魚の血合骨、何で抜いていますか?毛抜きタイプに使い慣れていたところ、モノは試しにと使ってみたのが、一見プライヤーのようなミニ工具。これがなかなか、イイんです。「骨抜き達人Ⅲ」で貴重な釣果を余さず頂きます。
写真と文◎編集部
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新鮮な魚ほど骨抜きが難しい
釣った魚は新鮮で美味しい。だが、例えばアジを刺し身にしようという時、フレッシュな魚ほど身が締まっているため、血合い骨を抜くのに意外と苦労する。 結局、アジでも食べごろサイズのマダイやメジナでも、3枚に下ろしたあと、さらに背身と腹身を切り分け、血合い骨を周囲の身ごと包丁で切り落としてしまうことがよくある。魚が大きければそれでもよいのだが、貴重な一尾の場合は結構もったいなかったり、大きめの切り身が取れなくなったりするのが難点だ。
骨抜き達人Ⅲを使ってみた
そこで使ってみたのが「骨抜き達人Ⅲ」。試しに使ってみると、ツマミの先端が細長く屈曲して伸びており、指の腹で確認した、身の中に埋もれている小さな血合骨の端をしっかりつまみやすい。コツが分かって数本も抜くうちに、毛抜きタイプのように「ツルッ、カチン」と滑って失敗する……ということがほぼなくなり、ストレスフリーで血合骨を抜けるようになった。少々ゴツイと思った外見も、つまりグリップが大きく先端が小さい、小さな骨をしっかり力を掛けてつまんでいられるための構造なのだ。
そう。つまり釣った魚をきれいに美味しく食べられる。気になった方は、ぜひ試してみてほしい。
食べごろサイズのマダイで試す
