小粒のシンキングミノーを主力にしているアングラーの間で人気の渓流ミノーが、シルバークリークミノー・スローフォールカスタム40SSだ。ニュールアーではないけれど、2022新色も加わったとのことなので、開発担当のグローブライド・請川知彦さんにそのコンセプトをあらためてうかがった。
スローフォールの有効性とは?
開発者=請川知彦、まとめ◎編集部(鱒の森)
『鱒の森 2022年4月号』の特集は「この渓流ミノーが凄い」。今号の特集記事の中からイチオシ記事を特別公開!
小粒のシンキングミノーを主力にしているアングラーの間で人気の渓流ミノーが、シルバークリークミノー・スローフォールカスタム40SSだ。ニュールアーではないけれど、2022新色も加わったとのことなので、開発担当のグローブライド・請川知彦さんにそのコンセプトをあらためてうかがった。
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目次
シリーズ:注目渓流ミノーの使用法を開発者に訊く!
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あらためてなぜスローフォールか?
SILVER CREEK MINNOW SLOW FALL CUSTOM 40SS
Daiwa
シルバークリークミノー・スローフォールカスタム40SS。ロッドを思い切り振ることができない浅くて狭い小渓流での釣りが想定されており、小さい入力で最大のアクションが引き出せるバランスになっている。そのためドリフトを多用する釣り人の間でも評価が高い。もちろん、ゆっくり沈むのでスレた魚に対して食わせの間がたっぷり取れるところも使いやすい。重量は3g。
新しい渓流ミノーの中で注目を集めているのがシルバークリークミノー・スローフォールカスタム40SSだ。
開発担当のグローブライド・フィッシング営業本部の請川知彦さんによると、現在主流の3g 後半~5g前半のシンキングミノーでは根掛かりが多発する渇水時や、水の少ない支流を1投でじっくり探るために開発されたモデルで、名称にもなっている「スローフォール」の性能は長い時間をかけて魚にルアーを見せるためというよりも、水深の浅いところをストレスなく引くために求めたものであるらしい。
ただ、「速い反応を追いきれない渓魚に対してアプローチできることも、やはり特徴の1つです」とのこと。小さな入力でアクションする設定になっているため、解禁直後の水温が低い状況での釣りや、なんらかの理由で活性が低く、魚たちの追いの勢いが弱い時に頼れるミノーである。
今シーズンは4つの新色がラインナップに追加されているが、それぞれの特徴は以下のとおり。「パープルヤマメオレンジベリー」はクリアウオーターで魚をスレさせたくない場面で効果を発揮する紫色カラーで、背中に視認性の高いカラーをほどこした「夏色ヤマメ」と「桜ヤマメ」はサイトフィッシングのしやすさが魅力。ルアーを追いかける魚の動きや距離をイメージするのに最適だ。「グリキンイワナ」は虫をイメージしたカラー。テレストリアルの増える夏の釣りに使うと面白そうだ。
光量の少ない状況でも一瞬のフラッシングで魚を寄せられるアルミ貼りボディー。2022年に追加されるニューカラーはこちらの4色だ。左からパープルヤマメオレンジベリー、夏色ヤマメ、桜ヤマメ、グリキンイワナ。
シルバークリークミノー・スローフォールカスタム40SSで釣れた秋のヤマメ。食い気が薄かったが、ゆっくりとした誘いにバイトしてきた。
こちらの記事は好評発売中の『鱒の森 2022年4月号(No.66)』に掲載したものをオンライン版として特別公開しています!↓↓↓↓