ナマズの棲む河川は日本にまだ多く残っている。福岡県福岡市近郊でいえば、糸島市を流れる河川ならどこにでも生息している。糸島半島は田畑が多く、水路が多いところも特徴だ。
のどかな田園地帯の興奮ルアーゲーム【福岡県糸島半島】
レポート◎小田部修久
ポイントは田園地帯を流れる小河川
ナマズの棲む河川は日本にまだ多く残っている。福岡県福岡市近郊でいえば、糸島市を流れる河川ならどこにでも生息している。糸島半島は田畑が多く、水路が多いところも特徴だ。



ナマズ釣り場の条件として挙げられるのは、隠れる場所とエサを待ち構えられる場所があること。流速は緩く、水深は浅め。川幅もルアーを投げれば対岸に届くぐらいで充分。これらを満たす場所を考えると、田園風景を流れる中小河川や用水路、大河川の中流域になる。
できれば川床も河岸も護岸されていないほうが望ましいが、現在は護岸されているところがほとんどで、そんな場合でも溝や草の茂みに身を潜めている。段差がある河川では上から流れ落ちてくるエサを下段で待っている。


暑くなるこれからが本格シーズンであり、近場かつ短時間でも満喫でき、かなり手軽だ。日没間際や夜明け前後のローライト時がこの釣りのプライムタイム。日中は濁りがある時がよい。
いれば反応するというイージーさ、激しいファイト、トップゲームという要素から、のどかな釣り場にしては釣りがエキサイティングというギャップが魅力。なお晴天が続いて水量が減るとルアーへの反応が鈍くなる。そのため、晴天続きの雨後は絶好のチャンスだ。しかし、長雨や初夏でも冷たい雨が降ると活性は著しく低下し、ルアーにまったく反応しなくなる。付近に田んぼがあると、田植えの時期には釣れにくくなる。
タダ巻きでOK
ボサの際、段差の下、流れ込みが好ポイント。ルアーはカップやプロペラが付いたノイジー系と呼ばれるトップウオータープラグが有効だ。引くと水を撹拌しながら音を立てる。ナマズはセンサーの役目を果たすヒゲでエサを察知し、勢いよく捕食する。そのため、音やはっきりとした波動が効く。

操作法はただ巻きでよく、小細工は不要だが、キャスト方向には配慮したい。とくに、ボサの際をチェックする時に大きな音で誘いたければ下流に投げて上流方向に引く。逆に、控えめに誘いたければ上流に投げて流速に同調させて小音で誘ってみる。段差を探ってみるのも有効だ。上流にルアーを落とし、流れに乗せて下流の段差にルアー落とすほか、下段に直接ルアーを入れて、横一列で誘うのが定番だ。さらに、下段の川床に格子状のブロックが敷き詰められていれば、その格子状になったひとつひとつの溝もチェックしてほしい。

いよいよ暗くなれば発光体も有効で、ノイジー系ルアーには発光体のソケットが搭載されているものが多い。
糸島界隈で釣れるナマズのサイズは50㎝前後で、60㎝オーバーも珍しくない。ちょっと出かけて戯れるにはちょうどよい相手である。


シート&バケツ
釣りあげた魚を地面に置く時、周りが草や土ならよいが、コンクリートだと魚へのダメージは大きい。シートを敷き、水をかけてダメージを最小限に抑えてからリリースしたい

かめや釣具福岡原店

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レポート◎小田部修久
1968年生まれ。福岡県在住。フカセ釣り、船釣り、海水と淡水のルアーetc、さまざまな釣り具を宝の持ち腐れ状態にしていることを軽く悩む釣り雑誌ライター、カメラマン
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2019/6/3