国内最大規模の釣りイベントとして知られる「フィッシングショー大阪」。今年も2月1日(土)と2月2日(日)の2日間、大阪南港のインテックス大阪を会場に、「フィッシングショーOSAKA2025」として開催された。HONDAブースなど釣りメーカー以外からもユニークな出展!
レポート◎編集部
国内最大規模の釣りのイベント
例年1月に横浜で開催される「釣りフェス」と並び、国内最大規模の釣りイベントとして知られる「フィッシングショー大阪」。今年も2月1日(土)と2月2日(日)の2日間、大阪南港のインテックス大阪を会場に、「フィッシングショーOSAKA2025」として開催された。出展者数は152にのぼり過去最多。期間中は寒波の影響により、西日本を中心に強く冷え込む天気となったが、展示が行われる各号館の前には、週末の両日とも早朝から多数の来場者が長蛇の列を作り、3日間(1/31の業者商談日を含む)の合計で4万2054人が会場に足を運んだ。
一般来場者向けの展示は2/1~2/2の2日間。「水辺で出会う夢・感動」をテーマに4つの開場(6号館A・Bゾーン、3号館、4号館)で展示が行われた
フィッシングショー大阪は今年で62回目の開催。近年の国内釣り関連イベントとしては最大の来場者数を誇る
釣り業界以外からの出展や地方創生ブースも人気
フィッシングショー大阪は大阪釣具協同組合が主催ということもあり、例年、お得に釣り具を購入できる即売会が大人気。そのほかにも、釣りメーカーのブースでは新製品の展示や人気アングラーのトークショーが実施されて、今シーズンのトレンドに直に触れようという熱心な釣りファンの人だかりができた。中学生以下&レディース体験マス釣り、こどもお祭り広場、マグロの解体ショーなどのイベントコーナーも、家族連れを含む多数の来場者で連日活気があった。また、展示ブースの中には、HONDAのように釣り業界以外からも広い小間を取った出展があり、こちらでは同社の船外機を搭載した26フィートのカスタム和船や同社が釣りファンのために展開しているウェブサイト「Honda釣り倶楽部」で制作した、オリジナルラッピング仕様の3分割組立て式FRP製ミニボート(2馬力ボート)に多くの人が集まっていた。こうしたブースの賑わいは、釣りが業界以外からも、引き続きアウトドアの主要なジャンルとして注目されていることを示している。
HONDAブースに展示されていたオリジナルラッピング仕様の3分割組立て式FRP製ミニボートと同社の2馬力船外機BF2(ラッピングを施したものは展示用の非売品)
隣にはBF115を搭載したカスタム和船も展示。こちらにも多数の来場者が訪れていた
2年目の設置となる「地方創生ブース」では、各地で開始される釣り大会や見学ツアーなどの情報を紹介
こうした傾向は、前年に引き続き設置された「地方創生ブース」が、釣りを地域振興に活用したり、これから活用して地方創生を行う予定のある多くの自治体の展示で、終日賑わっていたことからも改めてうかがえた。なお、来年は、2026年2月7日(土)・8日(日)に開催される。