2021年JB TOP50七色ダム戦が明日10月15日(金)に開幕します。これまでの3試合のウイナーを振り返ると、遠賀川戦(4/2-4)は武田栄喜選手、霞ヶ浦戦(7/2-4)は佐々一真選手、桧原湖戦(9/17-19)は藤田京弥選手が制しており、年間ポイントラインキングは藤田京弥選手が暫定1位。小森嗣彦選手と今江克隆選手が藤田選手を追う展開です。
前例のない秋の七色ダム戦! フィールドの状況は? 注目選手は?
Basser編集部=写真と文
2021年JB TOP50七色ダム戦が10月15日(金)に開幕します。コロナ禍の影響を受け日程変更などが相次いだ今シーズン、この七色ダム戦は実質4試合目。最終戦となる弥栄ダム戦は11月1日~3日(月~水)に控えています。
これまでの3試合のウイナーを振り返ると、遠賀川戦(4/2-4)は武田栄喜選手、霞ヶ浦戦(7/2-4)は佐々一真選手、桧原湖戦(9/17-19)は藤田京弥選手が制しており、年間ポイントラインキングは藤田京弥選手が暫定1位。小森嗣彦選手と今江克隆選手が藤田選手を追う展開です。
AOYレース暫定1位の藤田京弥選手
七色ダム戦は例年4月または7月開催が続いており、秋開催の今試合がどのような展開になるかはまったくもって未知数。そこで、同湖のレンタルボート店「Ts-ON」さんに 今の時期の状況を聞いてみました。
「Ts-ON」スタッフさんによると……
・10月は朝の冷え込みによるターンオーバーも起こるようになり、バスがいるところといないところがはっきりしてしまう難しい季節。
・釣れ方は日によってムラがある。シャローにいるバスもまだねらうことができる一方、5m前後のミドルレンジに落ちている魚も多い。
・例年この時期に実績のある釣り方としては、数をねらうのであればノーシンカー等ライトリグを極力動かさずじっくり誘う釣り。デカいのが出るのはテキサスなどで立ち木をねらう釣り。
・5本リミットなら1日3kg釣ってくればお立ち台をねらえるのではないか。50cmアップのキッカーが入ればいいが、ここ数週間は釣果が落ちており、2kgフィッシュはなかなか出ていない。難しい試合になるはず。
とのこと。
しかしそこは日本最高峰の手練れぞろいのJB TOP50。バスがどのポジションに動こうが、天候の変化で状況が急変しようが、誰かがアジャストして予想を超えるウエイトをたたき出してくるはず。
たとえばAOYレース暫定1位の藤田京弥選手。今シーズンの桧原湖戦の優勝でライブソナーを駆使したサイトに注目を集めていますが、目視のサイトでも間違いなく国内最強の一角。2018年の七色ダム戦を優勝していることからも明らかですが、バスがどのレンジにいても口を使わせてきます。
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AOYレース暫定2位と3位はベテランの小森嗣彦選手と今江克隆選手。コンディションが変わりやすい秋のバスにアジャストする経験値の豊富さでは若手選手を大きく引き離します。
小森嗣彦選手
今江克隆選手
経験値といえば七色ダムがホームレイクの山岡計文選手は今試合最も注目したい選手のひとり。前例のない秋開催の七色ダムを攻略するためにどんな引き出しを開いてくるのか。
山岡計文選手(2019年撮影)
残り2戦を残し、ますますJB TOP50から目が離せません。ライブソナーを駆使したテクニックをはじめ、選手たちが競技の中で培った技や知識のなかには、一般アングラーにもフィードバックされ得る部分が必ずあります。もちろん『Basser』でも詳細レポートを次号(2021年11月末発売号)でたっぷり掲載予定です。