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編集部2022年2月28日

渓流釣り/里川のヤマメ&アマゴをねらう「フロロ0.15号のミャク釣り仕掛け」その2(全3回)

ヤマメ イワナ 河川・湖の釣り 魚種別釣りガイド 渓流

4月が近づけば山々は一気に春めく。春雨により水が増え落ち葉の溜まった枯れた渓も潤いを取り戻す。水も温みヤマメやアマゴの活性も上がるが、解禁から1ヵ月が経って人的プレッシャーが高まってくるのもこの季節。ここでは入渓しやすい里川のスレた魚を想定したミャク釣り仕掛けを解説したい。

スレたヤマメ&アマゴを釣るためのフロロ0.15号

まとめ◎編集部
こちらの記事は月刊『つり人』2021年5月号に掲載したものをオンライン版として公開しています。

4月が近づけば山々は一気に春めく。春雨により水が増え落ち葉の溜まった枯れた渓も潤いを取り戻す。水も温みヤマメやアマゴの活性も上がるが、解禁から1ヵ月が経って人的プレッシャーが高まってくるのもこの季節。ここでは入渓しやすい里川のスレた魚を想定したミャク釣り仕掛けを解説したい。

 

オモリ

●オモリ

 渓流釣りではガン玉3~4Bを主に使う。流速や水深に応じて重さを選び、前述のとおり軽いほど食い込みはよい。渓流のミャク釣りは基本的に底層にエサを流し込む。川の流れは表層ほど速く、底層ほどゆっくりと流れる。底石の大きさによって流れは複雑に変化し、大きめの石が沈んでいればその石裏は流れが緩くなるのである。

keiryu-yamame-flolo (15)

 流れに合ったオモリを使うのは釣果を得る要となる。目安としては表層よりも仕掛けがゆっくりと流れる重さを選ぶ。根掛かりが頻発するような重さもNG。それでは流れを切ってしまうくらいに重い。底層の流れに乗せやすい適度な重さがあり、0.15号であればジンタン3号(G 3)を目安にするとよい。仕掛けが馴染むと底波に合わせて勝手に仕掛けが流れてくれる。なおオモリからハリまでの距離は重いほど長くして食い込み抵抗を軽減し、軽ければ短くてよく目安として20cm程度でよいだろう。

 

keiryu-yamame-flolo (7)ガン玉はイトを傷めないゴム張りタイプがおすすめ

 

ハリ

●ハリ

 ハリは基本的にエサの大きさに合わせる。里川のヤマメには川虫がイチオシである。ピンチョロ、キンパク、ヒラタといったエサを付けやすいのは小バリで、ヤマメ専用の2~5号が好適だろう。また0.15号の水中イトにはハリが大きすぎるとバランスが悪くなる。ヤマメは思いのほか小さな川虫も常食していることを念頭にハリも選ぶとよいだろう。

keiryu-yamame-flolo (6)ハリはヤマメバリの2 ~5号を使うとよい。写真のがまかつ「ナノヤマメ」は細軸で川虫も弱りにくいうえ魚も吸い込みやすい

 

サオ

●サオ

 渓流のミャク釣りで使うのはノベザオである。スペックを見て注目すべきは適合ハリスおよび適合水中イトの表記だ。0.15号は渓流釣りで使用するイトの中でも細い。この細イトをいたわる柔軟性が必要で、たとえば「0.1~0.4号」という適合ハリスの表記であればサオが硬すぎずに細イトも使いやすいと判断できる。全長は里川の規模にもよるが前述のとおり6~7mがよく、汎用性の高さでは6.1mがおすすめである。

keiryu-yamame-flolo (12)

 

最終回は仕掛けの流し方について解説します!

渓流釣り/里川のヤマメ&アマゴをねらう「フロロ0.15号のミャク釣り仕掛け」その3

 

 

◆関連動画はコチラ

 

 

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