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編集部2022年8月10日

【画像】ライトジギング・SLJ・タイラバ・イカメタル。4種の船ルアータックル解説in北海道【前編】

船の釣り 釣りの仕掛け集

ロッドやリール、ラインなどのタックル類が進化するに伴って、船のルアー釣りも日々発展し続けている。ここでは4釣法のタックルについて考察する。ターゲットそれぞれに合った選択をすることが、釣果を伸ばす近道となる。

なんとなくでジギングをしていませんか?

文◎編集部
この記事は北海道 海ルアー白書 船釣り編 (North Angler's COLLECTION)の記事を再編集しています

ロッドやリール、ラインなどのタックル類が進化するに伴って、船のルアー釣りも日々発展し続けている。ここでは4釣法のタックルについて考察する。ターゲットそれぞれに合った選択をすることが、釣果を伸ばす近道となる。

ライトジギング

船のルアー釣りにおいて、サクラマスや根魚、ヒラメなどでは150ℊ以下のジグを使用する場合が多い。ここではその釣り方を“ライトジギング”と総称することにする。近年、北海道内で人気上昇中のサクラマスジギングを中心に、ライトジギングのタックルについて考えてみたい。

スクリーンショット (21)

 

ロッド

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海域を問わず、ベイトタイプのライトジギング用、またはスロージギング用の6~7フィート台が主流。ジグMAXは100~200ℊ程度で、最初の1本にはMAX150ℊ前後がよいだろう。ヒット後は鞭のようにしなやかなロッドを上手に利用し、強引に巻き上げずに寄せてくる。沖で釣れるサクラマスは接岸前よりも口が柔らかく、無理をすると口切れしやすい。最後は必ず船長、もしくは同乗者にタモ入れをお願いする。

 

リール

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小~中型のベイトリールなら何でも使えるが、水深カウンター付きのタイプを推奨する。液晶画面に数字が表示されるため直感的に分かりやすく、往々にして「タナを釣れ」と言われる船のサクラマス釣りにおいては絶対に有利。

 

ライン&リーダー

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メインラインはPE0.8~1.5号が一般的。ジギング向けに色分けされたタイプを選びたい。リーダーは16~30ポンドで、長さは2~3ヒロ(3~5m)取るのが一般的。伸びにくいことでジグにアクションを伝えやすく、擦れに強いフロロカーボンを使っている人が多いが、逆に伸縮性があることでバラシを軽減できるとナイロンを選ぶ人もいる。メインラインとの結束は結び目が小さくガイドの通りがよいFGノットやPRノットで行なう。

 

フック

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上/フックポイントが外を向いているものはハリ掛かりしやすい 下/ネムリの入ったフックはバラシを軽減してくれる

 

魚との唯一の接点となるフック選びには気を遣いたい。ハリ先が鋭いことを前提として、フックポイントが外側、もしくはストレートなものはハリ掛かりしやすい。一方、バレにくいのは少しネムリの入った(内側に曲がった)もの。

付け方は、ジグの前と後ろにツインタイプのアシストフック、計4本のフックが定番。ただし外道がうるさいときなど、状況によっては前後にシングルの計2本でもよい。ブリジギングのようにフロント1セットでも釣りにはなるが、フォール(落とし込み)時のアタリを取ったり、スロージギングの特性を活かすためにもジグの前後に装着したい。

ロッドと同様、ライトジギング用またはスロージギング用として市販されているものが無難。サイズは使用するジグの大きさとバランスがとれるものを選ぶ。アシストラインの長さも要チェック。長いほうがフッキング率は上がる傾向にあるが、エビ(フックとラインが絡まるトラブル)になる心配がある。こちらもジグのサイズに合わせて2~4㎝の長さを選ぶとよいだろう。

スーパーライトジギング(SLJ)

スーパーライトジギング(以下、SLJ)とは、ライトジギングよりもさらに軽い30~80ℊ程度のジグで浅場をねらう釣り方。今や全国的に浸透しつつあり、北海道でも現在進行形で発展中だ。SLJに重いタックルは必要なく、誰でも扱えるライトな道具でジギングの基礎を学べるため、入門者にうってつけの釣りと言える。

スクリーンショット (22)

 

ロッド

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5~6フィート台、胴調子のスピニングタイプを使用する。バーチカルに誘う場合や、青ものなどよく引く魚はベイトタックルが有利。ただ、SLJの場合は基本的に使うジグが軽く、浅場でキャストして広範囲に探る場面が多いことから、スピニングタイプが扱いやすい。そう考えると、ある程度操作性の高いロッドが求められる。ティップに張りのあるチューブラーカーボンロッドならいろいろな操作がしやすくて使いやすい。一方、しなやかなソリッドロッドはファイトがより楽になるというメリットがある。

 

リール

スピニングリールであれば3000~4000番台。キャストして広範囲を探ることから、回収の素早いハイギヤタイプがおすすめ。ベイトリールの場合は200~300番台を選ぶとよい。

 

ライン&リーダー

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思わぬ大ものを想定し、リーダーとジグの接続にはソリッドリング(左)やヨリモドシ(右)を用いたい

 

メインラインはPE0.8号を基準として、ポイントや魚種によっては0.6号や1.0号を使うこともある。いずれにせよマーカー付きの(色分けされた)ものを選ぶ。リーダーは16ポンド前後で、長さは1ヒロ(1.5m)ほど取る。バーチカルに誘う場合はもっと長くてもよい。潮が速い状況では、どんどんラインの軌道が斜めになり根ズレのリスクも高まるため、耐摩耗性に長けたフロロカーボンを使用する。SLJ用のロッドはガイド径が小さいので、結束は結び目の小さなFGノットがおすすめ。

また、リーダーとジグの接続で気を付けなければならないことがある。軽くて小型のジグだからと言って、スナップの使用は避けたい。SLJでは、時として思わぬ大ものが掛かることがあるし、スナップがジグの動きに干渉して理想的なアクションを演出できないこともあるからだ。

 

フック

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SLJの場合もライトジギングと同様、フックは前後に2本ずつが基本。これにより、フォール時のアタリでもフッキングしやすくなる。ただし、根の多い場所などではフロント1セットでもよいだろう。ジグが小型なので、根魚を筆頭とした口が大きな魚種であれば、フックの本数はそこまでシビアに考える必要はないかもしれない。フックの大きさとアシストラインの長さは、ジグの大きさとバランスが取れるものを選択する。昨今はSLJ用として市販されているフックも多いため、これを選んでおけば間違いは少ない。

 

次のページではタイラバとイカメタルについて解説しています

 

 

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