ハタ（ロックフィッシュ）とは？

あなたにピッタリな釣りは「ハタ（ロックフィッシュ）」です

自分に合った魚に出会おう

案内人◎鳥越　義（とりごえ・ただす）

1982 年生まれ。神奈川県県出身・在住。上州屋アウトドアワールド厚木店に勤務しつつ、海でのルアーフィッシングを幅広く楽しむ

あなたにピッタリな海のルアー釣りは「ハタ（ロックフィッシュ）」です

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ハタ系は魚種によってその見た目が大きく異なるが、どれも精悍な顔つきで色柄も美しく、鳥越さんいわく「ＳＮＳで圧倒的にイイネの数が稼げる魚」。簡単に数が釣れるわけではないが、引き味も強く食べてもおいしい、極めて魅力度の高いターゲットだ。バイトを感じてからのフルフッキングは病みつきになること間違いなし。また、東北以北では同様のタックル、シチュエーションでアイナメやソイ類がねらえる。

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この釣りに必要な道具の選び方

ロッド

根のきついロックエリアでの釣りのため、基本はパワーのあるベイトロッド。遠くのブレイクを釣ることもあるのである程度のレングスはほしいが、パワー系ロッド（太い）をあまり長くしてしまうと空気抵抗や重さが増えて逆に振り抜けなくなるので、7ft 半くらいがおすすめ。

リール

風の強い日でもバックラッシュが起きにくいダイワのSV ブレーキ搭載機がいいだろう。フッキング時に素早くラインのたるみを巻き取れるエクストラハイギアを推奨。ルアー回収のスピードが上がるので手返しも向上する。

ライン

フロロの通しもアリだが、飛距離を考慮するとPEが間違いない。ここに挙げた他魚種よりはやや太めの1.5号に、根ズレ対策としてこれまた太めの25Lbフロロリーダーを合わせる。高さのある根にPE（根ズレに弱い）が触れないよう、リーダーは長めに３mほどとる。

シンカー

14～28ｇのシンカーを用いた遊動式のフリーリグが万能。ボトムはもちろん、フォール時にシンカーとワームが離れる（シンカーよりもワームが遅れてゆっくりとフォールする）ため、浮いた魚にもアピールできる。「テキダン」はアイが樹脂製のガイドパーツになっているためラインが傷みにくい。

フック

根掛かりを避けるためオフセットフックの使用が前提。なかでも縦アイのフックはフックポイントが上を向きやすく、フッキング性能が高い。伸びのないPEラインにヘビーパワーのロッドで合わせるため、太軸で強靭なフックを選びたい。

ルアー

ボトム、フォール、スイミングとなんでもこなせるグラブ系が万能。魚種にもよるが、ハタ系のロックフィッシュはボトムを釣るのが基本。底から探って反応がなければ中層でスイミングさせてみよう。メインターゲットがオオモンハタのような遊泳力の強い魚種なら最初からスイミングで攻めるのも◎

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※このページは『つり人2022年1月号』を再編集したものです。

『つり人2023年1月号』

【特集】オカッパリで成功する！海ルアーの動かし方。今月号は海のオカッパリか楽しめるルアー釣り特集！アジングのジグ単、メバル＆カサゴの小型ミノー、シーバスのビッグベイト、タチウオ＆ワラサのメタルジグなど幅広いターゲットをねらうルアーの動かし方を一挙紹介！第2特集はこの冬行きたいワカサギのリゾートプラン！旅をしたくなる湖の魅力をまとめました。

『ザ・ヒストリー・オブ・ルアーフィッシング～ルアー＆リール進化の軌跡』

国内外で広く親しまれている疑似餌釣り＝ルアーフィッシング。その起源や発展の歴史を、リールとルアーの登場・進化の過程に軸足を置きながら当時の文献・雑誌記事を掘り起こし解説を試みた本邦初の書。新しいスタイルのリールは、登場する度にルアーの小型化・軽量化を可能にし、ルアーフィッシングの発展に大きく貢献してきた。英国で古くから発達した片軸受けリールは20世紀に入ると米国式の両軸受けリールに駆逐される運命をたどるが、第二次世界大戦後は逆に英国発祥のスピニングリールが米国へ輸入され未曾有の大流行を巻き起こしていく…。また一方、新勢力の台頭が旧勢力から反発を買うのは世の習いで、中世より西洋釣魚界に君臨するライフィッシング愛好家は、自分たちの聖域に土足で踏み込む兄弟を軽蔑し、公然と敵視した。歴代の釣り人たちが遺したそれぞれの主張を織り交ぜながら、英国・米国のリール史と時代を彩ったルアー、それらに熱中し時には翻弄されていく当時の釣り人模様までを、著者が時の彼方から召喚し、鮮やかに浮かび上がらせる。『ザ・ヒストリー・オブ・バンブーフライロッド』『ザ・ヒストリー・オブ・トラウトフライズ』に続く待望の三部作、全ルアー・フライアングラー必読の書。