北海道各地のルアーアングラーに、思い出の釣行を振り返っていただき、自信をもってオッ勧めできるルアーを紹介してもらうコーナーである。
北海道各地のルアーアングラーに、思い出の釣行を振り返っていただき、自信をもってオッ勧めできるルアーを紹介してもらうコーナーである。
そのルアーの特徴や使い方、タックルも教えていただこう。
音更町在住 新井 祥太さんおすすめのルアーは、ブラウン、ニジマスなどで実績があるスプーン「ノーザンバイト」だ。
目次
新井さんのおすすめのトラウトルアー スプーンのノーザンバイト(38㎜6.8g/アートフィッシング)
6月は渓流も湖もよい時季を迎え、三度の飯よりトラウトが大好きな僕にとって、仕事が手につかないどうしようもない1ヵ月となる(笑)。そのうえ高速道路が延伸して以降、ホームの十勝エリアだけでなく、札幌近郊の支笏湖や洞爺湖、それに阿寒川などにたびたび遠征するので寝不足の日々が続いてしまう……。
ルアーは、大タイプ と、 小タイプを用意する
これまで、いろいろなルアーを渓流と湖で投入してきたが、近年は中間的なサイズの使用頻度は低く、大か小という極端なチョイスをすることが多い。なぜか、そんなローテーションだと釣果に結びつき、大がダメなら小という選択がマイブームになっている。
自分のなかで大は120mm以上のミノーを指し、湖はもちろん渓流でも多用する。特にニジマスやブラウントラウトがターゲットになる渓流で、大の威力は素晴らしい。一方、小は小型肉厚のスプーンを指す。このタイプのスプーンは荒れた湖で飛距離が稼げ、渓流で良型が付くボトムを探りやすいのが利点だ。
湖、川、北海道のフィールドにおすすめのスプーン
今回紹介するのは小のなかで最も信頼している『ノーザンバイト』。本誌で見た「北海道のフィールドだけを見据えたスプーン。」というコピーにひかれて購入したのだが、昔から使っているバイトに愛着があったことに加え、ボディー裏面に北海道マークの刻印があるのがよかった。
実際に渓流で使ってみると、肉厚ゆえ底をとりやすく、複雑で速い流れのなかでも飛び出しにくい。「コレは釣れそうだ」と思っていると、その日は状況もよかったのか、40cm後半のニジマスが5尾と、自分的には最高クラスの釣果に恵まれた。
また湖でも反応がよく、魚が北海道マークを認識しているようだった。渓流でも湖でも初夏から秋まで、シーズンを問わずに活躍してくれるので、今では数色を必ずケースに入れている。
なお、回収時などに回転しやすいスプーンには、極小のスイベルを装着している。フックはナノスムースコートが施され、貫通力が高いと感じる、がまかつの市販シングルを愛用している。
昨年から続くコロナ禍には参ってしまうが、釣行できない日はスプーンにアワビシートを貼ったりして楽しんでいる。スプーンは気軽にチューンできるのもよい。
ノーザンバイトを使うときのタックルデータ
【ロッド】テイルウォーク ケイソン ランズバック スペックK S74H(エイテック)
引用:https://www.casterhouse.co.jp/shop/products/detail/50959
小・中河川が多い湿原でキャスティングからランディングまでをしやすい長さに設計。ティップが軟らかすぎると様々なキャスト技術を駆使した際にブレないアクションにしている。
【リール】ツインパワー C3000MHG(シマノ)
引用:https://kakaku.com/item/S0000907972/
30年の歴史あるツインパワー。たわみや歪み、ねじれを抑制する金属ローターを搭載している。
【ライン】ピットブル8 0.8号(シマノ)
引用:SHIMANO
しなやかさと、なめらかさを両立した超低伸度ライン。キャスティング時のライン抵抗、水切れの良さに注目。
【リーダー】ストリーム ショックリーダー 12lb(バリバス)1mほどFGノットで結束
引用:amazon
低水温下でもキャスト時のトラブルを減らし、ナイロンの絶妙な伸びがショックを吸収する。
ノーザンバイト(38㎜6.8g/アートフィッシング)詳細情報
現在も各地でトラウトを魅了しつづけるバイトを北海道仕様にカスタマイズ。従来よりも厚い真鍮版を使用しヘビーウェイト化したスプーンは、より深いレンジに潜む鱒たちを誘う。ビッグトラウトと対峙する北海道のアングラーのためのノーザンバイト。
(引用:Art fishing”Northern Bite”)
2021/07/31