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タナゴ釣り
小もの釣りができる都会の公園ガイド

市街地から良アクセス。手軽に遊べる釣り場をまとめました

つり人 まとめ
気軽に足を運べる都会の公園。
最近は水辺があってもサオをだせない場所も多いが、なかには釣り人に開放され、ベテランのタナゴファンが通う場所もある。
子連れ釣行ももちろんOK。
思い立ったら出掛けてみよう。


この記事は『つり人』2016年1月号に掲載したものを再編集しています。

平和の森公園(東京都)


冬場もタナゴの実績あり。アスレチックランドも隣接

●所在地:大田区平和の森公園2-1(公園内事務所℡03・3766・1607)
●交通:(電車)京浜急行平和島駅から徒歩13 分(車)最寄りのIC:首都高1 号羽田線・平和島IC。公園用の駐車場あり( 有料)
●近隣の釣具店:竜谷屋(大田区大森本町2-7-24 /℡03・3762・0005)、大倉屋釣具店(大田区大森北2-4-12 /℡03・3761・4718)



 東京都大田区の環状七号線を挟んで、北と南に緑豊かな敷地が広がる「平和の森公園」。南側は子どもたちで賑わうフィールドアスレチックで、北側の敷地内に「ひょうたん池」と呼ばれる水辺が広がっている。平和の森公園は平和島運河の一部を埋め立てて造成されており、ひょうたん池も人工池。水は雨水と水道水でまかなわれている。しかし、そうとは思えないほど周囲の自然に溶けこんだ水辺が広がっており、昔からコイ、ヘラブナ、タナゴなどが放されていて、市民の釣り場として開放されている。

 不定期のヘラブナ放流の直後はヘラブナファンの姿が増えるが、一年を通じてタナゴをねらう人の姿も多い。釣りは基本的に池の東側に設置されたステージとその周辺で行なう。水を入れる土管が水中に入っている場所が数ヵ所あり、その周辺は特にチャンスだ。

 池にはルールがあり、網の持ち込み、リールを使った投げ釣り、釣った魚の持ち帰りなどが禁止。それさえ守れば誰でも気軽にサオをだせる。

 岸際すぐの足もとを釣るケースがほとんどで、水深50㎝ほどの浅場も多く、ベテランの人はどこでも80㎝程度の短ザオを使っている。足場の高いステージでも、少し身を屈めて短ザオで上から水面をつつくように釣っている。ただ、小さな子どもにもサオを持たせる場合なら、ステージでは1・2mほどの長さがあると安心だ。 

 小ものはクチボソのほかオカメタナゴ(タイリクバラタナゴ)が釣れる。人気が高く釣り人が多いこともあり、アタリを出すにはタナゴ専用の仕掛けを使い、板オモリを微量ずつカットして、ギリギリの浮力にしっかりバランス調整したものがほしい。「はま工房」の浜口誠史さんの仕掛けを使っている人も多い。ウキ下は長くても30㎝ほどまでにセットし、繰り返しエサを打って粘り強く反応を見てみたい。なお、敷地内に売店はないので、食事が必要ならあらかじめ用意しておこう。(紹介協力:大田区はま工房・浜口誠史さん)

01tanago (4) 11月に釣れたオカメタナゴ

01tanago (1) 手前にヘラブナ、奥に小ものファンが集うひょうたん池

01tanago (2) 釣りデッキはきれいな木製でそのまま座れる

01tanago (3) 場内は釣りの決まりの案内板もある

水元公園(東京都)


広がる水路で小もの釣りが楽しめる下町の水郷

●所在地:東京都葛飾区水元公園(公園内事務所.℡03・3607・8321)
●交通:(電車)JR 常磐線・東京メトロ千代田線「金町」から京成バスの戸ヶ崎操車場または西水元三丁目行に乗車。「水元公園」で下車徒歩7 分 (車)最寄りのIC:東京外環道・三郷南IC。公園用の駐車場あり



 古くから下町の水郷として親しまれてきた都立「水元公園」は、端から端まで散歩すると優に半日以上かかるほど広大だ。園内には少年キャンプ場、バーベキュー場といったアウトドア施設とともに、ハナショウブなど水生植物が豊富なため四季を通じてにぎわう。

 また、水元公園を潤す小合溜(こあいだめ)は小さい内溜がヘラブナ釣り場として整備されているほか、大きな外溜につながる水路群ではオカメタナゴとクチボソを中心とする小もの釣りが楽しめる。

 好釣り場は駐車場に近いポプラ並み木前と水生植物園周りという2ヵ所の水路群だ。時期や水況によって好不調が変わるから、その時に釣り人が集まるエリアを選ぶほうが間違いない。

 枯れアシや枯れ藻の間のピンポイントをねらうので50~60㎝の短ザオがよく、繊細なタナゴ用連動シモリ仕掛けと「極タナゴ(がまかつ)」など専用バリや研ぎバリを必要とし、エサはグルテンがベスト。

 とはいえ、寒タナゴ専門に絞ると毎日組のベテラン勢が手こずるほど難易度が高い。ビギナーだとクチボソオンリーに終わるかも知れないが、寒ボソ釣りも専門にねらうと一筋縄では行かない面白さがある。

二ツ池公園(神奈川県)


釣りデッキが完成したばかりの真新しい釣り場

●所在地:鶴見区駒岡一丁目外
●交通:(電車)JR 鶴見駅から川崎鶴見臨港バス綱島駅行利用。
二ツ池バス停を下車すぐ(車)最寄りのIC:第三京浜・都筑IC
または港北IC。公園の近くにコインパーキングがある
●近隣の釣具店:上州屋都筑インター店(神奈川県横浜市都筑区早渕2-1-23 /.℡ 045・594・0505)



 横浜市鶴見区にある「二ツ池」は、この夏に整備工事が終わり釣りが可能になった。名前のとおり2つの池が並んでおり、釣りができるのは「駒岡池」の釣り用デッキが整備されたエリア。もう1つの「獅子ヶ谷池」はアシなどが茂った湿地帯のようになっている。元は灌漑用に作られた池だが、釣りもできる公園として横浜市が整備。現在はヘラブナ釣りと小もの釣りの人が来ている。

 寄せエサとリールの使用は禁止で池の魚の持ち出しはできない。デッキには30~40㎝間隔で支柱のある手すり(柵)が設置されており、ヘラブナ釣りの人は池の中心部に向かってサオをだしている。釣り座に空きがあれば、その間で池の中心部に向かってサオをだすことができるが、デッキと岸側の間が浅瀬になっており、タナゴやクチボソなどの小ものねらいであれば、そちらに向かってサオをだすのもよいだろう。

 釣り用デッキは足場が高い分、2m前後のサオが使いやすいが、慣れた人であれば1m前後の短ザオでも充分釣りはできる。公園の整備を期に正式に釣りが解禁となっており、もともとタナゴも多数見られたことから今後に期待したい釣り場だ。なお、現在公園にはトイレがないので、最寄りのコンビニを利用する。(紹介協力◎上州屋都筑インター店・梶田逸穂さん)

01tanago (6) 道路に近い北側の一角が釣り場になる

01tanago (7) 8 月に公園としてオープン

01tanago (5) 釣りデッキ側から見る駒岡池

こども自然公園(神奈川県)


クチボソ優勢ながら、ホタルも生息する自然豊かな丘陵の中でのんびり

●所在地:横浜市旭区大池町65-1
●交通:(電車). 相鉄線二俣川駅下車徒歩15 分または、相鉄線南万騎が原駅徒歩7 分(車)最寄りのIC:保土ヶ谷バイパス・南本宿IC。公園用の駐車場あり(有料)
●近隣の釣具店:上州屋鶴ケ峰店(神奈川県横浜市旭区四季
美台25-12 /.℡ 045・366・3519)



 横浜市の中でも最大級の面積を持つ公園が旭区の「こども自然公園」。その中に公園のシンボルにもなっている「大池」がある。元は江戸時代に灌漑用に作られたという池だが、現在は指定された一部の岸辺でノベザオによる釣りが楽しめる。この池にはヘラブナがいないため、短めの振り出しザオに玉ウキを付け、親子で手軽にクチボソなどの小魚をねらっているファミリーフィッシングの人が多い。魚種はクチボソが優勢ながら、コイ、フナ、テナガエビ、タナゴなども生息している。

 釣りができるエリアは池と段差のない状態で平らに整地されており、芝生も広がっているため、レジャーシートを広げて目の前の水辺に向かいのんびりサオをだせるというシチュエーション。

 長めのサオで沖めをねらっても反応はあるが、岸際に配置された大きめの石に腰かけ、すぐ足もとをタナゴ用の短ザオとウキ、シモリを付けたタナゴ用仕掛けでねらうとクチボソが盛んに釣れる。水深は30~50㎝ほどで、場所によってはもう少し深いところもあるが、穏やかな水辺で小もの釣りの練習にもうってつけだ。

 今の季節はクチボソが優勢だが、「春先はタナゴもけっこう釣れた」という地元の釣り人の声もあり、季節によってはタナゴも充分ねらえるだろう。なお、大池のほかに敷地内にある中池などは釣り禁止なので注意したい。池の近くにトイレと売店もある。

01tanago (8) 広々とした敷地に広がる大池

01tanago (9) 歩いて行ける距離にアスレチック、バーベキュー広場、ちびっこ動物園などもある

01tanago (10) 多いのはクチボソだがタナゴもいる

山崎公園(神奈川県)


住宅街に囲まれ地元の釣りファンが集う小ぢんまりとした池

●所在地:神奈川県横浜市都筑区中川4‐19
●交通:(電車)横浜市営地下鉄中川駅から徒歩5分 (車)最寄りのIC:第三京浜・都筑IC。駐車場は中川駅近くのコインパーキングを利用する
●近隣の釣具店:上州屋都筑インター店(神奈川県横浜市都筑区早渕2-1-23 /. ℡045・594・0505)



 横浜私営地下鉄の中川駅から徒歩5分程度、マンションに隣接して敷地が広がるのが山崎公園。その中に「山崎の池」と呼ばれる周囲400~500mほどのひょうたん型の池がある。釣れる魚はヘラブナ、クチボソ、タナゴ、マブナ、それ以外にザリガニなど。投げ釣り、ルアー釣り、寄せエサ、夜釣りは禁止事項として看板でも告知されている。

 釣り大会のようなイベントも催されたりして、地元の釣り人たちの憩いの場となっている。一方で周辺は住宅街となっており、釣りを楽しむ際はゴミや駐車のマナーにはくれぐれも気を付けたい。公園自体には駐車場がなく、車の場合は中川駅近くのコインパーキング利用となる。全体としてはヘラブナファンが多いが、タナゴ釣りにも理解があるので釣り座を確保することは充分可能。小ものファンはどちらかというと橋の北側(ひょうたん型の狭いほう)でサオをだす人が多い。

 いずれにしても目の前を釣るので、サオは1m程度の短いもので充分。クチボソねらいで時々タナゴが混じるといったぐあいだが、良い日に当たればそれなりに楽しめるはず。エサはグルテンや黄身練りで、クチボソを釣るならアカムシなども効果的だ。(紹介協力◎上州屋都筑インター店・梶田逸穂さん)

01tanago (12) 階段状の護岸に腰を下ろして小ものがねらえる

01tanago (11) ヘラブナファンの姿も多い

01tanago (13) クチボソやフナに混じってタナゴが釣れることも

薬師沼親水公園(埼玉県)


県内でも代表的な小もの釣りが楽しめる池

●所在地:埼玉県春日部市赤沼482 番地1
●交通:(電車)東武伊勢崎線武里駅からタクシー(徒歩40 分)(車)
最寄りのIC:東北自動車道・浦和IC。公園用の無料駐車場あり
●近隣の釣具店:キャスティング岩槻インター店(さいたま市岩槻区府内2-1-58 /.℡ 048・791・2155)



 通称「赤沼」と呼ばれる春日部市の「薬師沼」は、地元の釣り人には昔からなじみ深い池。平日でも常に30人前後の釣り人でにぎわいを見せている。休日はさらに親子やファミリーも交ざりにぎやかだ。ヘラブナ釣りでは昔から大人気のこの池だが、実はタナゴも生息しており専門でねらう人も多い。池の中央は桟橋で渡れるようになっており、全体が護岸されているので足場もよい。

 薬師沼は近くの大落古利根川から取水しており、春の4月後半に古利根の水門が閉まると池の水位が上がり、乗っ込みブナが楽しめる。5月後半から7月にかけてはアカムシやキヂ(ミミズ)でテナガエビが気軽にねらえる。タナゴも一年中手軽に釣れるが、古利根川の水門が開いて水位が下がってからのほうがさらによい。モロコやクチボソも多く、アカムシでねらえば初心者やファミリーでもお気軽に釣りが楽しめるだろう。

 タナゴやテナガエビだとサオは1m程度の短いものでOK。池の東側にはスイレンが生えており、小魚の格好の隠れ家になっている。スイレンの際や隙間をうまくねらって釣ると釣果が望める。タナゴだけをねらうのであれば、グルテン、黄身練り、おかゆなどのエサを使うとよい。人気のポイントは、水路の流入口と流れ出し口。あるいは、池の東側のスイレン周りが面白い。特に初夏のテナガエビシーズンは一級ポイントとなるので侮れない。なお、アクセスは最寄りの駅が遠いため車がよい。無料駐車場も2ヵ所ある。池の隣にはアスレチックなど子どもたちが遊べるスペースもあり、ファミリーにもおすすめだ。(協力:キャスティング南柏店・小林好人さん)

01tanago (14) 一部にはハスの葉が浮かぶ広々とした水辺が広がる

宮沢湖(埼玉県)


来年の3月まで楽しめるタナゴ入門にぴったりの池

●所在地:埼玉県飯能市宮沢27-1(みやざわこフィッシングエリア受付.℡ 042・973・1313)
●交通:(電車)西武池袋線飯能駅より約15 分。イーグルバス「宮沢湖」バス停にて下車(車)
最寄りのIC:圏央道・狭山日高IC。釣り場用の無料駐車場あり



 本誌2015年8月号でも紹介している「宮沢湖」は、緑に囲まれた釣りのできる人造湖。一帯はレイクサイドパーク宮沢湖として管理され、釣りに関しては「みやざわこフィッシングエリア」が運営されている。おもな対象魚はワカサギとヘラブナだったが、最近になって受付裏の池がタナゴ釣り場となった。

 水草が繁茂し、タニシや二枚貝が生息し、さらにヌマチチブやクチボソなどもいる池はさながらビオトープの趣。タナゴ用のサオ、仕掛け、エサが一式セットになったものも受付で販売されているので、手ぶらで訪れても楽しめる。もちろん、自前のタックルを持ち込むのも問題ない。料金は1時間500円。レンタルタックルはサオ、仕掛け、エサの一式がそろって1日1000円。釣りはすぐ足もとをねらうため80㎝ほどの短ザオが適している。水が澄んで深さがあるので、ゆっくりとシモるバランスに調整したタナゴ用仕掛けでねらいたい。また、持ち帰り制限は一応あるが、飼い方や適正尾数のアドバイスも含めて、随時相談にも乗ってもらえる。

 1つ残念なのが、この宮沢湖にテーマパークが造成されることが決まり、釣り場としての営業が来年3月までで終了となること。ただし、それまでの間は「訪れるお客さんに、しっかりと釣りを楽しんでもらえるようにしますよ」と支配人の齋藤さん。タナゴもしっかり放されている。

01tanago (16) 本湖と離れた場所に静かにたたずむタナゴ池

01tanago (17) 釣りセットのほかハリやエサの単品も販売している

01tanago (18) タナゴのほか、池にもともといるヌマチチブなども釣れる










2017/1/8

最新号 2017年8月号

特集は「心も体も川に溶け込む夏遊び 最新! アユの清流案内」。今号ではソ上、放流、種苗、水況にいたるまで全国の有望アユ河川の最新情報をお届け。清流の爽快な思い出作りを徹底的にサポート。群れアユ攻略の「見釣りのテクニック」、渓流相のハリ合わせ、場荒れ河川で平均釣果を上げる「小澤聡のアユ釣り超思考法」などの技術力アップ記事も見逃せない。ビギナーでも楽しめるテナガエビ釣りは関東、関西のフィールドを紹介。100尾オーバーを目指す人向けに最近テクニックも公開している。そのほか、今が好機のシロギス釣り入門、腰越港出船のマダコ釣り、宮城県のマガレイ、南紀白浜の深海釣りなど旬の釣りを多数掲載。
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