この記事では海アメ狙いのおすすめフライ・おすすめマテリアルをご紹介します。
アメマスチャーリー北村浩一(真狩村)
雪がある時期はスキーがしたいと思っている私としては、積雪が安定する12月の中頃から雪代が落ち着く6月まで自主的な禁漁期間になる。
けれども南東からの弱い風が吹き、波が低く気温が高い好天に限っては、マスの顔が見たくて近場の海岸に繰り出す。
私の場合はダプルハンド・ロッドを使ったリトリープの釣りは苦手で、シングルハンドのほうが好み。そのため通常は8番、風が穏やかなら6番のロッドを使う。
9フィートのリーダーに1-3Xのティペットを結び、小さな漁港や平磯の根の間にこのフライを漂わせてマスを誘う。ときにはインジケーターを付けて、川のルースニングのような使い方もする。
立ち位置から正面の沖に向かって流れがある場合は、ラィンにテンションを感じながらフライ先行で流す。横方向に流れを感じる場合は、川のニンフィングのようにフライラインの先端が先行し、フライがそれに付いていくように流す。
かつてはスカッドを常用していたが、たまには気分を変えて……と使ってみたこのパターンが当たった(ホッケ混じりだったけれど)ことがあり、それ以来出番が多い。
色味は白やピンク、タン、オリープなどだが、単純に濃い色、薄い色、その中間といった感じでよいと恩う。フックサイズは大きくても#6。とはいっても私が巻くのは#8と2サイズのみなので、どちらか1サイズでよいのかもしれない。
タイイングは簡単だし、マテリアルもレアなものは使っていない。フックの形状もショートシャンク、ワイドゲイプであればソルトフックである必要もないだろう。
なので、使いたいときに手もとにあったマテリアルで適当に巻いている。留意点はチェーンボールの取り付けをしっかりすることと、なるぺくスリムに仕上がるようにするくらいだろうか。
色のバリエーションも思いつくままに量産できるので、毛パリ巻き無精の私でもあっという間にフライボックスを埋められる点が一番のお気に入りかもしれない。
【マテリアルデータ】
●フック・・・TMC2499SPBL #8
●スレッド・・・ヴィーヴァス 14/0
●タグ・・・ユニスレッド 3/0・オレンジ
●アイ・・・チェーンボールアイ アルミ
●テール・・・アントロンヤーン・フローホワイト
●ボディー・・・アントロンヤーン・フローホワイト
●リブ・・・スレッド
●スロート・・・アントロンヤーン・フローホワイト
2021/05/31