メインパターンはネコリグのサイトフィッシング バス釣りの専門誌バサーが、バス釣りのテクニックから道具、試合の最新情報、初心者のバス釣り入門までバスフィッシングのすべてを公開しています。
メインパターンはネコリグのサイトフィッシング
Basser編集部=写真と文
7月23日に開催された2019 THE WILD CARD七色ダム戦は三原直之選手が5尾5750gで優勝!バサーオールスタークラシック出場を決めました。2位は藤田京弥選手。5尾5305gとナイスウエイトでしたが一歩及ばず。
JB TOP50の年間暫定順位でワンツーにつけるふたりがそのまま並んだかたちとなりました。2日前のTOP50旧吉野川戦では藤田選手が優勝、三原選手が準優勝。
日本屈指のサイトフィッシャーマンである2人ですが、今後も長くライバル関係が続きそうです。
取材班は朝イチから競技エリアを車でまわっていましたが、一番よく見かけたのが三原選手でした。最初に下流域のクリークで目撃したとき三原選手が投げていたのはバラム。全長300mmのビッグベイトです。完全に勝ちに来ていることは明らかでした。
その後、9時すぎに西の川の最上流でふたたび遭遇。渓流と言っていい浅いスーパークリアウォーターで見つけたビッグバスを追っているときでした。三原選手はこの魚をロングワームのチョウチンでバイトに持ち込みますがすっぽ抜け……。58cmクラスだったそうです。その時点でライブウエルには400gのキーパー1尾。
プラでは5尾で8〜10kgの手ごたえを得ていた三原選手ですが、苦戦を強いられます。前日までローライト続きだったのが本番は晴天無風。一気にタフ化したことが予想されました。
その後三原選手は移動を繰り返しますが、釣れたのは「たまたまおっただけ」と言う1200g1尾。ルアーはエグダマ+風神スパイダートレーラー。ほかにも2kgを超える魚を捕捉しますが食わせることはできず、正午に「勝つための逃げ」と言って入ったのが西の川でした。
そこからは怒涛の展開。スキニーイール4in三原生ミミズカラーの0.5gネコリグをバンク近くに放置して見えバスに口を使わせるという、本人いわく「普通の七色の釣り」でバイトが続出。1300g2尾と800g、そして三原虫でも1kgをキャッチしトータルウエイトを5750gとしました。
バスの後ろにボートポジションをとり、バスの真横あたりにネコリグをキャスト。バスの死角にラインを通すことで簡単に口を使わせることができたといいます。「バスが90度ターンしたら食えるところで放置するのが理想でした」と三原選手。
三原選手の釣りのさらなる詳細や心情、全選手の釣りは後日サイトビーやBasserにてお伝えします。お楽しみに!
◆表彰式インタビュー
ウイニングパターンとオールスター本戦への意気込みを話してくれました
ウイニングタックル
◆ネコリグ用
ロッド:ロデオライドリバイバープロトタイプ
リール:ルビアス2506
ライン:エクスレッド3.5Lb
フック:フォグショットTC#6
ワーム:スキニーイール4in(三原生ミミズカラー)
◆スモラバ用
ロッド:テムジン・ブラッシュスティンガー
リール:セフィアCI4+ C3000S
ライン:シーバスPE2号
ルアー:エグダマ4.5g+風神スパイダートレーラー
■RESULT
優勝 三原 直之 5尾5750g
2位 藤田 京弥 5尾5304g
3位 佐々 一真 5尾4751g
4位 野村 俊介 5尾4208g
5位 千藤 卓 5尾3691g
6位 大西 信行 5尾3646g
7位 小林 明人 5尾3559g
8位 武田 栄喜 5尾2972g
9位 雪谷 晃太 3尾2736g
10位 加木屋 守 3尾2315g
11位 折金 一樹 3尾1915g
12位 山岡 計文 3尾1900g
13位 西島 高志 3尾1627g
14位 樫内 利政 3尾1405g
15位 近松 卓二 1尾1014g
16位 金森 隆志 2尾718g
17位 徳永 潔 0尾0g
17位 山本 康裕 0尾0g
◆2019 THE WILD CARDはこれだけでは終わりません。3日後の7月26日にEASTERN DIVISIONとして霞ヶ浦戦を開催いたします。こちらもBasser公式ツイッターならびにサイト・ビーにて速報いたしますのでぜひご注目ください。
表紙をクリックすると試し読みができます
今号の特集は「濁り」。バスの活性を著しく上げ、時に下げることもあるこの現象を掘り下げます。
過去に濁りに見舞われた取材でのケーススタディーに始まり、水温や流入量による濁りの立体的な捉え方、良い濁りと悪い濁りの違い、濁り始めから濁りが抜けるタイミングまでの釣りの切り替え方、ルアーローテーションの具体例、科学的見地から考える濁りへの対処など、注目トピックが満載です。
モデルとなるフィールドは八郎潟、桧原湖、霞ヶ浦、利根川、亀山湖、津久井湖、琵琶湖、七色貯水池、そしてアメリカなど多岐にわたります。
また、JBTOP50レポートでは最年長優勝記録を「59」に更新した沢村幸弘さんの強さの理由を詳報。試合後の追加取材では、フィジカルを維持するための日々のトレーニングや、メンタル強化に繋がるゴルフへの取り組み、ボートデバイス(魚探)の選定理由などを明かしてくれています。
2019/7/23