フェイスブック内にある『ハゼ釣り情報局』というグループをご存じだろうか。数ある釣りに関するグループの中でもとりわけ地味な魚の釣りが専門ながら会員数が急速に伸びている。その理由を、サイトを立ち上げた田辺和宏さんに語っていただいた。
シーバスフィッシングにおける永遠の課題、それは「バラシ」。ヒット後の激しいエラ洗いで、あと一歩のところで魚を逃した悔しい経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。そんな宿命とも言える課題に終止符を打つべく、“オヌマン”の愛称で知られる小沼正弥氏が監修した一本のシーバスロッドが、エバーグリーンから登場します。その名は「アバンギャルド ZAGS-96L+R ファイナルウィップ96」。
しなやかさと高感度を両立した革新的なブランクスに、3gの軽量リグから30gの重量級ルアーまでを一本で扱いきる汎用性を秘めた、注目の最新モデルです。
文◎編集部
写真提供◎EVERGREEN
バラシ激減&汎用性が特徴のシーバスロッド「アバンギャルド ZAGS-96L+R ファイナルウィップ96」
2025年9月、エバーグリーンから、小沼正弥氏が監修したシーバスロッド「アバンギャルド ZAGS-96L+R ファイナルウィップ96」が登場します。
このロッドは、アングラーの長年の悩みである「バラシ」を大幅に軽減することを目的に開発されました。さらに、対応ルアーウェイトは3g〜30gと驚くほど幅広く、港湾部の軽量ジグヘッドリグから、河川の重量級バイブレーションまで快適に扱える、バーサタイル(万能)性能も特徴です。
まさにこの一本で、あらゆるシーバスゲームを楽しみ尽くすことができるでしょう。
なぜバレない?シーバス特有の動きをいなす「追従性」
このロッドの最大の特徴は、魚を掛けた後に発揮される、しなやかな追従性です。
シーバスがヒット直後に見せる、水面で頭を激しく振る「エラ洗い」。この時、ラインテンションが一瞬緩むことでフックが外れやすくなるのが、バラシの主な原因です。しかし「ファイナルウィップ96」は、この動きに対してスムーズに曲がり込み、常にラインの張りを維持。竿が魚の動きにどこまでもついていくことで、フックアウトを劇的に減少させます。
また、シーバスの口の構造上、硬い上顎以外は非常に柔らかい膜状の部分にフッキングすることも少なくありません。強引なファイトは、この弱い部分が切れる「口切れ」やフックが伸びる原因となります。このロッドの「しなり」は、魚の引きの衝撃を吸収するクッションの役割を果たし、フックや魚の口への負担を最小限に抑え、キャッチ率を大幅に向上させます。
しなやかさと高感度を両立させたブランクス
ブランクスのメイン素材には、東レの高強度・高弾性で知られるカーボン「トレカ®T1100G」を採用しています。これを極めて細身に巻き上げる独自の設計により、シャープな張りとしなやかさという、相反する要素を一本の竿に共存。
水中の地形変化やルアーの微細な動き、そしてシーバスのショートバイトまでも明確に手元に伝える高感度を実現しつつ、魚を掛けた後は、スムーズに曲がり込み、魚の動きに追従します。このアクションが、身切れやフックの伸びを激減させ、「バラシ撲滅」というコンセプトを現実のものにしています。
港湾から河川まで一本でこなすバーサタイル性能
このロッドが活躍する場面は、特定のシチュエーションに限りません。対応ルアーウェイトは3g〜30gと非常に幅広く、港湾部で多用される3gのジグヘッドリグから、河川や干潟で活躍する25gクラスの鉄板バイブレーションまで、これ一本で快適に扱うことができます。
特に注目すべきは、そのしなやかなブランクスが可能にする、軽量ルアーの遠投性能です。これまでのタックルでは飛距離を出しにくかった5g〜15gクラスのルアーの飛距離を大きく向上。これにより、今まで誰も届かなかった「竿抜けポイント」を直撃し、プレッシャーの低いシーバスを攻略することが可能になります。
話題の新作「アバンギャルド ZAGS-96L+R ファイナルウィップ96」は、近日発売予定とのこと。シーバスアングラーはぜひチェックしてみて下さい。
詳細スペック
全長:2.89m(9.6ft)
継数:2
パワー:ライトプラス
ルアー範囲:3~30g
ライン範囲:PE0.5~1.5号
価格:88,000円(税別)