく、また、夏の終わりから初夏にかけてはそうした小魚を追ってタチウオの群れが接岸しやすいことで知られます。そう、この日の本命はタチウオ。船から釣りでも超人気のターゲットですが、ここうみかぜ公園は岸からでも高い実績を誇る東京湾でも有数のタチウオ釣り場で、今年も9月に入るとぽつぽつと釣れだし、9月下旬現在、安定して夕方から群れが回遊しています。
今回のテーマはワームでのタチウオ釣り。それも荻野さんから教わったのはただ巻きの威力について
周囲ではアタリはあるもののなかなかフッキングしない状況のなか短時間で2尾を釣った荻野貴生さん
このタチウオのワームでの釣りを長くやり込んでいるエキスパートが荻野貴生さんです。
「タチウオはジグでも釣れるし、プラグでも釣れますが、個人的に一番奥が深くて面白いのはジグヘッドを使ったワーミングです」
そう語る荻野さんは、ダートアクションで食わせのスイッチを入れるワインド釣法もやりますが、圧倒的に多用しているのはただ巻き。極力、水を噛んで流れの抵抗を受けさせることにこだわった繊細すぎるただ巻きの極意を教わったのは編集部の新人タカギ。
「タチウオのルアー釣り自体が初体験です。タチウオのワーミングというとエギングのように左右にダートさせて誘うイメージが強かったですが、ただ巻きにこれほどたくさんのメリットがあるとは驚きました。目から鱗が落ちました」
明るい時間帯に荻野さんからワームのセット方法や操作の注意点などを教わったタカギも夕マヅメからキャストを繰り返しました。そして日没とともにこの日も岸壁沿いをタチウオの群れが通過。気づかないうちにタチウオの歯形が刻まれていて興奮するタカギ。その横でお手本を見せるように指4本の良型タチウオをキャッチしてみせた荻野さんによるただ巻きのコツはつり人12月号で詳しく解説します。
指4本サイズが岸から釣れたら最高である。編集部タカギがいただいてその日のうちに刺身で食べたところ「美味でした!」と太鼓判
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